仲原かおるのスローキャリアのすすめ 2010年・今年こそ英語!! -1- 幼児編 子供のうちから英語を学習する方がよい、というのは本当?

(2010.02.15)

新年の決意が「今年こそ英語やるぞー!」だった方も多いのでは? 海外の大学を卒業し、映像翻訳や通訳もしている事もあってか、「英語ができるようになるには、どうしたらいいか?」と良く聞かれます。

国際化する社会では、世界の共通語たる英語くらいしゃべれないと、子供の世代は将来の進学も就職も出世も希望通りに行かないのではないか? 自分が、受験でも仕事でも英語で苦労したから子供には英語で苦労しないようにできないか? バイリンガルとまでは言わないから、せめて自分よりは話せるようになって欲しい。そう思う親御さんも沢山いるようです。

私も他の親御さんと同じように、幼児英語教育には関心を持ってきました。

現在は、我が子だけではなく、より多くの子供達に英語に慣れ親しんで欲しいという思いから、書店の絵本コーナーで英語絵本の読み聞かせと手遊び歌を歌ったり『英語絵本読み聞かせ会』などを主催して、英語教育に興味のあるお母さん達とその子供達に、日本語・英語の絵本を読み聞かせたり、リトミックやゲームを楽しんでいます。

2010年はこのコラム『仲原かおるのスローキャリアのすすめ』の中で、幼児から小学生、中高生、大学生、社会人初級・中級・上級、さらに英語の仕事を目指す方に向けて、「2010年・今年こそ英語」シリーズとして、私の周囲のバイリンガルの人達の体験を踏まえて、各年代レベル別に効果があったと思える英語修得法や参考教材等を紹介したいと思います。

第1回目は幼児英語編。プレゼントもありますのでお楽しみに!

どうして小さい頃から英語をやった方がいいのか? もうすぐ2歳になる息子を持つ母親の立場として、また大人になってからの英語学習で苦労(いまでも苦労し続けてます)通訳・翻訳の仕事をしているという私のバックグラウンドから湧き上がる好奇心で調べて見ました。
小さい頃から英語を勉強すると
・日本語にはない、英語特有の音を聞き分けられる耳を育てることができる。
英語には、日本語にない音が多いです。代表的なのが、LとR。また英単語は文章や会話の中で発音されると、ちょっと違って聞こえる事もあります。文字単体、単語の時は聞き取れても文章を話されるとさっぱり……という事が起こる原因の1つです。でも、小さい頃から英語を沢山聞く事で、それらを聞き分ける力が身につくのだそうです。

・英語に触れる機会が増えるので、英語の「沈黙期」を育てることができる。

幼児が日本語を発語し始めるのが大体2歳頃として、お腹にいた時期を含めると、3年程度は自分からは正確な発語ができない、またはしない、聞いているだけの期間がある事になります。これを「沈黙期」というそうです。
三年間毎日、日本語の自然な会話を聞き続け、起きている間は日本語で話しかけられ、親や周囲から「あれは車よ、お水のみましょうね」などと何百回となく2年間教えられて初めて、「お水」とか「ちょーだい」とかいい始めるのです。
仕事や研究である程度の結果を出すためには1万時間が必要と書いていた本がありましたが、英語学習も似ていると思います。ちょっとCDを聞かせたからと言って子供がすぐに英語で話し始める訳ではありません。お母さんと一緒に聞く穏やかな音楽や、優しい語りかけの時間の心地よさは、英語のリズムと共に心に刻まれるでしょう。

・幼児は独特の言語獲得過程があり、大人のお勉強とは違って楽に吸収できる。
大人の母語を介した他言語学習と違って、幼児は刷り込み学習といい、母語を介さずに(まだ母語も完全ではないので)日本語を吸収するように、英語も吸収するのだそうです。人間には文法を特に教えなくても自然な会話を十分量インプットしていれば文法を解析して理解する能力が備わっているという説もあります。

ここまで、いい条件が揃っているなら、英語幼児教育しなくっちゃ!という気になりませんか?
私はなりました☆

小さい頃から英語に触れる機会を増やすには。

学齢期の子供なら、
1 英語圏で生活をし現地校に通う。
2 日本のインターナショナルスクールに入学する。

という選択もあるでしょうが、プリスクールにもまだ通えない年齢の幼児の場合はそうも行きません。

3 英語ベビーシッターをお願いして、英語で対応してもらう。

という手もあるかもしれませんね。ロシアに駐在していた知り合いのお子さんはお手伝いさんとはロシア語でペラペラしゃべっていたそうです。
1-3は色んな意味で日本の一般家庭では難しいとしても、

4 ネイティブやバイリンガル講師のいる教室に通う。
ならどうでしょう?

以前、コラムでバイリンガルの幼児教室『GYMBOREE(ジンボリー)』を紹介しました。

0歳から通えるので、インタープリスクール感覚で通ってみるのもいいでしょう。でも、近くにそういう学校や教室がない人もいるでしょう。そして、お教室というのは通常週1回。もちろん、お教室に週1回程度通わせるだけでは、英語は話せるようにはならないと思います。ただ、実際に英語を使ってみる経験になるのは確かです。お教室は週1回継続するにしても、日々の家庭学習に代るものではありません。特に小さい子には、技術や知識を教室で身につけさせるというより、家庭で英語を親子で楽しむ事で、英語に親しみ、英語って楽しいなという気持ちや、学ぶ基礎を作るというのが大事だと思います。しかし教材を集めたり、家庭学習を系統立てて継続させていくのは教師歴もない普通の親には至難の業。それを支えてくれるのが、在宅用教材でしょう。

私のような人の親心に応えるように、世の中には沢山の英語教室や、教材が溢れているんですね! 色々見て思ったのは、「教材が沢山ありすぎて混乱しそう」という事と、「英語があまり得意でない親御さんは、教材の良し悪しを見分けるのに苦労しそう」という事。とにかく有名で高いの買っときゃいいか……で落ち着く人も多のではないでしょうか。

では、ディズニーのワールドファミリー、天神、パルキッズなど……たーくさんある在宅教材の中からどれを選ぶか?

「内容はそれぞれいいものなのだろうが、どうしてこんなに高いんだ!? なんで単品で売ってくれないんだ? この人形とかカードとか、うちの子キャラクター嫌いだし、いらないなあ。ペンだけ売って欲しい、CDだけ売って欲しい、トーキングカードだけ売って欲しいのに…………」というのが私の正直な感想でした。

実際、一部の業者による強引なセールスや高額な子供用英語教材セット購入に関しては国民生活センターも注意を呼びかけています。

色んな教材をまとめて買ってもらった方が、企業側にとっては好都合というのは分かるんだけど……。有名キャラクターを使っているとはいえ、できれば、1括払いで、100万近い教材をセット購入させようという姿勢はいかがなものか?と思えました。

高い教材をまとめてセット購入するより、色んな教材を子供の成長と好みに合わせてそのつど買い足す方が、今子供にどんなものが必要なのか親も考え続ける気がしました。

そして、私が愛する息子のために選んだ初めての英語教材は『アルク』幼児用英語教材『エンジェル・コース』でした。

『アルク』の幼児用英語教材『エンジェル・コース』についての詳しいルポは次回をお楽しみに!

 

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