深まる秋の夜長に、ほっと一息。ツヴィーゼルのグラスでおうちワインでもいかが?

(2009.11.11)

11月に入り、一晩にして街中のかぼちゃが姿を消し、代わってあちらこちらが、きらびやかなクリスマスの装いに包まれてきましたね。いよいよ迎えるボジョレーヌーボー解禁、クリスマスシーズンなどなど目白押しなイベントごとを言い訳に、ワインの摂取量に拍車がかかりそうな今日このごろ、前々から気になっていたワイングラスの正体が明らかになり、ますますワインを飲むのが楽しくなりました。 今日は出会えて嬉しかったそんなグラスのご紹介です。

この刻印、見覚えありませんか?
ワイン好きのあなたなら、訪れたレストランやホテル、バーできっと手に取られたことがあるグラスのはず。そして、なんていうブランドだろう?と首をかしげた方もいらっしゃるのでは?
万能選手なグラスを補充したいと思い始めてから、食事する先々で、キラキラと艶めいた輝きを放つグラスに心奪われていました。グラスの足に小さく刻まれた、そのブランド名は「ショット・ツヴィーゼル」。 世界中の高級ホテルやレストラン、航空会社、そしてワイン愛好家から支持されているブランドなのです。

先日ビジネスランチで利用したコチラ、日本橋織音さんで、またまたこの刻印を発見しました。

全国各地から届く厳選旬素材がふんだんに使われたお料理が、美しい日本の四季を堪能させてくれ、新たな和食の楽しみを発見させてくれる名店です。

 
和食とのマリアージュなどワインをテーマにしたセミナーも開催されているだけあって、織音さんには様々な食事シーンに合わせられるワインが充実しています。さらに、バーラウンジにはこんなマシーンまで置かれています。

その名もエノマティック。ワインが減った分のスペースを窒素ガスで置き換えることで、酸化を防ぎ、フレッシュなワインを長時間提供できるようにする機械なのだそう。
だから、普通はボトルでしかオーダーできない(私はできないが)、オーパスワンやらルーチェやら、何やら、”高嶺の花”ワインがグラスでサーブしてもらえちゃう。
これらプレミアムなワインのみならず、織音ではすべてのワインをショット・ツヴィーゼルのグラスでサーブされているそうです。

ショット・ツヴィーゼルの中でも、伝統を感じさせるエレガントなデザインが特徴のCRU Classicシリーズ。左からロゼ、シャルドネ、ボルドー用。

さわやかな笑顔が素敵な大津山さんに、ワインを注ぐグラスとしてのショット・ツヴィーゼルの魅力と、家庭で使うワイングラス選びのアドバイスを伺うことができました。

「ツヴィーゼルは、とにかく優しいんです。」
やさしい?
「デザインは優しい印象を与えるし、上品な輝きがあるし、なんといっても、程よい厚みのふちが、ワインの口当たりをやさしくしてくれるんですよ。」
というと?
「渋みが強すぎたり、酸味がしっかりしすぎているものを、少しだけ和らげてくれる。しかも軽くてステムも短めだから、持ちやすいですよね。(華やかさは、高さがあったほうが簡単に出しやすいのにそういった手法をとらず、)扱いやすさ、味わいやすさに忠実なショット・ツヴィーゼルはすばらしいですね。すべてのシリーズのネーミングもやさしいし。」
と、全幅の信頼を寄せている様子。
「そうそう、あともう一点、香りの立ち上がりが早いんですよ。」と。
優しく、やわらかくふくらむワインの味わいと香りが堪能できる。そんなグラスで、おうちでゆっくりワインを飲めたなら、仕事の疲れも吹き飛びそうです。

長年ショット・ツヴィーゼルを使用されている大津山さんが表現されたツヴィーゼルの魅力は、実は、他に例をみない独自の製法技術にちゃんと裏付けられているのです。
世界的特許を取得しているトリタンという素材を開発し、より軽く、より強く、よりクリアに輝くクリスタルグラスを実現させたのです。(洗浄機にも何度もかけられて、毎日のお手入れもラクチンな上、白曇りの心配が無い驚きのグラスなのです。)

織音のソムリエ・大津山 顕さん。ツヴィーゼルのグラスの透明度をチェックしています。CRU Classicシリーズには、スパークリング用、シャンパン用と、泡でも二つのラインナップが揃います。繊細な泡立ちを眺めているだけでも優雅な気持ちにさせてくれます。泡ならではの余韻をゆったり楽しめそう。

 
数多いバリエーションのワインそれぞれに相応しいグラスを家庭ですべて揃えるというのは、難しいですよね。でも、どれにも合わせられそうなグラスを、というと、選ぶのにとても悩んでしまう。そんなときどうすればいいの?とアドバイスを求めると、夢のない話になってしまうけれど、と苦笑されながら
「割れてしまうっていうのが一番危ないことじゃないですか。」と第一声。
「どこに置いて保管するのかという、スペースの確保をまずは事前に考えてからでないとだめですよね。」
たしかに。
 
棚に収容できず、所在無さげにホコリかぶらせていては、せっかく選んで買ったグラスがかわいそうです。 
「持ちやすさやテーブルに置いたときの見た目や雰囲気を確かめてみて、あとは、自分の好みを考えてみるといいですよ。」
まずは、スペースの確保。その上でどんなデザインに惹かれるかな?
何をよく飲むかな?何が好きかな?と自分自身の好みと向き合ってみる。
ショット・ツヴィーゼルの中でも、上部に大きなボリュームを持つふくよかなボウルと短めのステムが特徴のCRU Classicシリーズを眺めながら、どのグラスも家庭向きとしてお勧めだけれど、どんなワインにもいけそうなのは、シャルドネとロゼ用かな? と大津山さん。特にロゼはロゼグラスである必要がないくらい用途の広がりを感じるとのこと。 

つまり、○○用ということにとらわれる必要はなさそうです。

 
ふちがささやかに外向きにカーヴされた形状は、第3者に香りを伝えるためにデザインされているのだそう。
汎用性の高いグラスをペアで揃えて、味わいや香りを共有して楽しむのも素敵です。

 

CRU Classicシリーズのみならず、ショット・ツヴィーゼルのシャンパングラスの多くには、発砲ポイントと呼ばれる小さなレーザー刻印がグラスの底に6つあり、このポイントがいつまでも続きそうな美しい気泡を生み出しているのです。(うっとりしてしまいそうなこんな仕掛けのあるグラスが存在するのを、恥ずかしながら、私は初めて知りました。)

「それにしても安いんだよなぁ、ショット・ツヴィーゼル・・・」と、最後につぶやいていらっしゃったのを聴き逃しませんでした。
そうなんです。私が魅力に感じたポイントのひとつ、ショット・ツヴィーゼル、とてもリーズナブルなのです!CRU Classicシリーズを例にすると、1脚2000円前後、1番高いボルドー用で4脚揃えても1万円でおつりがくるというお手頃価格が嬉しい。 
持ち易く丈夫でお手頃。これだったらグラス片手に、気持ちよく酔えそうです。

ワイングラス選びの答えは決して一つではないはずですが、
楽しんで長く愛用していけるものを、肩肘張らずに選びたい。
そんなときに、家庭での「スペース確保にも十分に対応する」リーズナブルなグラスであり、何よりも、機能性、美しさ、表現力、と、3拍子揃ったショット・ツヴィーゼルは、(グラス選びの悩ましさから解放してくれる、)選んで間違いなしの逸品です。

グラスにイニシャルや名前をカービングしてもらい、世界でただ一つのオリジナルグラスに仕立て上げることもできるのだそう。

おうちでワインを飲みながら過ごす優雅なひとときに、迎えるパーティシーズンのテーブルコーディネートに、大切な人への贈り物に、ぜひツヴィーゼルをお試しくださいね。

 
 

ツヴィーゼル・ブティック代官山 

Tel. 03-3770-3553
http://www.zwiesel-kristallglas.jp/

137年の歴史を誇るドイツの老舗クリスタルグラスメーカー、ツヴィーゼルの直営ブティックは代官山にあります。今回ご紹介したのは、ツヴィーゼルから展開されるマシンメイドブランド「ショット・ツヴィーゼル」です。ワイングラスのみならず、ビアタンブラーやプレートなど食空間を豊かに彩る食器が揃います。全国有名百貨店、セレクトショップでもお求めいただけます。 お問い合わせはブティックまで。

 

日本橋織音(おりね)

http://www.orine.jp/

日本橋織音(おりね)は会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ」が東京で初めて手がけるレストラン。「食べて健康、体に優しいアンチエイジング」をコンセプトに生み出される、上質な会席料理と割烹料理がいただけます。ホテルで培われたもてなしの心が心地よい、まさに”美味しいリゾート”で、くつろぎのひとときをどうぞ。10月7日にオープン1周年を迎え、さらに魅力的な献立と、ワインラインナップが加わります。

 

筆者プロフィール

スピンドル 須賀 智子

長年の広告代理店勤務を経て、『食』のPRの世界に足を踏み入れました。食空間を彩るブランドのPRやコンサルティング、食関連イベントや発表会を通じて、食の情報発信を行っています。食と料理へのあくなき探究心から(=食いしん坊故に)、野菜ソムリエ、雑穀エキスパート、食生活アドバイザーなどの食関連資格を取得。子供向け料理体験教室のアシスタントとしても活動中。野菜、雑穀、そしてワインとチーズが日々欠かせません。趣味は、野菜や果物を発酵させて育てる天然酵母おこし。目下、ぶどうを発酵させて葡萄酒を醸造中!?