栗林知代のアイ・アム・ママ! 親離れの第一歩?!  初めての反抗期。それが2歳の「イヤイヤ期」。

(2010.10.19)

驚くほどの猛暑だった夏がやっと終わり、今度は肌寒い毎日。体調を崩す人が多いようです。みなさまの体調はいかがでしょうか?

我が家はというと、先日私が「あ、ちょっと風邪気味かな?」と思うことが。その時は、葛根湯と、「梅醤油番茶」を飲み乗り切りました。この「梅醤油番茶」、マクロビオティックの本で知った滋養強壮ドリンク。梅干、醤油、ショウガ汁をよく練り合わせたものに三年番茶をかけたもの。私は風邪気味や疲れた時などに飲むと体がシャキーンとなります。

風邪の引き始めや、疲れているなどちょっとした不調の時にお世話になっている本。食事のことをはじめ、色んな症状別に対しての自然療法の仕方も紹介されています。「梅醤油番茶」を知ったのもこの本。おばあちゃんの知恵袋的な存在。

そして今朝、息子の鼻からたらーんと鼻水が。息子にも夏の疲れは訪れたようです。

さてその息子はただいま2歳。「イヤイヤ期」真っ盛りでございます。「イヤイヤ」期とは、2歳の反抗期のこと。2歳で反抗期があるって知っていました? 私は自分が子どもを持つまで知りませんでした。反抗期といったら、お年頃の思春期だと思っていたので、はじめて知った時は「2歳でもう反抗しちゃうの?!」と驚きました。2歳の反抗期が「第1次反抗期」、思春期の反抗期は「第2次反抗期」になります。

さて、この第1次反抗期、何でも言われたことに反発するため、通称「イヤイヤ期」と呼ばれています。反抗期は、ココロの成長のため大事で大切なこと…。わかってはいますが、毎日「イヤ!」の連続だとさすがにいつも一緒にいるママの私としては参ってしまうことも。

早い子だと1歳半も過ぎた頃から反抗期が始まるといいますが、息子の場合は、わりと遅く2歳になってもそんな反抗を感じませんでした。息子には産声をあげた時から、振り回されていたので「うちの息子は、全体的に激しかったから、特に反抗期ってないのかしらん?」なんて悠長に構えていたら、2歳も3ヶ月過ぎたあたりから、徐々に反抗の芽があらわれはじめました。

「あれ? 反抗してる?」と気づいてからはあっという間に完全な反抗期に突入。何をするにも見事に「イヤ!」。一番困ったのが出先でした。息子の場合、買って欲しいものがあり駄々をこねる、というのはまだありませんが、ついてきてくれない。自分の行きたい方向に行きたいので、私の後をついて来てはくれません。その度に道の真ん中で私とモメては泣き始め最後には座り込んで号泣!

また息子はエレベーターが大好き。建物に入れば「エレベーター!」と猛アピール。何回でも乗りたがり、乗ったらボタンをいくらでも押したがる……。しまいには歩いていてビルを見つけては「乗ろう!」という始末。外出の度にこれが繰り返されることに私は心底疲れてしまい、外に出るのが嫌になってしまうほどでした。

息子のエレベーター好きもついにここまで来たか!! 紙にエレベーターの扉とボタンなどを描き切り取ったもの。作・夫。扉を夫や私に持たせ、自分はボタン操作。息子の掛け声と共に私たちは扉の開け閉めをするという遊び。扉の1本線は息子が描いたもの。

そんなある日、ママ友数人で隣町のデパートで行われているあるイベントに遊びに行きました。このイベントに誘ってくれた時点で、私は息子の反抗期のことを説明。「一緒に行動すると迷惑かもしれないけれど……」と言うと、ママ達からは「それはお互いさまだから大丈夫!」とありがたいお返事が。出かけることが嫌になり引きこもりがちになっていた頃だったので「良い機会を与えてもらった」と感謝し出かけることにしました。

しかし、やっぱりというべきか、息子の態度は相変わらず。息子が言うことを聞いてくれないから私がイライラするのか、私がイライラしているから息子が言うことを聞いてくれないのか……どっちが先かわかりませんが、私達はうまく噛み合っていない。ということだけはわかりました。

そんななか帰りのエレベーターで息子がいつものようにボタンを何個も押そうとするので注意をすると、息子が私の言葉を遮るかのように「バーッ」とボタンを全部押してしまいました。その時の息子の「何か文句あっか!?」という態度と目に、私は「これはどうにかしなくてはいけない……」と本気で思ったのでした。次回へつづく