根本貴弘のどうニモ靴好きなもので 水辺のキャンプにお勧めの面白シューズを発見しました。

(2008.08.19)
キャンプは年に1回行くか行かないか程度の私。
私の場合キャンプといえば水辺なのですが、そもそもキャンプに行かないのでそれ用の靴をもっておらずいつも何を履いていいのやら悩みます。とりあえず濡れても遊べるように、havaianasのサンダルを履いて出かけるのですが悲しいかな毎回川に流されます。
そこで今回は夏のキャンプに備え水辺で使えるアウトドア用シューズを探すことにしました。

<今回の靴探しのポイント>
水辺で諸々のトラブルを気にせず使える。
速乾性に優れている。
街履きとしても使える。
素足で履ける
履き心地がよい。

ということで、やはりキャンプといえばアウトドアブランドのKEENやTEVA、MERRELLなどを中心に探していたのですが、それぞれにビブラム®ソールやゴアテックス、独自のホールドシステムなどと特徴があったのですがなかなか決められず息抜きに別の店舗へ。

そうしたら、たまたま入ったABC MARTでNew Balanceからパッと目を引くナイスなスニーカーを発見。ミッドソールにカッコいい穴があいているのです。
その名もSM920J!
手に取ってみると、アッパーには速乾性のよいメッシュ生地が使われ、ソールには防滑性に優れたビブラム®ソールが使われている。確かに水辺で活躍しそうだ。しかも履き心地がすこぶる良い!靴の中で足が滑らない! これまでNew Balanceの靴はM2001やM1400を履いていたのですがこのホールド感はそれ以上かもしれません。(まぁ単に私の足のワイズがEEなのでEのM2001やM1400よりEEのSM920Jのほうが足にあっていただけかもしれませんが。)
しかし、この靴の面白いところはミッドソールの穴! H2Flowと呼ばれる排水システムで、シューズ内に溜まった水がミッドソールについている排水穴から排水されるそうです。

「この排水性がどれほどのものなんだ!!?」

もうこの疑問に立ち向かうべく即購入を決めました!

そしてさっそくこのSM920Jの使い勝手を検証すべく週末奥多摩にキャンプに出かけました。
確かにサンダルに比べ安心感は違います。川に流される心配は当然なく、尖った石の上を歩くのも全然問題ありません。
オリジナルデザインのビブラム®ソールはもちろんコケの上では滑るのですが、予想以上に濡れた石の上でも滑りません。快適です。

そして、しばらく川の中での遊んだところでそろそろ肝心の排水性の検証。
確かに穴から水が出ています。チョロチョロと。。むしろ、メッシュ部分から大量に水が流れ出ています。
よくマンガでロボットが蒸気をプシューって吐くあれのごとく水が飛び出て友達に自慢してやろうと思ったのですがそんな期待は見事に打ち砕かれました。
排水穴がカッコよ過ぎて、どうやら私、妄想が加速していたようです。

いやはや排水の仕方に気が行き過ぎていていましたが我に返れば、水はけと履き心地、通気性がすこぶる良い靴ですので今後も水辺に出かけるときには欠かせない一足になりそうです。

column_080819_ph1

SM920J。ワイズEE。

H2Flow。こんなところにあって屈曲性を妨げないのが不思議です。

防滑性に優れたオリジナルデザインのビブラム®ソール。

水の中も平気で進んでゆけます。夏の日差しの下でも靴の中まではすぐに乾かないので予備の靴はお忘れなく。

あまりの安心感に川の中で写真を取る私。もちろんコケと川の流れに足を取られ冷や汗をかくシーンもありました。

途中で気がついたのですがこの靴シームレス構造だったのですね! 普通靴を素足で履くと縫い目から痛くなったり、縫い目のあとが足に残るのですがそれもなく快適に過ごせる細かい気配りがうれしいです。

素足で履くので消臭剤も靴と併せて購入。