思い立ったらOpenTableでリザーブ! 全てをゆだねられる上質のレストラン『玉木』。

(2010.11.08)

レストランを予約するのって、どんな時? みんなでワイワイな飲み会の大バコ探しの一方で、「ここぞ!」というキメの食事でもスマートにレストランを押さえられるのがオトナの女のたしなみってモノ。広尾『玉木(たまき)』は、初デートだって、結納だって、何でも来い!の知る人ぞ知るお店。そんな上質のレストランも、24時間いつでもオンラインでレストラン予約ができるOpenTableを使ってサラッとさりげなく予約しちゃいましょ。
 

広尾のレストラン『玉木』。
おすすめのカウンター席。

「自宅にお招きするように」と安らぎと温もりをテーマに考えられた店内は、ノルディックモダンなデザインに和紙を模した照明の落ち着いた空間。壁に飾られたアンティークラリックの上品な華やかさも心憎い。

そんな中、オススメは何と言ってもカウンター席! 目の前で料理が出来上がるワクワク感に加え、玉木シェフの魅力が堪能できる特等席です。優しい笑顔に丁寧な物腰、全てをゆだねられる懐の深さ……ようこそ、玉木ワールドへ。

メニューを開くと、素材+調理方法だけのシンプルな料理名が並んでいます。フランス料理を少しでも楽しんだことがあれば味も姿も想像ついちゃいそう……と思ったら大間違い! 玉木ワールドを見くびっちゃいけません。シンプルだけど、いえ、シンプルだからこその奥深さ。ただし、固定観念に囚われた人は、ほんの入口で足止めをくらいます。柔軟な心で、いざ!

 

『松茸のロワイヤル』
 

初っ端から和食器登場。「フランス料理店なのに!?」なんて言わずに、さあ、蓋を取りましょう。
ふわりと香る松茸は京都丹波産。だからこそ余計な具材は加えず、松茸&卵地のみの超シンプル構成。パワフルな香りと旨味を活かすべくフォンではなく鰹出汁で。

 

『秋鯖の燻製 キャロットラペ添え』(右) 『もどり鰹の燻製 みょうが添え』(左奥)

秋鯖の燻材は、なんとわら! キリッとした風味に仕上がります。フレンチ総菜の王道キャロットラペとの相性も抜群。脂の乗ったもどり鰹は、茗荷と紫蘇でさっぱりと。器は目に鮮やかな縁の青、秋を感じる虫かご柄。どちらも雅趣ある室町以降の古陶器。

 

「これってフランス料理?」

確かに、「柳刃でおろした魚に鰹出汁」を『フランス料理』にカテゴライズするなんて、頭で考えると難しいかも。でも、百聞は一見にしかず。一口食べたら、ジャンルの垣根なんてひょいっと飛び越えちゃうのです。玉木シェフの料理は、足腰が強い。それは、ホテル、ゴルフ場、パリの星つきレストラン、高級割烹などで食通のお客様など手強い方々の厳しい愛のムチの数々にも逃げることなく、糧としてきたからでしょう。

しかも、素材は厳選された一級品。その素晴らしさを、フランス料理と日本料理の技法を駆使し、雑味となるムダをそぎ落とした引き算の料理法で、最大限に楽しませてくれます。その上、体に優しい。体が負担を感じないどころか、食べるほどにまるで錆を落とすようにスッキリしてくる感じ。うーん、デトックス。単なるシンプル・表面的な和洋混交じゃないだけでなく、体も元気になるんだもん。経験値の高いオトナのお客様が多いのも納得!です。もちろん、若者もウェルカム。ただし精神年齢が低いと楽しめないので、ご注意を。

続けて3品目以降のお料理もご紹介します。

 

【『玉木』から読者への特典】

OpenTableオンラインレストラン予約サービスでご予約のお客様への特典があります!
お席をリザーブする際、レストランへのご要望通信欄に、「マガジンハウスWebダカーポを見て」とご記入の方には、お店からグラスワイン1杯をプレゼントいたします(12月末まで)。

 

「OpenTable」のサイトはこちら

『野菜のエテュベ』

玉木シェフのスペシャリテ。炊き合わせと違い、全ての素材を同じ鍋で一緒に調理するんだそう。固さも火の入り方も違う7種の野菜のどれもが最高の状態で蒸されマリネされていて、シャキシャキさっぱり。

 
 

『松茸のスープ』

鰹出汁と醤油の旨味は椀物の風格。器の白肌に映る琥珀色のスープがドキッとする美しさ。

 

『ゆり根のムース コンソメジュレ添え』

素材の甘みが舌を包むもっちりムースにスッキリコンソメ。色も味も、見事なバランス&コントラスト。

 

『牡蠣フライ、烏賊と海老の春巻、お芋のコロッケ』

的矢牡蠣の旨味がギュッと詰まったフライはタルタルソースで。春巻には刻んだクワイ。意外な食感が楽しい。

 

『もみじ鯛のヴァプール香草風味』

シンプルな外見ながら、シェリー酢、フランボワーズ酢、ヘーゼルナッツオイルに、香草、エストラゴン、パセリ、セルフィーユ、シブレット等のみじん切りで作るフィーヌゼルブが醸し出すふくよかな風味のヴィネグレットソース。もみじ鯛の甘みをグッと引き立てています。

 

『神戸牛の炭火焼き』

Simple is the Best!! 味付けは塩コショウのみ。噛むごとに口の中に肉の旨味と脂の甘みが広がり、繊維がホロホロとほどけていく。さすが神戸のA5ランク。「柔らか~い」なんて失礼すぎて言えません。一見、栗に見えるガルニチュールは甘み濃厚なサツマイモ。

 

『ココナッツのブランマンジェ』(左)『栗あんと無花果 生クリーム添え』(右)

 

栗×無花果×生クリームのマッチングの妙。ブランマンジェの“濃厚なのにさっぱり”な後味の正体は、最高級和三盆糖。スーッと溶けて消える甘みの豊かさと、切れ味&後味の良さにビックリ。一欠片で“糖”の認識が一変しました。

 
※今回の料理は「おまかせコース」(15,000円)です。