ゴールデンウィークの東京 
最新 お出かけスポット。

(2012.04.27)

ゴールデンウィークを前に、東京では続けて大型商業施設がオープンした。
『シブヤ ヒカリエ』、『東急プラザ 表参道原宿』、
そして『ダイバーシティ 東京プラザ』である。
休み中に出かける前に、それぞれの見どころを簡単チェック!

渋谷開発のリーディング・プロジェクト、
クリエイティブスペースも充実『ヒカリエ』

4月26日、渋谷駅東口前に東急電鉄がオープンした『シブヤ ヒカリエ(Shibuya Hikarie)』。地下4階、地上34階のビルは、高さ約182.5m、延面積144,000㎡の高層複合施設だ。B3~5Fまでが東急百貨店が運営する商業施設『シンクス(ShinQs)』(延面積16,000㎡)、6~7Fはカフェ&レストランフロア『dining 6』『TABLE 7』。8Fがクリエイティブスペース『8/(ハチ)』、 9~10Fは『Hikarie Hall(ヒカリエホール)』、11~16Fが東急グループ初のミュージカル・シアター『東急シアター オーブ(TOKYU THEATER Orb)』、17~34Fはオフィス・テナントと6業態の多層構造になっている。6つのボックスを積み上げたような外観はこのためだ。さらに『シブヤ ヒカリエ』は複合施設としてだけでなく青山と渋谷を結ぶ多層的クロスポイントとしての機能をも担う、渋谷開発の一大リーディング・プロジェクトでもある。

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新しい感覚の百貨店『シンクス(ShinQs)』には20代後半~40代の自分を知り、セルフ・エディットが得意な「大人女子」をターゲットに約200店が出店。「世界初」「日本初」「渋谷初」「ShinQs 限定」というオリジナル性の高いお店が全体の8割を超える。たとえばB2 フード・フロアに『ピエール・エルメ・パリ』『ヨロイヅカファーム・トーキョー』『パティスリー・サダハル・アオキ・パリ』の3大スイーツブランドが同時出店するのは史上初。5Fのライフスタイル・フロアのキッチンアイテムにフォーカスした『ザ・コンランショップ キッチン』は世界初出店と話題にこと欠かない。

各ショップはファッション、ライフスタイル、フード、すべてのアイテムを雑貨としてとらえる「雑貨的視点」をキーワードに店づくりがなされている。また、4Fファッション、ライフスタイル・フロアに『マーガレット ハウエル』と『クラスカ ギャラリー&ショップ “ドー”』が並んで入っていたり、 1F『コスメキッチン』にはセレクトされたナチュラルコスメ、B3Fエントランス近くの『プチデリファクトリー』には、オーガニック食材にこだわった惣菜、弁当、調味料が並ぶなど、ナチュラル志向も特徴である。


B2Fのウェルネスビューティフード・フロアよりオーガニックのドライフルーツなどを販売する『ファーイースト バザール』。オランダのホオズキなど。オリーブを扱うのはヒカリエ店のみ。

4Fのファッション、ライフスタイルゾーンの『クラスカ ギャラリー&ショップ “ドー”』。人気のドーのマグカップに渋谷ヒカリエ ShinQs店限定のカラーが登場。

8Fクリエイティブスペース『8 /(ハチ)』の『d47 MUSEUM』『NIPPON DESIGN TRAVEL – 47都道府県のデザイン旅行 –』より。写真をクリックで見えるのは栃木県のコーナー。

『8/』にはシェアオフィス『クリエイティブ ラウンジ モヴ』もある。月額1万5750円でフルタイムメンバーに。入会金 は1万500円。photos / Lica Kakizawa
また8Fの『8 /(ハチ)』はD&DEPARTMENT PROJECTのナガオカケンメイ氏が総合ディレクションするクリエイティブスペース。渋谷からクリエイティブを発信するスペースで、展示、イベントが目白押しである。

その中で、デザイナー ナガオカケンメイ氏が率いるD&DEPARTMENT PROJECTが直営するのが『d47 MUSEUM』、『d47 design travel store』、『d47 食堂』である。ミュージアム、ショップ、食堂が連動して日本を体感できるスペースだ。『d47 MUSEUM』はD&DEPARTMENTが発行するデザイントラベル誌『d design travel』の編集部による47の展示台が常設された新しいスタイルのミュージアムで、日本の47都道府県の魅力、日本の今を伝える展示を毎回テーマを設けて発表する。5/28まで、47県の観光・食事・お茶・買物・宿泊・人を紹介する『NIPPON DESIGN TRAVEL – 47都道府県のデザイン旅行 –』が開催されている。『d47 design travel store』は『d design travel』の編集部が取材先で集めたものを解説、販売するストアで、なんと『d design travel』の編集部の中にあるというユニークな作りだ。こちらのストアでは、ミュージアムで紹介されている品物のいくつかを購入することもできる。『d47 食堂』は47都道府県の食材を使った献立が食べられる。

そのほかこの8Fには小山登美夫ギャラリーが運営する『アートギャラリー』、2週間ごとに入れ替わる貸し画廊『キューブ1 、2 、3』が。『アートギャラリー』では現在、現代美術家・ダミアン・ハースト展が開催中(〜5/28)。『キューブ1 、2 、3』では、小山登美夫ギャラリー主催で磁器作家・青木克世、陶芸家・青木良太&華道家・片桐功敦、画家・大野智史の展覧会『透明な混沌/Crystal Chaos』が5/13まで行われている。

『渋谷ヒカリエ』オープニングに際し、『8/』ではゴールデンウィークに多くのイベントが予定されている。チェックして出かけてみよう。

渋谷ヒカリエ(Shibuya Hikarie)
問い合わせ TEL.03-5468-5892
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1
営業時間:Cafe & Restaurant 11:00~23:00、Creative Space 8/  11:00~20:00
定休日:1月1日

シンクス(SinQs)
問い合わせ TEL.03-3461-1090 (10:00~21:00)
営業時間:シンクス ShinQs 10:00~21:00

「世界一の朝食」を原宿・最高のロケーションで。
『東急プラザ 表参道原宿』

神宮前の交差点『ラフォーレ原宿』向かいに東急不動産が4月18日にオープンしたのは『東急プラザ 表参道原宿』。延面積11,800㎡、B1から地上7階までの建築は、建築家の中村拓志氏が手がけた。万華鏡をイメージしたミラーが形づくるエントランスには強い存在感がある。27店の店舗のうち21がアパレル・ブランドでファッションテーマパークの名にふさわしい構成だ。かつて多くの文化人が集まり、原宿カルチャーの原動力となった「セントラルアパート」の跡地であったという場所柄、新しい文化の発信地として注目を浴びている。

1Fには日本初上陸のアメリカ・ピッツバーグ発カジュアルファッション・ブランド『アメリカンイーグル アウトフィッターズ』、『トミー ヒルフィガー』『ザ・シェルタートーキョー』の大型旗艦店が。オープン初日『アメリカンイーグル アウトフィッターズ』に長蛇の列ができ話題を呼んだ。

3F のポップアップスペース『オモハラステーション』は年間を通じて旬なモノ、コトを2週間〜1ヶ月の期間限定で発信する。5/31までL.A.発のデニムブランド『BLEULAB(ブルーラブ)』を紹介している。併設の『オモハラカフェ』はマロニエ並木道のビューが美しく、モダンな花見団子的スイーツ「オモハラドッグ」、オリジナルドリンクで一息つける。

もうひとつのナイスビュー、6Fの屋上庭園『おもはらの森』。ケヤキやカツラの木が茂る緑豊かな庭に、木製のヘキサゴン・テーブルやハンギングチェアーが設置され、リラックス気分満載のスペースだ。この森と原宿の街を眺め下ろす最高のロケーションにあるのがオーストラリア・シドニー発のカジュアル・ダイニング『ビルズ』(7F)。七里ガ浜、横浜、お台場に次いでの出店になる。「世界一の朝食」と言われるパンケーキ、スクランブルエッグは、世界一と言われるだけのことはあるおいしさ。ぜひ試してほしい。

そのほか、東京の「今」のカルチャーを伝えるライフスタイルショップ『TOKYO’s TOKYO』、『ツモリチサト』『フラボア』『ネ・ネット』などの人気ブランドを擁するA-netのWEBショップ『ユーモア(HUMOR)』のリアルショップ『ユーモア・ショップ バイ エイ・ネット(HUMOR SHOP by A-net)』は、独自のセレクトのアイテムが面白い。

東急プラザ 表参道原宿
問い合わせ:03-3497-0418
住所:東京都渋谷区神宮前4-30-3
営業時間:6F・7F飲食フロア 8:30 ~ 23:00、B1F ~ 5F 物販フロア 11:00 ~ 21:00、
B2F 駐車場 8:00 ~ 23:30
無休


『ビルズ』の「リコッタパンケーキとフレッシュバナナ、ハニーコームバター」1400円。頬がとろけるほどおいしい。


『ビルズ』からも見渡せる、6F の屋上庭園『おもはらの森』。『スターバックスコーヒー』の限定サンドイッチも楽しめる。

ピッツバーグ発『アメリカンイーグル アウトフィッターズ』。日本初上陸記念販売中でグラフィックTシャツが1990円。2枚目からは1000円。スタッフはとってもフレンドリー。

エイ・ネットのWEBショッピングサイト『ユーモア』がリアルショップに。「AR Fitting by A-net」は、洋服を着なくてもバーチャルで試着できる。photos / MACH
家族連れは『ダイバーシティ東京 プラザ』へ。
ガンダム、お菓子ストリートが。

「劇場型都市空間」と銘打ち、4月19日に三井不動産がお台場・フジテレビ前にオープンした『ダイバーシティ東京 プラザ』は商業施設部延面積45,300㎡、8階建て、154店が入店。18mの等身大の『機動戦士ガンダム』を中央に設置、予約制のテーマパーク『ガンダムフロント ジー』(7F)、『ガンダムカフェ 2号店』などがあり、ガンダムが大きな呼び物になっている。

『Hikarie』 、『東急プラザ表参道原宿』に比べるとよりファミリー向けの作り。2F には大手菓子メーカーがアンテナショップを出店、揚げたての「ポテりこ」が食べられる『カルビープラス』、森永製菓の「おっとっと」をソフトクリームの中にブレンドできる『キョロちゃんおかしなお菓子屋さん』がある。6Fにはボーリングレーン、カラオケ、フットサルコート併設のアミューズメントパーク『ラウンドワンスタジアム』が。金・土・祝前日は24時間営業する。

ファッションもファミリー志向が強い。『アメリカンイーグル アウトフィッターズ』、『ユニクロ』、『フォーエバー21』、『ZARA』、『H&M』などファスト&カジュアルファッショングループがこぞって出店しているほか、7月に日本初上陸、オープンする『オールドネイビー』 のポップアップストアも。モバイルで会員になるとプレゼントがもらえるキャンペーンを行なっている。そのほか 旅をテーマにしたビームスの『ビームスライツ( BEAMS LIGHTS)』、『ステューシー(STUSSY)』、『シーバイクロエ(SEE by Chloe)』なども。

ダイバーシティ東京 プラザ
問い合わせ TEL.03-6380-7800
住所:東京都江東区青海1-1
営業時間:ショッピング・サービス 10:00~21:00、フードコート: 10:00~22:00、レストラン:11:00~23:00
※一部店舗は営業時間が異なります
不定休

 


『ダイバーシティ 東京プラザ』は敷地面積の約40%を緑化、屋上にレンタルミニ菜園『都会の農園』があることでも話題。また電気自動車(EV)用充電器の設置など、環境に配慮している。

自由が丘はスイーツフェスタ!
スマホで無料WiFiサービスを体験

ゴールデンウィーク後半、5月3(木~日)の間、自由が丘では毎年恒例の『自由が丘スイーツフェスタ! 2012(Jiyugaoka Sweets festa! 2012)』が開催される。期間中、駅前特設ステージには 高さ約3m の本物のお菓子で作った「お菓子の家」が登場。また『Feve 自由が丘店』『自由が丘ロール屋』など人気のスイーツショップ20店が参加するスタンプラリーに参加するとプレゼントがもらえる。

このイベントに合わせて自由が丘がWIFiフリーの街になる。 NTT 東日本の高速 WiFi フレッツ光回線の屋外型サービスで、専用アプリをスマートホンに入れるだけで、『自由が丘スイーツフェスタ! 2012』のスケジュールやマップはもちろん、自由が丘一帯、約500軒のショップガイドに無料でアクセスできる。街ごと無料WiFi環境になるというNTT東日本と自由ヶ丘商店街の先進的な試みだ。これは便利。ぜひ、アクセスしてみよう。

自由が丘スイーツフェスタ! 2012
(Jiyugaoka Sweets festa! 2012)

期間:2012年5月3日(木・祝)~6日(日)
場所:東急自由が丘駅前ロータリーほか
問い合わせ 自由が丘インフォメーションセンター TEL.03-5731-7274

『自由が丘スイーツフェスタ! 2012』情報 をチェック!