Information TOTO グリーンストーリー - 3 - 水量を少なく、でも浴び心地は快適に。エアインシャワーで気持ちよく節水。
(2010.08.02)浴び心地が良くて、節水もできるシャワーがあったら…。
そんな夢のような商品開発に取り組んだTOTOのシャワーチーム。
おもしろいのはその開発手法です。
試作品を作ってから浴び心地を試すという従来の手法を用いず
最初に「浴び心地」を徹底的に分析することからスタート。
その結果誕生したエアインシャワーは
大粒の雨のような心地良さがありながら
従来のシャワーに比べて約35%の節水に成功。
なんと年間だと約2万6000円の節約になるという超優秀な新商品です。
この世界初となる革新的なecoシャワー開発のキーマン4人に
その開発秘話を語ってもらいました。
世界に通用する快適な節水シャワーが作りたい。-佐藤 稔-
僕がシャワー研究に目覚めたのが05年。
ドイツで開かれた世界最大の住宅設備展に参加してからです。
日本と違って海外ではシャワーが圧倒的主役。
こだわりもすごいしメーカーや商品数も驚くほど多い。
しかも節水に厳しいアメリカでは
住宅で使用する水の17%を占めるシャワー対策が叫ばれている。
ただシャワーは水量を減らすと浴び心地が悪くなる。
従来の快適なシャワーは大量の水に依存していたんですね。
ならば世界でもまだ登場していない
快適さとecoを両立した商品をなんとか作れないかと。
新商品も単に節水を謳うだけではダメ。
節水以上に快適さを求められるのがシャワー特有の難しさです。
だから最初に「浴び心地」というあいまいな感性を解析して数値化。
その目標値をクリアしながらどこまで節水できるか。
そんな感性工学的な開発手法で取り組んでいこうと決断しました。
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スローシャッターでエアインシャワーから出るお湯を見ると、一つひとつの粒の大きさがとても大きいことがわかる。 |
『TOTOグリーンストーリー』
快適な暮らしとエコロジーを同時に追求するTOTOのグリーンへの想いを紹介します。