オイリーボーイスタッフのボクたちは、ますます「男前」だ! デッキシューズとハリスツイードの素敵な蜜月。

(2010.05.10)

人間、どうも「弱い」言葉というのがあるらしい。聞いただけでフニャフニャと腰砕けになる、もしくはホンワカとした気持ちになれるという部類の言葉である。まぁ、「弱い」というか「好き」というか、どちらにしろ理由なんかないのだけれどいい感じになれる言葉のことである。

ボクの場合もいろいろあるのだけれど、まずは「デッキシューズ」という言葉。靴好きなもので、どうも靴関係の言葉にはヤられてしまうのだが、特にこの「デッキシューズ」という言葉には弱い。学生の頃、初めて履いたデッキシューズのあの感覚が戻ってくるし、真夏に洗いざらしたゴワっとした感じも忘れられない。そういったノスタルジックな気持ちもあってか「デッキシューズ」という言葉を聞くと少々陶然となってしまうのである。

と、もうひとつ「ハリスツイード」という言葉。こちらもまぁ、有体に言えば「グッとくる」言葉の一つ。古き英国、スコットランドのアウター・ヘブリディーズ島の職人に思いを馳せ・・・・・・なんてことはないのだが、やはりいい感じのノスタルジックスタイルが脳裏に浮かぶ、ボクにとって素敵な「弱い」言葉のひとつなのだ。

で、このボクにとって「弱い」ふたつの言葉を融合させてしまった、言ってみれば「弱いの二乗」的な言葉を発見。発見したのは『スペリー トップサイダー』の代理店であるシ-ズ・コーポレーションさんの展示会にて。その言葉というのが「ハリスツイードのデッキシューズ」。ほら、二乗でしょ。なんとまぁ、大好きなデッキシューズをツイード、それもハリスツイードで作っていまったという逸品。

言葉としてではなく、その佇まいも陶然となってしまうほど素敵な仕上がり。どちらかというと春夏のアイテム、デッキシューズを秋冬のアイテムであるツイード素材を使って作ってしまったということころにも頭がさがる思い。

デッキシューズ好きにも、ハリスツイード好きにも、もちろん両方好きも絶対に手に入れておくべきである。カジュアルにも、フォーマルにも合わせられそうなアイテムだよな、これ。

 

シルエットは見間違う事なきかのデッキシューズ。まぁ、<スペリー トップサイダー>ゆえ当然といえば当然です。で、素材はツイード、それもハリス。ちょっと見にはトラッドなドレスシューズに見えてしまうといった具合だ。用意されるのは定番ヘリンボーンとバーズアイ。どちらもオイリーボーイ諸兄涙の逸品。(価格未定) 問いあわせ:シードコーポレーション Tel. 054・238・3347
タンの部分にはしっかり「ハリスツイード」のアイデンティティが。昔から変らないこのタグにやられる方も多いはず。ちなみにボクもその一人です。