栗林知代のアイ・アム・ママ! 家庭にあるもので工夫する
風邪&インフルエンザ対策。

(2012.02.16)

みなさまお久しぶりです。前回から随分と空いてしまいました。実は、その間に何回かこの「WEB ダカーポ」の担当編集者さんに原稿を送ったのですが、どれも「ボツ」をくらいまして(笑)。自分の書きたいことが書きたい。でも、それがうまく伝わらないのであれば、少し間をあけて自分のなかで整理してから発表しよう、とクールダウンの期間をいただきました。ボツをくらった原稿と内容は違いますが、そのなかに、同じ意味のメッセージを入れられたらと思っております。さて、この原稿は、無事アップされるでしょうか!?

新年を迎えてから1ヶ月が経とうとしていますが2011年は、世界的にみても激動の1年でした。日本にとっても大変な1年でありました。東日本大震災が起きて、考えさせられ、時には選択を余技なくされることもありました。その上で、少し大げさですが、自分がどう生きていくかはっきり決められたような気がします。

結局、震災前と、震災後とそんなに自分の考えであり価値観は変わりません。「ていねいに生活する」、「おだやかに過ごす」の積み重ねかな?と思っています。そして「健康に気をつける」。これは基本ですよね。家族が健康でいること。私達家族の個人的な出来事としても「健康第一」は、とても大切なことだと実感しました。


以前にも紹介した自然療法の本と、ツボ押しの本。体調を崩した時はもちろん、普段からお世話になっている2冊です。

息子用の布製「マスク」。使い捨てがもったいないな、と思い布製へ。せっかくなのでアップリケを付けて(私が)楽しんでいます。

 

ベビーからキッズへ。
初めての集団生活は、風邪のもらいあいっこ?!

さて、寒さも厳しく乾燥しているこの時期、体調を崩すことが多いと思います。特に子どもは風邪をひきやすくありませんか? 年末に4歳になった息子の場合、夏場はまったくと言っていいほど風邪をひきませんが、秋から春までは風邪のオンパレードと言っていいほど風邪をひきます。
    
去年は、1週間あけずに風邪をひいていました。しかも夫が気管支炎にかかり、それをもらってしまうわ、インフルエンザはAもBもかかるわで散々。今年は今のところここまでではありませんが、やっぱり風邪をひいています。

年末からずーっと咳をしています。ひどい時は夜中に起きてしまうほどでしたが、今は落ち着いて、朝と寝入りばなに咳き込むくらい。咳込みは激しい時は、「期間としても長いし大丈夫かなー」と不安になりましたし、小児科も受診しました。先生が「ただの風邪」と診察した通り、咳はあっても熱は出さないので「去年から比べたら体力がついたなぁ」と子どもの1年に感心します。

ただ、やっぱり完全に治る気配がない息子の風邪。そんなことをママ友にぼやくと、みんな症状は違っても「うちも治ったと思ったらまた新しい風邪ひいてるよ~」といい、先輩ママに至っては「幼稚園の年少の頃はしょうがないよね~」と諦めとも言える励まし(?)をもらっています。

事前に調べておくと安心。
風邪予防と、ひいてしまった時の対処。

みんなそうだと思いますが、できたら風邪なんてひきたくない。それにはまず予防ですよね。息子は最近やっと「ガラガラうがい」ができるようになりました。なので外出から帰ってきた後や、出先で食事をする前は必ずさせています。いつも出かける時は、お水をストロー付き水筒に入れて持って行っています。飲むためですが、出先のうがいにも役立ちます。お手洗いに水筒を持っていき、うがいをさせるだけなので簡単です。「うがい」ができなかった頃は、保健師さんのおすすめで、よく水を飲ませていました。のどについた雑菌をお腹にですが、洗い流すだけでも違うようです。

予防をしていてもひいてしまった今回の咳風邪。私は「自然療法」の本に習って「れんこん」を息子に意識して食べさせました。「れんこん」は鼻や喉の風邪症状に効くそうです。食べ物と効く症状って似ていて、「れんこん」も穴がいっぱい空いていて、そのように「風通しがよくなる」っていうのをどこかで聞いたことがあります。「れんこん」は息子の好物なので喜んで食べています。

また、咳き込みがいちばん激しかった時には、これまたうちにあった「ツボ押し」の本に習って気管支に効果があるツボを押してあげました。

最後はママの力!?
子どもが体調を崩した時こそ発揮するママの底力。
「風邪」をひいた時、病院に行く場合と、行かないで様子を見る場合とどちらもあると思います。どちらにせよ「体調不良」を治すのは本人の回復力なので「自然療法」はそれを助けてあげる手当てだと私は思っています。

何より、ママである自分が一番助かっているかもしれません。苦しそうにしている子どもを前にあたふたしているだけより、何かしてあげていたほうが、こころが落ち着きます。

そう、ママの落ち着きっていちばん効き目のある薬かもしれません。ママが自分を不安そうに見ていれば子どもも不安になるし、ママが「大丈夫!」と笑顔でいれば、子どもも安心します。

私は、その辺がまだまだで、つい子どもに心配な顔を見せてしまう未熟者です。しかも、夜中の咳き込みが激しい時なんかは、こっちが眠れない! 当の本人である息子は熱もないので咳き込みながらも寝ているのですが、隣の私は起きてしまうし、咳き込みが治まっても目がさえてしまって寝不足の日々が続きました。

これも、ママ友にぼやくと「うちもそうだよ~」という答えが返ってきて、「人の親になるってこういうこと。自分本意で動くことってできないんだなぁ」と改めて思ったりします。そして「無償の愛」という言葉が頭に浮かんだりします(笑)。

大流行のインフルエンザ対策に
日本の「葱」。

ついにインフルエンザが大流行。私の住んでいるエリアでも小学校や幼稚園が休校しています。

先日読んだ文藝春秋に辰巳芳子さんの特集があり、そこで日本葱がインフルエンザ予防に効果があるといった内容がありました。そこでうちでは、年末くらいから葱の出番が多くなっています。大人は、麺類や納豆など葱をかけるものにはどっさりかけていただきます。葱嫌いの息子には、色んな料理に混ぜ込ませて食べさせています。葱は炒めると甘くなるので気づかず喜んで食べています(笑)。最近では、ゴマ油で葱としらすをカラカラになるまで炒めたふりかけが常備食です。

ママだってやっぱり体調が良くないと、良いコンディションで子どもに接することができません。楽しみながら予防をし、風邪に負けないでこの冬を乗り切りましょう!!


鼻や喉の風邪に効果があるという「れんこん」をチップスに。油の摂りすぎを避けるため、揚げずにフライパンで焼いています。

息子の好物「じゃことピーマンのゴマ油炒め」に長葱を加えて。葱は炒めると甘くなるので葱嫌いの子もきっと食べるかも。