「ミュズレ」と聞いて、これが何かをご存知の方は、
かなりワイン好きの方だと思います。

フランス語で「muselet」と書くのですが、辞書を引くと、
「（シャンパンの壜の口にかける）針金製の栓おさえ、コルクワイヤー」とあります。

おそらく他の国の言葉に、
このmuseletに相当する言葉はないのではないかと思いますが、
そのものを指す言葉があるところに、
フランスの文化の豊かさを感じてしまいます。

さてそのミュズレのうち、コルクをおさえる金属の部分ですが、
よく見てみると、結構面白いことに気がつきます。

それぞれのメーカーが直径約3cmの中に
工夫を凝らしたデザインが行われています。
色別に見てみると、

黄色、青、白、金色など、大変カラフル。

一つひとつ見ていくと、

紋章、肖像、ロゴ、イラストなど、
それぞれの生産者のワインに込める気持ちが伝わってくるようです。

また、サイズで見てみると、

右は普通の750ml、左は6000mlのもの。
直径は左3cm、右4cmとふたまわりほど大きくなっています。
さて、そのコルクの大きさを比べてみると

左右逆になってしまっていますが、
こんなにも大きさが違います。

今、パーティー真っ盛りだと思いますが、
ちょっとミュズレを集めてみるのも楽しそうだと思いませんか。

なお、コレクターのためには

このような、「ミュズレ・ボード」という商品もありますが、
興味ある方は、ちょっと探してみてはいかが。