加納忠幸のワイン飲もうよ スクリューキャップはどう開ける?

(2010.01.25)

ここのところ、スクリューキャップのワインを
多く見かけるようになりましたが、
皆さんは開ける時どうしていますか。

コルクスクリューを使うよりも簡単に開けられると思っていたのですが、
かえってコルクより開けにくくて困っているお客様がいらっしゃり、びっくり。

あるワインがコルクからスクリューキャップに変わったとき、
そのワインを毎回ご注文くださっていたお客様から
手で開ける時に握力がないので、開けにくくて困っているとのお話が。

スクリューキャップは上の写真のように、
キャップの部分と瓶に残る「はかま」の部分に分かれており、
その間をつなぐ金属が切れてボトルが開くようになっているのは
ご存知の通り。

ところが、キャップの部分は小さいので力が入りにくいのは確かで、
握力が弱い方が開けにくいとおっしゃるのもわかります。

そこでお勧めが、

写真のように片手でボトルの底、
もう1方の手でキャップの「はかま」の部分を持ち、
矢印のように時計と反対方向に回せば、
「カチ」っと音がして「はかま」とキャップのつなぎ目が切れ、
キャップを開けることができるのです。

握力が弱い方はもちろん、
スクリューキャップを人前でちょっとかっこ良く開けてみたい方、
ちょっと試してみてはいかが?

ところで、先日この方法でワインを開けたとき、
ワインの製造工程でスクリューキャップをかぶせるときに
ちょっと締める力が弱かったのか、

このように「はかま」ごと外れてしまうワインもあり、
ワインが酸化しているかと思って飲んでみたら、
ワインには異常がありませんでした。
こんなワインがあったらちょっと注意してください。