栗林知代のアイ・アム・ママ! 風邪ひきさんは終了
ママも子どももお疲れさまでした。

(2012.05.11)

少し前の話になってしまいましたが、前回書いた息子の「風邪」。それがその後どのようになったかを今回は書きたいと思います(ネタが少し古くなってしまったのは、また編集部から原稿オッケーの承諾がおりなかったため。トホホ、厳しいわ、ダ・カーポさん)。

東京はずいぶん暖かくなっていますが、台風並みの雨が降ったり急に寒くなったりと天気が安定しないのも事実。4月の始まりくらいまで「本当にこれで春なの?!」という寒さが続きました。そのせいか幼稚園では風邪の流行が治まるところはなく、息子も以前の風邪が治ったと思ったらまたすぐ違う風邪をひいていました。

 
前回の風邪は「咳」が特徴でしたが、その次ひいた風邪は「鼻」がメイン。鼻水は出ていましたが黄色くないし、熱もないのであまり気にしていませんでした。念のため幼稚園は休ませましたが、元気で過ごしていた夕方、息子が突然「耳が痛い」と言い出しました。「えっ?!」と私。「あ、中耳炎になったな」と思いました。

 
時計を見ると6時半。ちょうど病院が閉まる時間です。だめもとで行き着けの耳鼻科へ電話しましたが、「NG」。痛みから息子は泣きじゃくっています。以前小児科でもらった解熱剤があったので、それを処方してもらった薬局に電話で「中耳炎に使えるか」確認し、痛み止めとして飲ませることに。幸い息子にはそれが効き、夜も一度も起きず朝を迎えました。翌朝、目覚めてからも痛みはないようでケロッとしている息子。間違いなく中耳炎だろうから痛みが取れても耳鼻科へ連れて行くことには変わりませんが、とりあえず痛みが消えて「ほっ」としました。あのまま痛み止めがなく夜を過ごしていたらと思うと恐ろしい……。

終わった後にママはクラクラ!? 「鼻水吸い取り機」(正式名称不明)。
耳鼻科へ

耳鼻科へ連れて行き診察してもらった結果は、「急性中耳炎」。モニターで見せてもらった息子の左の鼓膜は腫れてまっ赤でした。

「中耳炎」には、「急性中耳炎」と「滲出性中耳炎」と2種類あります。「急性中耳炎」は、鼻かぜをひいた時に、鼻にある菌が耳の管を通って鼓膜の奥に入り込み菌が繁殖する病気。子どもは鼻の管と耳の管が近いため、こういう症状が起こりやすいそうです。「鼻水が黄色いと菌やウイルスがたまっている証拠なので気をつけよう」とは言われているので気をつけていましたが、息子の鼻水は透明だったので油断をしていました。透明でもドロッとしていたら細菌やウイルスが混じっているそうです。「滲出性中耳炎」については、それについてのエピソードが後から出てきますのでその時にご説明します(笑)。

治療方法は、抗生物質を処方してもらい、耳に入った菌をやっつけます。あと治すために有効なのは、菌を増殖させないためにも鼻水を取ること。そこで私が買ったのが「鼻水吸い取り器」です。これで鼻にたまった鼻水を吸い取ります。いろんなメーカーからいろんなタイプがでています。ネーミングもいろいろ。赤ちゃんグッズを販売しているお店ならまず置いてあります。私が購入したのは、2本のストローが付いていて、1本は子どもの鼻に。もう1本は大人の口に入れて、大人の吸う力で鼻水を吸い取るというもの。使ったことのある人ならわかると思いますが、吸い取る大人がかなり苦しい!! 吸い取るために長ーく、深ーく息を吸うため終わった時は、クラクラします。ちなみに先日お店でスポイト式の「鼻水吸い取り器」を見つけました。これなら手を使うので息苦しくなくていいのかもしれません。値段は私が買った吸い取るタイプも、スポイト式もそんなにお値段は変わらなく800円程度でした。

「急性中耳炎」と診断されてから薬を飲ませつつ様子を見ていたある日、東京に雪が降りました。東京にしては珍しく積もったので寒いなか長時間外遊びをさせてしまったせいか、再び耳鼻科へ行くと「滲出性中耳炎に移行しています」と言われてしまいました。ガーン。