菊田純子の“ナチュリッチ” 香りのリラックスタイム
(2008.07.01)クレオパトラは、バラの香水風呂に入った後、体中に香油をふりかけていた、と聞いたことがあります。
以前、老舗フレグランスブランドの社長にお会いしたことがありました。彼はフランス人で、「この香水はお母さんとの思い出、この香水は学生時代の頃…など、香水とともに懐かしい思い出がある。いい香りには感動を呼ぶ物語がある」とおっしゃっていました。素敵だなと思ったのを覚えています。 ところが欧米人に比べて、日本人は香りを楽しむことに慣れていない気がします。「ヨーロッパ各国も、アメリカも、インドも、韓国も、訪れるとその国独特の香りがするけれど、日本は無臭だ」と外国人の方に聞いたことがありますが、そのせいでしょうか? 日本人はやたらと「無臭」にこだわっている気が。たばこのニオイを消す、汗のニオイを消す、靴のニオイを消す…やたら消臭剤の生産量は世界一なのでは!? 私も、「無臭」好きですよ。消臭スプレーの「リセッシュ」愛用しています。 けれども、リラックスタイムには香りを活用しています。1日の終わりにいい香りを楽しむと贅沢な気持ちになって、疲れが吹き飛ぶんですもの。 アロマキャンドル、お香、ルームフレグランス、バスオイル……、香りの質にはこだわっています。人工的な香りじゃ癒されませんからねっ。なるべくナチュラルで空気に無理無く馴染む香りのブランドを選びます。 私のお気に入りはこれら。試してみてください♥ ■「マティアス」のキャンドル ■「ドットール ヴラニエス」のルームフレグランス ■「lisn」のお香 余談ですが、日本にだって室町時代の東山文化の頃から「香道」という香りの芸術文化があります。銀座にある「香十」では、「香道」の教室が開催されているそう。興味のある方はぜひ。 |
「マティアス」のアロマキャンドル。照明を落して、キャンドルに灯を灯し、音楽を聴くと最高〜 「ドットール ヴラニエス」のルームフレグランス。バーニーズニューヨークで購入できます。 部屋に置いておくといつでもいい気分♪ お香は冬よりも夏が合うと思います。煙たい香りも、風情です。 「lisn」のお香。好きな香りはNo. 021。 |