Chin-Kanaは医学とモデルの二刀流 I love 読書!

(2011.01.22)

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
2011年のコラムは私の大好きな読書の話からスタートです。

読書が好きになったきっかけはたぶん小学校で女子校に入学したこと。幼稚園のときは男の子と外で遊んでばかりいたので、急に女子校に入って女の子とどうやって遊べばいいかわからず、休み時間になると教室にあった本を片っ端から読んでいたのんです。それがきっかけで読書する習慣がついたのだと思います。

まずは幼稚園時代のお気に入りを紹介。

Chin Kanaのブックセレクション~小学生時代編~

小学生の時は毎日のように図書室に通い、学校からの帰り道歩きながら読んだりもしていました。今考えると危ないですけど。時々『頭が痛い』と言って学校をズル休みして、ベッドに寝転がりながら日本昔話をぜ〜んぶ読破するのも楽しみだったなぁ。

小学校高学年で好きだったのはシャーロックホームズシリーズやナルニア国物語シリーズ、指輪物語シリーズなど。ファンタジーが好きで、小4の時は『読書創作部』というクラブに所属して自分でも物語を書いていました。放課後に図書室に集まって各々好きな物語を書く、という結構マニアックなクラブでしたね。推理小説は今でも好きで主に松本清張、東野圭吾作品を片っ端から読んでいます。

特に印象的で好きだった本は

『だれも知らない小さな国』佐藤さとる 著、村上勉 イラスト(講談社)
自分の庭にも小さな別世界が広がっているんじゃないかとドキドキワクワクしていたなぁ。

『最後のひと葉』オーヘンリー 著(偕成社)
勇気づけるために嵐の中こっそりと起こした行動に感動。

『オーロラの下で』戸川幸夫 著、石田武雄 イラスト(フォア文庫)
雪国を舞台に繰り広げられるオオカミと人間の話。切なすぎて何度も読めなかった。細かい内容はよく覚えていませんが、とても感動して泣いてしまったのを覚えています。この本は本当に印象的で、特別な本です。

『モモ』ミヒャエル・エンデ 著 イラスト、大原かおり 翻訳(岩波書店)
時間泥棒の話。スリル満点でハラハラしたのを覚えています。

『おおきな木』シェル・シルヴァスタイン 著、ほんだきんいちろう 翻訳(篠崎書林)
人が成長していくってなんだか切ないなと感じた本。

その他マンガで読む伝記、元気くんのことわざシリーズも好きで繰り返し読んでいました。今ある偉人のエピソードやことわざの知識はほとんどこの頃に得たものです。

 

読書は成績アップにも効果あり!

読書すれば国語が得意になるというのは本当で、読解の問題に関してはいつもほぼ100点でした。読書の力恐るべし。ちなみに医師国家試験の中には患者さんの心情や診察室でのやり取りを読み質問に答えるという問題もあるのですが、こういう問題にもすこぶる強かった。医学部には理系の人が多いせいかこういう問題が苦手で点数が足りず不合格になってしまう人もいるんです。医学部を目指している人にも読書はオススメしたいです。

ここからは分野別で最近のお気に入り本を紹介
最近は新しい本と古きよき本、医学関係や健康本、美容本など気分に合わせて読んでいます。半身浴しながら読むのがお気に入り。

 

Chin Kanaのブックセレクション~心理学編~

人間の心理学、特に多重人格にものすごく興味があり心理学の本もよく読んでいました。

『24人のビリー・ミリガン』ダニエル・キイス 著、堀内静子 翻訳(早川書房)
実在の24人格を持っていたビリーの話。人間は本当に耐えられない、つらい事実があるとつらいことを引き受ける人格を新たに作り出し自己防衛するんだそう。人格同士のやり取り、消えていく瞬間なども描かれていて興味深い本。

『わたしを離さないで』カズオ イシグロ 著(早川書房)
多重人格の本ではないですが、ある特殊な環境に置かれた子供の心理に触れた本。読み進めていくと恐ろしい計画にゾッとするかも。

 

Chin Kanaのブックセレクション~不朽の名作編~

『ジーキル博士とハイド氏』スティーブンソン 著、田中西二郎 翻訳(新潮文庫)
二重人格の元祖ともいえる本。ようやく読み始めました。

『江戸川乱歩傑作集』江戸川乱歩 著
ミステリーの元祖ということで読んでいます。短編なので読みやすい。

松本清張の本
人間の細かい心理の動きが描かれているのがいい。言葉遣いが昭和な感じなのも好き。喧嘩しているのに「おやめください」って丁寧だったりするのがgood。

今読んでいる2冊。半身浴の時や移動中に読みます。

 

Chin Kanaのブックセレクション~疲れを癒す編~

頭を休めたいときオススメ。スカッとした気分になれます。

『夜のピクニック』恩田陸 著(新潮文庫)
本屋大賞を受賞した本。夜通し歩き続けるという学校行事での青春の一コマを描いた作品。爽やかで、青春の甘酸っぱさが甦ります。この行事、大変そうだけど参加してみたい。

『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』『町長選挙』などの伊良部先生シリーズ:奥田 英朗 文春文庫
注射大好き精神科医、伊良部先生のトンデモ行動に癒される。真面目すぎなくてもいいのね、と安心させてくれる本。

『愛という病』 中村うさぎ 著(新潮文庫)
彼女の視点から世間を賑わせた事件をズバッと批判したり、女とは何かについて追求したり、はっきりと意見が書かれていて気持ちいい。

 

ひたすら読みふけりたい時の本

東野圭吾の本
人間の心情が細かく描かれているのでおもしろいし、読みやすく一気に読めます。中でも印象的なのは
『悪意』人間の汚い部分を見てしまったような、なんともいえぬモヤモヤ感が残った本。東野圭吾作品の中でも印象的。
『プラチナデータ』 IT化され、便利になった現代の怖さと、社会の腹黒さを感じる作品。権力って……と考えさせられることでしょう。

一気に読めてしまうので、飛行機の中など時間がたっぷりある時にオススメ。

 

Chin Kanaのブックセレクション~医学、健康系編~

『脳を鍛えるには運動しかない』ジョンJレイティ、エリックヘイガーマン 著、野中香方子 翻訳(日本放送出版協会)
運動は肥満解消など健康にいいだけでなく集中力ややる気を高めるのにも有効だというのを具体的に科学的に書いている本。

『頭のいい人は亜麻仁油を飲んでいる』南清貴 著(講談社)
最近日本でも注目され始めているオメガ3系脂肪酸について書かれた本。オメガ3は脳の働きをよくしたり、アレルギーを改善したり、血液をさらさらにする働きがあると注目されています。お魚に多く含まれているので、積極的にお魚を食べるといいですよ。私もお魚大好きです♡

『アミノ酸セミナー』岸恭一 監修、日本必須アミノ酸協会 編集
タンパク質のもとであるアミノ酸について書かれた本。難しいので、興味のあるところだけとばし読みで。主食がお米かジャガイモかパンかによって足りないアミノ酸が異なるので、食生活によってどのアミノ酸を意識して摂るべきかなどが書かれていて参考になる。運動後に有効なアミノ酸についても知りたいなと思って読んでいるところ。

『栄養素の通になる』上西一弘 著(女子栄養大学出版部)
題名通り栄養素の通になろうと思って購入。栄養素マメ知識も書かれていておもしろい。基礎知識がなくても読みやすいのでオススメ。

 

……とまぁこんな感じで色々な分野の本を読むようにしています。特に医学系は色々な健康法の本が出ているので、知らない健康法にはさっと目を通すようにしています。他にはビジネス書や身体にいいレストランガイド、ダイエット本、メイク本なども好きです。

読書について軽く書いてみるつもりでしたが、書き始めると止まりません! まだまだ語りたいことがたくさん。活字離れがすすんでいるという話を耳にしますが、読書は想像力はもちろん国語力もつけられる素晴らしいこと。今の子供達にもどんどん読んでほしいですね。

今後は電子書籍も取り入れてみたいな。取り入れた際には報告します。
では今回はこの辺で!