ジェニファーの こんにちは vs Bonjour 『未来の食卓』監督ジャン=ポール・ジョードが、新作『地球のなおし方』を発表。

(2010.10.27)
『地球のなおし方』から。1992 年、リオデジャネイロで行われた環境サミットでのスピーチで、世界中の人の心を動かした少女、セヴァン・スズキ。

皆さま、Bonjour♪

お久しぶりです。

以前に映画『未来の食卓』の話をしたと思いますが、監督であるジャン=ポール・ジョードとプロデューサーである奥様が先日来日し、ペンクラブで新しい映画『SEVERN LAVOIX DE NOS ENFANTS(地球のなおし方)』が発表されました。

9月24日に早稲田大学で『地球のなおし方』が上映され、その後ジャン=ポール・ジョード監督が質問に答えトークしました。

通訳さんを介して質問に答えるジャン=ポール・ジョード監督。


今回の映画では1992年に環境サミットで伝説のスピーチを行った12歳の少女、セヴァン・スズキの話に基づいて、フランスやカナダや日本で自然を守ろうとしている人々が紹介されます。以前ジョー監督と一緒に訪ねた合鴨農法によってオーガニックの稲作を行う「古野農場」も出てきます。


『地球のなおし方』のワンシーン、古野農場。
古野農場の古野隆雄さん。


サウンドトラックも素晴らしいです。今回は太鼓も使われて感動的で印象的でした。叩いているのは「太鼓の里 響和館」の館長浅野町子さんです。お会いしたのですが、とても素敵な方でしたよ~。

「太鼓の里 響和館」の館長浅野町子と一緒に。


今回の滞在をきっかけし、3本目の映画の下見で北海道まで行ってきました。日本の自然も素敵ですし、環境を守ろうとしている方々が日々増えているので、ジョード監督は興味深いでした。頑張って自然を守ろうとしている日本の方々はモデルになるので、世界にその姿を見せたいとおっしゃいましたよ~。もちろん下見だったので、3本目に日本の話をするかどうかまだ決まっていないのですが、期待が出来ると思います。ジャン=ポール・ジョードさんはあるクラブの環境問題の対策に感動したからね。

 

3本目の映画の下見で北海道へ。

 

ではでは、à bientôt !

 
 

『地球のなおし方』

昨夏オーガニック・ブームを巻き起こした映画『未来の食卓』の、ジャン=ポール・ジョー監督による続編!  環境サミットで伝説のスピーチを行った12 歳の少女、セヴァン・スズキの現在の活動と、日本とフランスで子どもたちの未来を救うために「食」を守り続ける人びとを追ったドキュメンタリー。
監督:ジャン=ポール・ジョー(『未来の食卓』
プロデューサー:ベアトリス・カミュラ・ジョー
出演:セヴァン・スズキ、ハイダグアイの人びと、古野隆雄、福井県池田町の人びと、バルジャック村の人びと、ポワトゥーシャラントの人びと、ニコラ・ウロ、ピエール・ラビほか
2010 年/フランス/120 分/

*注:文中、ジョー、ジョードと、監督の名前が二通り混在しています。フランスではDを発音するということで、ジェニファーの文章は「ジョード監督」と記しています。