永見浩之のオヤジDJの道 オーディオと音楽の関係って……。マイオーディオシステムのご紹介。

(2011.02.25)

オーディオ機材は安いもので十分、
それよりレコード、レコードとソフト購入に資金は流れ、
ずっと機器にはこだわらずに来たのです。
(オーディオにこだわるのは、ロックじゃない! とさえ思ってた‥)

ところが、ここに来て、オリジナル盤を聴く楽しみなんかをイッチョマエに覚えてしまって。
そうなると、少しでもいい音で聴きたい欲望が湧いてきました。
なわけでオークションなどで手頃なものを見つけては、
すこ~しづつグレードアップをやっています。
ふと見ると、2年前とは全ての機器が入れ替わっていることに気がつきました。
今回は恥ずかしながらマイオーディオシステムのご紹介。

スピーカーは、ダイヤトーンのDS-2000。
前代は同じくダイヤトーンの77でした。JBLとかB&Wとかいろいろ買ってみたのですが、
ダイヤトーンが僕のいちばん好みの音に近いような。
ダイヤトーンは1999年に惜しまれながら消滅した三菱のブランドでした。
(と思って調べてみたら、なんと復活していた!)

スピーカー。下のウーファーのエッジを指でさすって柔らかくした。

購入時、ウーファーのエッジがカチカチに固まっていて
馬油などで毎日スリスリとマッサージしてたら
エッジはずいぶんやわらかくなって、ぐっと低音が出てきました。

メインのアンプはONKYO Integra A-820RS。
これも80年代のアンプですが深い音を出してくれます。
さらに先日TRIOのKA7300という機種をスーパーレストアしてもらいました。
未だエイジング中です。

ONKYOのアンプ。上部が熱くなるので、サバのお気に入りの場所。

しかし、オーディオもなんとなくレトロというか、アナログ指向で古めの機械が好きなんですね〜。
じゃあ、真空管アンプ? なんて思ったりもしたのですが、
やっぱりパワーが足りない感じ。
ガツンと前に出てこないとロック聴いている意味がないと思うのですよ。

こういう中古の精密機械で、大変なのは整備&修理ですね。
 

イギリスはQUADのパワーアンプ。
開けると電解コンデンサーが膨らんでいました。

QUAD405というパワーアンプも完動品を落としてみたのですが、ハムノイズが出るじゃないか!
開けてみると電解コンデンサーが爆発寸前で、即修理。

一方プレーヤーだけは新しいものを入れてみました。
PRO-JECTというオーストリアのブランドです。
本当はガラードでいくべきなんでしょうが、
ちょっとこのはったりあるデザインに圧倒されちゃって。

こいつの登場でテクニクスのSL1200MK3の一台は押し入れ行き。
残った一台もレコードクリーニング用の台に成り下がっています。
 

PRO-JECTのプレーヤー。存在感ありありです。
TRIOのアンプ。中身がだいぶ変わっているはず。

まあ、考えてみると、どうもへんちくりんな組み合わせですが徐々にいい音になってきているのでは?

でもですよ、ふと気づくと曲を楽しんでいるというより
音の分離や、各楽器の音の出をチェックしてる自分がいて。

腕を組んで、眉間に皺なんかよっちゃってるわけです。
イメージ通りに音が出ていないことで「辛さ」が勝っちゃったりして。
あー、無邪気に音楽を聴いてた昔が懐かしい!
ホント、音楽とオーディオの関係ったら!