山本貴代の“女の欲望グツグツ” 小淵沢の絵本村。幸せな空気の森の中から。

(2009.09.14)

今、これを小淵沢の絵本村のベランダで書いています。今日はいい天気。さやさやと、緑が風になびき、なんという優雅な時間でしょう。

夫の実家が、小淵沢の森の入り口にあり、車でそこから五分の場所に、この絵本村があります。日本だけではなく、世界の絵本がおいてあり、入館料500円で出たり入ったりずっといられます。

森林浴をしながら、喧騒から逃れ執筆。ひとり静かな時が流れていきます。まさにここは、天国かもしれない。

森の中を犬と散歩、きもちいーい。

東京はムシムシしていて何も考えられないけれど、ここだと頭もスッキリ。気候はカラッとしていて、冬は長く厳しいけれど、春夏秋は最高の場所だそう。ずっとここにいたい、という気持にさせる土地です。

実家のベランダからは、アルプスの山々が見え、そこで飲むコーヒーも格別。犬の散歩は、すぐ裏の森の中。散歩も進みます。夜は静まり返り、満点の星が迎えてくれます。時々、鹿とも出会います。馬は、牧場にたくさんいます。

森の中に、小さな小屋でも建てて、そこを仕事部屋にしたら最高だろうなあ。
妄想も進みます。ターシャ・テューダーのような庭とまではいかなくとも、小さな庭と、小屋の裏には、自分たちが食べるほどの野菜が実る畑を作って。花の世話と野菜の世話をしていたら、いつ仕事をするんだ? 
あまり妄想しすぎると、現実から遠ざかっていくのでこのあたりでやめておきましょう。

今の時刻は10:45分。11時から今日は、人形劇が始まるみたい。森の駐車場には、車がどんどんやってきます。にぎやかになってきました。ちょっと、人形劇でも見てから、またここにもどるとしましょうか。もどらなかったら、気が散って、童話を読みにいってしまったと思ってください。それでは、また後ほど。

もどってきました。出入り自由なので、お昼に一度家に帰って、義母の作ってくれたカレーをいただき、コーヒーを飲んでまたもどってきました。今度はクッションを抱えて。自分の定位置を決めました。

今日2回目の操り人形が始まりました。中をのぞくと満席です。骸骨のダンスと、3匹の子豚。目の前には、モンシロチョウが飛んでいます。あとすこしここで幸せな空気を吸っていましょう。