仲原かおるのスローキャリアのすすめ 幸せな家庭料理研究のため、沖縄の「グリーンキャビア」のメニューを『レストラン タテル ヨシノ』で。

(2009.04.22)

どの仕事も同じだと思うがインプットなくしてアウトプットなし! どれだけいいものを見ているか知っているかによって自分がどれだけいいものを提供できるかがある程度決まってくると思う。家庭料理は毎日の事だから、ついついマンネリ化しがち。テーブル・セッティングや食材や盛り付け、味付け……幸せな家庭料理の為に勉強すべき事は沢山ある。だから妻たるもの最低でも月に数回は素敵なレストランで外食勉強会をすべきだと思います。(あくまで、家族に家庭料理を提供する為のお勉強に行ってるのですよ☆)

女性のスローキャリアに大切なのは仕事と家庭のバランスだから、お家の事を楽しむ為にも外からの刺激を家事に取り入れたいですね。

今月の外食勉強会にはゲストをお招きしました。沖縄の「グリーンキャビア」を世界に広めたい! という山城さんご夫婦。『海ん道(うみんち)』という会社を経営なさっています。

高級店に「グリーンキャビア」を提供しているという事で、その中の一つ、日本人シェフとしてフランスで一つ星を獲得した吉野さんが日本で展開している『レストラン タテル ヨシノ』の芝店舗にお邪魔しました。

やはり一流店のシェフたちは日々珍しい食材を探しているのですね。「グリーンキャビア」を使ったお料理を頂けるというのでお邪魔しました。

グリーンキャビアって何? と思った方も多いと思いますが、

海ブドウともよばれ沖縄では古くから食されている海藻の一種です。もともとは宮古島に自生していたのですが、その食感のユニークさ、おいしさが話題になって十数年前から沖縄本島でも養殖されるようになりました。

緑色で見た目は超小粒のブドウのよう。キャビアのようなプチプチの食感がたまりません。海藻なので100グラム4キロカロリーと超ヘルシー。ミネラルも豊富だそうです。私は三杯酢やお醤油などにつける食べ方しか知らないのですが、今回はフランス料理という事で、どう料理されているのか? とっても楽しみでした。

そして運ばれてきたグリーンキャビアを使った前菜……。

ショットで飲むトマトベースのスープの隣でスプーンの上に盛り付けられたお野菜とお魚。お魚は鯵、野菜はトマトのピューレ、きゅうり、セロリ、バジルが。

その上に水引のようにクルン! っと巻かれてキラキラ輝やいているグリーンキャビア!

すてきー☆さすがフレンチの高級店は違うー。
海ブドウを巻くなんて考えた事もなかったよ。

三杯酢にちょっとつけてなんて料理は居酒屋に任せよう! これからは水引風グリーンキャビアですよ!

スプーンを口に運んで隣のスープで流し込むとグルメ評論家になった気分!
美味しいわあー。口の中で弾けるわあー。

「グリーンキャビアは生もので人の口に入るまで光合成を繰り返しているんです。だから粒に張りがあるんです。まったく光の当たらない場所に置くと色素が白く変色してしまうし、寒さが苦手なので冷蔵庫に入れると萎んでしまいますから常温保存なんですよ」

と説明する山城さん。

「生ものは冷蔵庫へ!」という常識を覆す話に、びっくりでした。

三杯酢の海ブドウしか知らなかった私の既成概念を大きく変えてくれたレストラン経験で、高級食材としてのグリーンキャビアの将来に期待してしまいます。ゴーヤーが日本各地のスーパーで夏の風物野菜となったようにグリーンキャビアもこれから世界中の高級レストランで色んな変身を遂げて欲しい。そしてそれを食べ歩きたい!

そっくり同じとまでは行かなくても、近いうちにお家ごはんでも、海ブドウを水引風に巻いて刺身の上に乗っけて夕食の一品に出してみたいと思います。勉強の成果は発揮しないとね☆

メインのお魚料理も、他の前菜も、とても美味しかったああ!!

近所のスーパーでグリーンキャビア売ってないよ! という方はネット購入も出来ます。50gパック×4つで1,680円です。

そして 『海ん道』さんの御好意でグリーンキャビア(50gパック×4つで1,680円相当)を読者3名様にプレゼント致します。おいしくて珍しいグリーンキャビアをご家庭でも是非お試し下さい!

詳細はプレゼントページ「プチプチした食感が楽しい沖縄名産「グリーンキャビア」を3名様にプレゼント!」をご覧下さい。

 

皆さんお薦めの外食勉強会レストラン情報もお待ちしておりまーす!

 

レストラン タテル ヨシノ 芝

Tel.03-5405-7800
東京都港区芝公園1-5-10 芝パークホテル 別館1F 11:30〜14:00、18:00〜21:00
日夜休

前菜にサーブされた「鯵のマリネと海ぶどう」。
メインのお魚料理。
こちらはデセール「クイニーアマン タタンにした林檎のソルベ」。
海ぶどうを伝導する『海ん道(うみんち)』ご夫婦。