加納忠幸のワイン飲もうよ 国産ワインコンクール 2009。金賞のワインは?

(2009.09.01)

8月30日、国産ワインコンクールの公開テイスティングが、
甲府市の富士やホテルであったので行ってきました。

国産ワインコンクールは
2003年に第1回が開催されて以来、今回が7回目。
流通関係者、一般の消費者にも、
だいぶ認知された存在になってきたようです。

生産者にとっても国産ワインコンクールで賞を受賞することが
売上げに直結するため、重要視するメーカーが増え、
エントリーするワイナリー、ワインも増えて、
今年は過去最多101ワイナリー、
680点のエントリーがあったとのことです。

また、この公開テイスティングの入場券は
プラチナチケットとなりつつあり、
今回は7月14日の募集開始日に既に定数に達してしまったとのことで、
希望しても入場できない方がかなりいた模様。

さて、今回の公開テイスティングですが、
私が到着した10時20分頃には、
チケットを持っている人がほとんど来ているのではないかと思われるほど
既に盛況を呈しており、人気の高さがわかります。

壇上には金賞受賞ワインが

このように金屏風の前に陳列されていました。

私が見た全体の印象としては、今年は今まであったような
掘り出し物のワインが上位入賞するようなことが全くなく
実力のあるところが順当に賞を取ったように思います。

毎年ワインのレベルが上がってきており、
本当の実力者でないと、賞を取ることができなくなったと
いえるのかもしれません。

そんな中で

こちらは銅賞を受賞した、
長野県塩尻志学館高等学校の生徒がつくったワイン。
数少ない掘り出し物の一つでした。

金賞受賞の皆さん。右から

  岩の原葡萄園
  小布施ワイナリー
  熊本ワイン
  北海道ワイン
  志太中伊豆ワイナリー
  中央葡萄酒
  フジッコワイナリー
  サッポロワイン
  マンズワイン
  メルシャン

の順番です。

この中で、金賞を複数受賞したのが
メルシャンの3個と、中央葡萄酒の2個です。

メルシャンは国産ワイン全体で、中央葡萄酒は甲州で
今日本ワインをリードする会社。
これからもおいしいワインをたくさんつくり続けて
日本ワインの発展に貢献していただきたいと思います。