おうちでパパッとタイ料理 – 番外編 - 世界基準のタイ料理レストラン『ブルーエレファント@BKK』で由緒あるタイ料理を学んだ半日。

(2010.05.19)

サワディーカー! 今回は、まだ、たった2回しか原稿を書いていないのに早速、いや、すでに番外編。(まっ、いいいか。)なっ、なんと、今回はグルメの名門、フランス『パリ』を始め、『モスクワ』、『ロンドン』などなど、世界中のセレブ&フーディーズが絶賛する世界基準タイキュイジーンの名店レストラン『ブルーエレファント』のクッキングクラスに長年の念願が叶い参加してきました~。

名門レストラン『ブルーエレファント』

各国のガイドブックには必ず登場するといっても過言ではない『ブルーエレファント』。タイ料理好きの人だったら一度は耳にしたことがある名前ですね。タイからベルギーに嫁いだ料理好き奥様ヌーラーさんが旦那様と一緒にベルギー、ブリュッセルに第一号店をオープン。その後、ロンドン、パリ、モスクワなど世界中セレブが集まる主要都市になんと、世界12カ国進出。現在も、世界中のグルメ&セレブの舌を痺れさせてきました。

味はさながら、伝統的なタイ料理からフランス料理で有名な高級食材「フォアグラ」など各国で出会ったタイ料理とコンビネーションの良い食材を組み合わせたブルーエレファントでしか食せないフュージョン的なタイ料理まで揃うメニュー。お店で味わうお料理の幅がとても広いのも魅力的。タイ料理界の『NOBU』的存在が『ブルーエレファント』だとあたしは勝手に思っています。

そんな、名門レストランが開く料理教室というだけあって、世界中のフーディーズが参加するクッキングクラス。あたしが参加したのは通常のグループレッスンでしたが、個人レッスンやシェフ専門レッスンなどもあり、個々の目的、レベルに合わせたレッスンが受けることができる料理教室というのも本物志向のレストランならではですね。 

夢にまで見た料理教室。うれしさ100倍。美味しさ1000倍?

集合は9:00前、BTSスラサック駅徒歩1分以内。

前日にわざわざ「当日は9:00前にレストランに来るようにしてくださいね~♥」とご丁寧にお店に方に連絡をしていただいたので、眠い目をこすりながらメーターTAXIに乗り込み運転手さんに「スカイトレイン:BTSスラサック駅まで。」と行き先を告げ、口をパックリあけて爆睡している間に、目的地へ到着。そうそう、今回お邪魔する『ブルーエレファント』はバンコク市内の山の手線と言っても過言ではないスカイトレイン(BTS)スラサック駅の2番出口の目と鼻の先でとても便利です。

近代的な街の中にポツンとそびえたつ洋館。

レストランの味を料理教室で。

20世紀初頭に建てられたコロニアルテーストたっぷりなお屋敷をまるごと改装したお洒落なレストラン。なんとか約束通りに9時前にレストランに到着すると「クローズ」の看板が。「アレ?」と思った時、中の家政婦さんがドアを開けてくれて「料理教室へ参加の方ですか?」と趣ある木造の階段をあがり、案内されるまま、とりあえず他の涼しげな籐のカウチに腰掛けて他参加者の到着を待つことに。ふと、真上を見上げると古風なゴージャスなシャンデリア。さすがはオーナーシェフの旦那様がアンティーク商であられた方だけあります。西洋&東洋のお洒落融合。品格ある美しいインテリアにも学ぶ面が多いです。

ウェルカムドリンクは冷たいレモングラスティー。
階段壁一面にはレストランを訪れたセレブの写真やグルメ記事の切り抜きが。アレ、この人はロット・スチアート様??

贅沢に地元の食の台所へプロと共に行く。

参加者全員が揃った9時前に、スタッフから説明が。どうやらこれからスカイトレインにで、地元の食の台所食品市場に行くらしい。自分一人でお買い物に行くことが多いタラート(市場)だが、本場の食のプロに同行していただけるなんて、料理好き妙技につきるっ。朝からオリエンタルな香り漂うマーケット。パックリお口を開けたお魚さんや、グロテスクな豚の頭とご挨拶。あ~、これこそ、アジアの朝。活気溢れる市場には、料理好きでなくとも訪れてみる価値あり。生命の活力を感じます。

今回のコースを仕切ってくれたアシスタントシェフ裏手にいるのは来月マルタ店へ転勤になるメインシェフ。
市場を通り抜けるバンコク名物
トゥクトゥク。
市場にシェフと行くなんてかなり
贅沢な経験かも。

レクチャー、そして実践。

市場(タイ語で市場はタラートといいます。)から一度帰ってき、冷たいお水とおしぼりでクールダウンしたらさっそくクラスルームへ移行。クラスは基本的に英語にて行われます。個人的に日本語でしか受講できない人がいたらどうするのかという素朴な質問を受け付けの人に聞いてみたら、「ちょっと考えてみます……。」とのこと。

アットホームでとても良心的なレストランなので今後きっと料理好きの日本人向けに何かアイディアを考えてくれるはず! と勝手にわたしは想像しております。と、話は変わって本日実習するお料理は『ペーストから作るイエローカレー』『鳥肉のレモングラス&黒コショウ炒め』『青いパパイヤのサラダ』『牛肉のバジル炒め』。「たった2時間弱でペーストから作るカレーを含めて4品も作るなんて!」と結構驚きでしたが、以外にパパッと作れてしまうののでした。

クラスの進行は、まずはシェフが生徒の前で実践。その後、そのお料理を生徒が試食し、クラスルームの隣にある実践ルームで各自料理を作ります。使用する材料もすでに揃っている上、アシスタントさんも沢山いるので「えっ、どうしよう。」のような困った表情をしているとこちらがわざわざ呼ばなくてもアシスタントさんがすぐにやってきて「次はこの材料を入れて下さい」と笑顔で教えてくれます。

できあがったらすぐにレクチャールームにもどり次の料理の実習を。シェフにはいろいろと質問できるので「ジャックフルーツがない時はなにをいれればいいのですか~。」や「この材料、日本で手に入らないんですけど~。何を入れればいいでしょうか?」など素朴な質問に、女らしい男性のシェフ(?)は「パイナップルで代用すればいいじゃないのかしら~♪」とおしとやかに教えていただきました。

さすがプロ。素晴らしい手さばきです .
実践教室。準備も全て完璧。
アタシ作「鳥肉のレモングラス&黒コショウ炒め」出来上がった料理には誰が作ったものかわかるように各自番号を張ります。

お土産&試食

最後にブルーエレファントオリジナルプロダクツが詰まったお土産と修了書をいただき、1階のレストランで自分が作った料理を本日のクラスメイトと共に会食。(お料理はリクエストがあればパッキングして持ち帰りも可能です。)

センスあるテーブルセッティング、おさらにサーブされるのは高級タイ米「ジャスミンライス」と「ブラウンライス」。さすがは、世界的に有名な料理教室参加者は「料理にこだわる」だけあり、会食中も「昨日行った○○レストランはお値段もリーズナブルでかなりクォリティーが高かった。」などとにかく「フード」話で国境を越えて盛り上がっておりました。

最後には濃厚抹茶アイス&さっぱりタマリンシャーベットがデザートとして各自にサーブされてお腹も大満足。高級レストランで料理を学べ、更に4種の料理とデザートを堪能し、お土産までいただけるとくれば、レストランで食事を味わうよりもお値段もリーズナブルでタイ料理、タイカルチャーの知識も深められて贅沢でかなりお得。

早起きが苦手と言う人には午後のコースもあるので安心です。と、あたし事ですが、前日に謎の食中毒にかかり味見程度しかお料理を堪能できなかったあたし。次回は、バンコク教室よりもなんと3倍も広い地元有数華僑が所有するコロニアルスタイル大邸宅を改装したブルーエレファントプーケット店での料理教室に参加してリベンジを図りたいと思います!!

参加者は男子多し。料理好きの男性を見つける婚活にもってこいなのは実は料理教室なのだろうか……。
頂いたお土産&蘭の花。お土産はブルーエレファントオリジナルプロダクツのレッドカレペーストや乾燥ガランガ。ブルーエレファントプロダクツは空港免税店でも置いてあるので買い忘れたら是非空港で。
デザートもサッパリと。かなりうまし!!

 

Blue Elephant(ブルーエレファント)

住所:233 South Sathon Rd., Bangkok
TEL:02-673-9353-4
レストラン営業時間:11:30~14:30/18:30~22:30
通常クッキングクラス:午前:09:00~13:15(会食含む)/午後:14:00~17:00    
定休日:無し
アクセス:BTSスラサック駅2番出口すぐ

クッキングクラスWEBサイト: http://www.blueelephant.com/school/
Eメール:cooking.school@blueelephant.com

BLUE ELEPHANT PHUKET(ブルーエレファントプーケット)
BE Governor Mansion Phuket
Cooking School & Restaurant

96 Krabi Road
Tambon Talad Neua
Muang District
Phuket 83000
Thailand

TEL: + 66 76 354 355-7
FAX: + 66 76 354 393

WEBサイト: http://www.blueelephant.com/phuket/index.html
E-MAIL: phuket@blueelephant.com

*タイへのお出かけは在タイ日本国大使館( http://www.th.emb-japan.go.jp/index.htm )、外務省サイト( http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html )参照してください。