加納忠幸のワイン飲もうよ エーデルワインの「ぶどうの匠」を飲んで。

(2009.12.04)

先日、エーデルワインから
大変珍しいワインをいただきました。

「ぶどうの匠(たくみ)」という名前のワインです。
これは、今年の夏、
エーデルワインへ行った時にも見たことがないワインで、
調べてみると10月に発売されたもの。

これはエーデルワインが2008年からぶどう栽培農家と取り組んでいる
「ぶどうの匠」プロジェクトのワイン。
栽培農家ごとのぶどうで醸造した付加価値の高いワインを販売し、
農家の収入安定と栽培意欲の向上を図るのが狙いなのだそうです。

さらに、環境に優しい農業を実践している
エコファーマー認定栽培者のブドウを原料にすることで、
安全・安心なワインを消費者に提供できると、
昨年の栽培から醸造まで農家とエーデルワインが
一緒に取り組んだとのこと。

ワインの首には栽培農家の説明入りのカードがついており、
ラベルには農家の方のイラストが書いてあります。

白ワインは「リースリングリオン」を栽培した
高橋忠勝さん、和子さんご夫妻のワインで、
405本の限定醸造。

赤ワインは「ツヴァイゲルトレーベ」を栽培した
佐々木藤吉さんのワインで、206本のみの限定品。
なんとこの佐々木藤吉さんは、
夏にエーデルワインへ行ったときにお会いしたばかり。

ということで、まず佐々木さんのワインから開けました。

タンニンがしっかりしていますが、大変柔らかい味わい。
硯石の産地だけあって、ミネラル分も感じます。
飲んだ後のグラスには、梅干の香りがあり、
さすが、良いぶどうをていねいに仕込んだワインという印象。
 
現在これらのワインを買うことができるのは、
エーデルワインのワイナリーのみとのこと。
1本2,500円。
岩手へ行く機会があったら、是非手に入れたいワインです。

 

エーデルワイン