Information NHKドラマ10『はつ恋』の
ドキドキした感動をもう一度!

(2012.12.06)

今年5月~7月までNHKで放送され、大好評だったドラマ『はつ恋』。高校時代の初恋で喧嘩別れの後、流産まで経験した時の相手の男性が、16年後のある日、自分のがんの手術の主治医として目の前に現れた……。ドラマはこんな場面から始まります。最初は「家族がいるので」と二人とも主治医と患者の関係に気持ちをとどめていますが、がんの再発におびえる主人公の気持ちに寄り添ううちに、お互い本音を伝えてしまい……。毎週ドラマの思いがけない展開や登場人物の気持ちの揺れを見ながら、自分の学生時代の淡い恋を思い出して、胸をドキドキさせてしまった人は多かったことでしょう。

そんな物語を紡ぎ出した脚本家・中園ミホさんを囲んで、12月16日(日)東京駅そばのサピアタワーで座談会が開催されることになりました。主催は一般社団法人・日本言語聴覚士協会。「言語聴覚士」とは、ドラマの主人公の村上緑(木村佳乃)の仕事として紹介された病院で働く職種。生まれつき、または、病気・事故・加齢によって「食べる」「話す」「聞く」「読む」「書く」「理解する」が不自由な人に、その原因を分析し、毎日の生活を過ごしやすくするためのリハビリを指導したり助言したりしてくれます。近年、「チーム医療」という言葉をよく聞きますが、そのなかの重要なメンバーです。

ドラマでは、初恋の主治医にがんの手術をしてもらった後、その医師が脳出血で倒れ、「失語症」になります。失語症とは、思っていることがうまく言えなくなったり、見ている物の名前がすぐ浮かんでこなくなったり、言い間違えたりすることで、脳出血の後遺症としてよく見られます。失語症のリハビリをするのも「言語聴覚士」です。
そこで今回の座談会では、なかなか普段、知ることができない「失語症」や「言語聴覚士」に関する話も交えながら、ドラマ「はつ恋」の撮影の裏話や楽しいエピソードを話してもらうことになりました。ぜひ、あなたもお友達を誘って会場に来てみませんか。

中園ミホ氏プロフィール 1959年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、広告代理店勤務、コピーライター、占い師の職業を経て、88年にテレビドラマ「ニュータウン仮分署」で脚本家としてデビュー。その後も「不機嫌な果実」「やまとなでしこ」「スタアの恋」「下流の宴」など、テレビドラマを中心に数多くの作品を執筆する。07年に「ハケンの品格」が放送文化基金賞と橋田賞を受賞。徹底した取材を通じてのリアルな人物描写には定評があり、特に女性の本音に迫るセリフは多くの視聴者から共感を得ている。また、近年は「東京タワー」「ゴースト~もう一度抱きしめたい~」等の映画脚本も担当。日本大学芸術学部の客員教授。現在、「Doctor X外科医・大門未知子」(テレビ朝日)が好評放送中。

脚本家 中園ミホ 公開座談会

日時:2012年12月16日(日)14:00~16:00
場所:サピアタワー6F 東京ステーションカンファレンス
参加申し込み:事前申し込みは不要。直接、会場にお越しください(先着300名まで)
参加費:無料
お問い合わせ:日本言語聴覚士協会 FAX:03-6280-7629 Email:jasoffice@jaslht.or.jp