旧東京中央郵便局舎が新生
『KITTE』で雑貨探し。
(2013.04.05)
リノベーションした旧東京中央郵便局の局舎が『KITTE(キッテ)』としてオープン。スイーツ、ファッション、レストランなど地下1階〜地上6階に全98軒のお店が並びます。ライフスタイルショップの充実には目をみはるものが。4階、3階、1階のショップと『KITTE』オリジナルを中心としたアイテムを覗いてみましょう。
『KITTE』4F
超・定番とその先を考える
『THE SHOP』(ザ ショップ)
☎ 03-3217-2008
こちらのお店の名前はその名も『THE SHOP』(ザ ショップ)。『リーバイス』501、『コンバース』オールスター、『明治』ミルクチョコレート、『LEGO』ブロック……店頭に並ぶアイテムはなにやら不思議な取り合わせです。こちらのお店のコンセプトは永遠に愛される『リーバイス』501のような、超・定番とその先。新たなる定番を生み出し、世界の定番基準ラインをレベルアップさせること。だから新提案の商品にはすべて「THE」の冠詞がついています。限界まで厚くした耐熱ガラスのコップは「THE GLASS」、ブロックメモの定番といえば『RHODIA(ロディア)』ですが、その『RHODIA』とのコラボレーション商品は「 THE Bloc memo History of RHODIA」。
さらにお店を運営する会社の名前は『THE 株式会社』。その要となるメンバーは『くまモン』、宇多田ヒカル『SINGLE COLLECTION VOL. 2』で高い評価を受けるアートディレクター水野学 。そして奈良の老舗『中川政七商店』の代表・中川淳、デザイナーの鈴木啓太。水野学がトータルディレクション、中川淳がプロジェクト・マネージメント、鈴木啓太がプロダクトデザインを手がけ世界視野のもの造りを発信しています。
『KITTE』4F
新しいセンスの日本伝統工芸
『中川政七商店 東京本店』
☎ 03-3217-2010
『中川政七商店』は創業1716年(享保元年)、代々手紡ぎ手織りの麻織物を扱ってきた奈良有数の老舗が展開するブランドです。近年は布製品の製造、販売だけでなく、伝統工芸をベースにした素材の調達から企画、生産、加工、販売まで一貫して行うほかコンサルタントも手がけており、長崎県波佐見町の陶磁器メーカー『マルヒロ』の新ブランド『HASAMI(ハサミ)』、兵庫県豊岡市の業務用かばん専門メーカー『豊岡鞄』の新ブランド『BAGWORKS(バッグワークス)』を新生させたことで話題となりました。
こちらのお店には『中川政七商店』オリジナルブランドのほか、日本の伝統工芸技術に現代的なデザインセンスを盛り込んだ衣類、食品、ライフスタイルの「暮らしの道具」をコンセプトとするアイテムが並びます。
奈良のくつした工場とのファクトリーブランド『2&9(二トキュウ)』のくつした、麻を中心としたハンカチのブランド『motta(モッタ)』のハンカチ、そしてオリジナルライフスタイル・ブランド『粋更kisara』。『HASAMI』のテーブルウェアや『BAGWORKS』のバッグ、『graf』とのコラボ家具なども。大人気の『KITTE』オリジナル・アイテムの郵便ボスト型マグ「HASAMIポストマグ 」、郵便マークがデザインされた『BAGWORKS』のトートバッグ「POSTMAN」は仕入れの度に完売してしまうそうなので要電話確認です。
『KITTE』4F
本の販売のプロがセレクトする
『マルノウチリーディングスタイル 』
☎ 03-6256-0830
大阪を拠点とした関西随一の書籍取次販売会社の『大阪屋』が手がけたはじめての本屋さん。本屋さんとはいっても本だけでなくちょっと面白い雑貨や輸入文具も置いてあります。カフェも併設されていて、楽しくホッとできるスペースです。
高さも幅もあるゆったりとした本棚は、ひとつの棚=ワンテーマのディスプレイ。「サイクリング」に関する本棚の隣には「山」の本棚。その隣は『rasox(ラソックス)』のソックス、『Bianchi(ビアンキ)』のコンパクトボディバッグなどのアウトドア雑貨の棚、さらにその隣はキノコや植物の「ボタニカル」な本棚……本棚が作り出す流れに自然に乗っていける展開、楽しい店作りになっています。
雑貨は、まるで雑誌を広げたような時のような楽しさのあるものをという視点でセレクション。海外に持って行って喜ばれる日本のもの、日本の暮らしに溶け込む海外のものが厳選されています。ゴールデンウィークまでは日本発のセレクトウォッチブランド『POS+(ポスト)』のデザイン・ウォッチ、世界で愛される岐阜発のセラミック・ブランド『ZERO JAPAN.(ゼロジャパン)』のキッチンウェアがフィーチャーされます。
大阪の『スタンダードブックス』と業務提携したカフェでいただけるのは、無添加ソーセージ+ライ麦パンのホットドック「ピュアソーセージブレッド チェダーチーズ」など580円~。ドリンク、11品目のサラダコーンチップは各+200円。
『KITTE』3F
郵便ポストの刺繍が可愛いオリジナルハンカチも
『H TOKYO 丸の内店』
☎ 03-6256-0811
ミシンで名入れ刺繍をしてくれる三宿の人気メンズハンカチ専門店『H TOKYO』がKITTEにもできました。ブルーの無地やストライプといったスタンダードなものから、赤やブルーのギンガムチェック、アメリカからの輸入生地をハンカチにしたもの、デザイナーによるオリジナルデザインなど約200種類のハンカチが揃います。すべて日本製のオリジナル商品で、ミシンで千鳥縫製。国内のものは主にシャツ生地の産地、播州織りと呼ばれる兵庫県西脇の生地を使用しています。
お店の中にあるミシンで、実際に名前やメッセージを刺繍してくれるのですが、ただ今人気沸騰中で、この丸の内店では2週間待ち。刺繍のアルファベットの書体は全部で11種類あって、見本でチョイスできます。
人気沸騰中といえば、『KITTE』限定のかわいい郵便ポストの刺繍入りハンカチもあります、こちらは1,575円。名前刺繍は315円で入れてもらえます。
『KITTE』1F
手に馴染むもの、長く使えるよいものを。
『「+S」Spiral Market 丸の内』
(プラスエス スパイラルマーケット)
☎ 03-6273-4606
直輸入アイテム、クリエーターとのコラボレーションアイテムや、スタッフが考案した機能的でシンプルなライフスタイル・アイテムが揃う『Spiral Market (スパイラルマーケット)』。生活の中で、永く愛着を持って使う事ができるもの、手に馴染むもの、長く使えるもの、をという『Spiral Market 』のテーマ「Eternal Design(エターナル・デザイン)に共鳴するブランドのものを集めました。よいプロダクトは何か考え、新たなる商品の開発もしています。
京都の和装店『昇苑くみひも』とのコラボレーションで作った「ミニタッセル」、オリジナルブランド『+S(プラスエス)』のガラス製砂時計、フレーバーティー「ムレスナティー」 が人気です。
こちらの『「+S」Spiral Market (プラスエス スパイラルマーケット)丸の内』は、特に「スタンダード」にこだわったセレクション。よいものの核は素材感であるということに着眼、お店のエントランスの大きなテーブル「クリエイターズ・テーブル」で、期間を設けて素材の力を感じられるクリエイターとそのものづくりをフィーチャーします。第1回はこだわりのステーショナリーブランドとして知られる『MUCU(ムク)』を紹介しています。
『KITTE』でこれをお買い物しちゃおう!
『KITTE(キッテ)』
TEL.03-3216-2811(10:00〜19:00)
所在地:東京都千代田区丸の内2-7-2
営業時間:11:00〜21:00、日祝11:00〜20:00、
*一部営業時間が異なる店舗があります。
定休日:1/1、法定点検日