ジェニファーの こんにちは vs Bonjour ブルゴーニュの感動的な旅

(2009.05.26)

皆様、ボンジュール♪
Ça va ? (お元気ですか)
ブルゴーニュの旅の報告が遅くなってごめんなさい!

今回は初めてのブルゴーニュだったので、なんでも発見になったけど、私にとって有名なところもあまり知られていないところも感動的でした。

一番印象的だったのは、ブルゴーニュの葡萄畑がボルドーの葡萄畑と比べたら「プチ」なことです。私はボルドー生まれで子供の頃から見ている葡萄の樹が大きくて、ブルゴーニュの葡萄畑を見たとたんに「可愛い!」という印象でした。



こちらは例の「ラ・ロマネ」の葡萄畑。若い葡萄が植わっているわけではなく、ピノ・ノワールの葡萄の樹そのものが小さいのです。

ボルドーのようにブルゴーニュの葡萄畑があちこち広がってはいるのですが、ボルドーと違ってそれぞれの生産者の畑の面積が小さいです。ボルドーの方は数10ヘクタールをするドメーヌもあるのですが、ブルゴーニュではむしろ数ヘクタール……、1ヘクタールもないところがいっぱいあります!
ブルゴーニュのドメーヌが親から子に相続される度に、子供たちには平等に分けられるので、結果としてどんどん小さくなったと言われています。



ど~んと広がっているブルゴーニュの葡萄畑。

それからもちろんブルゴーニュの美食も楽しみました。三ツ星も普通のレストランもすごく美味しかったです。

例のベルナール・ロワゾーの三ツ星『コート・ドール』に行ったのですが、まだあまり知られていないボーヌにあるロワゾー経営の新しいレストラン『ロワゾー・デ・ヴィーニュ』にも行きました。最高に美味しかったです。やっぱりさすが三ツ星ですね。レベルが違いすぎ!

コート・ドールのお料理は、クラシックでありながら現代的な要素も取り入れることを忘れていません。



久しぶりにCuisses de Grenouille(蛙の脚)を頂きました。とても美味しかったです。写真を見たらガーリックのソースがモダーン風に盛り付けられているけど、実はとても伝統的な味をしているソースでした。クラシックな味わいはモダーンに盛り付けているわけですね。

『ロワゾー・デ・ヴィーニュ』はもうちょっとモダーンな料理で予算的にとてもリーゾナブルでした。ランチのコースはなんと23ユーロ(前菜+メインもしくはメイン+デザート)~ありました。28ユーロで前菜+メイン+デザートのコースも安いですね!

ボーヌ市の伝統的なホテル『ル・セップ』の中にあります。



前菜にグラスでめったに頂けないコント・ラフォンのクロ・ド・ラ・バールを頂きました。

ブルゴーニュのレストラン(特に高級なレストラン)では、グラスでいいブルゴーニュワインを頂けるので、楽しいですよ~。ボトルで注文しなくてもお陰でいろいろなワインを楽しめるからね。

 



ブルゴーニュのレストランではグラスで飲めるワインが多いので、こういうワインディスペンサーが流行っています。いろいろなレストランで見かけました。この数年東京のワインバーでも流行るようになりましたね。

機会があれば、是非ブルゴーニュを訪ねてみてくださいね。
パリからディジョンまでTGVで1時間40分ぐらいしかかからないし、道が分かりやすいのでレンタカーであちこちのブルゴーニュのワインの村を回るのは楽しい旅になると思います。ディジョンでついでにマスタードを買ってくださいね!

ではでは、à bientôt ! (またね~)

ジェニファー

PS
NHK『テレビでフランス語』でジェニファーの料理コーナーがあるので、
時間があれば、見てください↓

http://32591753.at.webry.info/200905/article_12.html

放送時間は2009年5月28日0:00~0:25(水曜深夜)
再放送は2009年5月30日6:00~6:25