どんなコラムを紹介したら……と悩みはつきませんでしたが、誰もが、その非日常性から憧れるホテルとい空間で働く人間が、ホテルに来るゲストに少しでも喜んでもらうために、日々どのようなものに、何を感じ、それをどうしているのか……といったことを、肩の力を抜いた感じで綴っていければと思います。

南千倉ビーチの海の家でやっと探し当てた焼きとうもろこし＆海。

関東梅雨明け宣言後に、梅雨前線が停滞して、なんだか鬱陶しい陽気が続いていましたが、このところは、猛暑到来の様相で、夜になっても蒸し暑く、ついつい涼を求めたくなってきます。
美味しいカクテルが飲みたいと足を運ぶ銀座の『Bar Vespa』で、いつもオーダーするサイドカーではなくて、何か季節感を感じられるものを……と、バーテンダーの神吉氏に頼んだら作ってくれたのが、「西瓜のソルティドッグ」。
ソルティドッグと言うと、グラスの縁に塩を飾るスノースタイルが一般的ですが、クラシックスタイルでは、シェーカーの中に塩をひとふりして、ショートカクテルで提供するとのこと。西瓜の皮の香りが鼻腔をくすぐりながらも、旬の味わいが口に広がるさまは、井上陽水の少年時代が似合う、郷愁にかられるカクテルでした。

美味しいだけではなく、夏の気持ちいっぱいにさせるカクテルって、元気が充電されるようで、嬉しいものです。

夏の涼と言えば、やっぱり海。元気モリモリの森田健作知事が、その公約として実現したアクアライン800円化にもなると言うので、ひと足先に南房総の海に足を延ばしてみました。まずまずの賑わいでしたが、自分の子供時代に比べて、海の家が少なくなったように感じられました。天候の移り変わりが激しくなってきたことや、小学校の2期制などで、営業期間が短くなってきたせいなのでしょうか？

今は、海の近くにもコンビニエンスストアが充実していますから、営業的にも厳しいのかもしれません。でも日本の海には、やっぱりオーセンティックな海の家が似合うと思います。無性に焼きとうもろこしが食べたくなったので、南千倉ビーチの海の家を尋ね歩いたら、焼きとうもろこしがあったのは8軒中、1軒だけ（驚）！

地元の農家のお母さんが、自分のところで採れた野菜で、おふくろの味を提供すれば、海の家ももっと活性化すると思うのはボクだけでしょうか……。

海には、焼きとうもろこし。プールには、ハンバーガーが似合うと思います！　薪窯で焼いたハーフパウンドのパテに、熟成ベーコンや採れたて野菜を豪快に挟んだ高さ12cmのグルメバーガー「GREAT DINOSAUR BURGER」の販売を記念して、リゾートプール『SHELL POOL』にご招待します！