サンダンス映画祭ドキュメンタリー部門監督賞受賞 伝説の前衛芸術家夫婦の物語
『キューティー&ボクサー』
(2013.11.29)
当選者発表
たくさんのご応募ありがとうございます!
東京都 zさん
東京都 モモさん
神奈川県 えやっくさん
埼玉県 tydaさん
東京都 ひなさん
東京都 かしわぎさん
千葉県 takeさん
東京都 ソーヤさん
神奈川県 あやさん
千葉県 マメコさん
NYで前衛芸術道を貫く
ふたりのラブストーリー。
半裸にモヒカンヘア、両腕には大きなボクシンググローブ。ボクサーのような出で立ちで向かうのは、大きなキャンバス。絵の具を染み込ませたボクシンググローブをキャンバスに繰り返し叩きつけて、渾身の画面を生み出すアーティスト。彼こそ1969年からニューヨーク在住前衛芸術家、ギュウチャンこと篠原有司男その人。その技法は「ボクシング・ペインティング」として世界に広く知られています。『キューティー&ボクサー』は、そのギュウちゃんと妻・乃り子さんの奮闘を追ったドキュメンタリー。
タイトルの『キューティー&ボクサー』は、ギュウチャンの大切なパートナーでありアシスタントであり、アーティストである乃り子さんの作品名から。自身とギュウチャンをモチーフにしたドローイングのシリーズです。
「本当は自分の作品をやりたい」と愚痴をこぼしながらギュウチャンの作品作りを手伝う乃り子さんに「Because, I’m your hasband だんなだからしょうがない」と言い含めるギュウチャン、それに「Because, You’re so pityful あなたがかわいそうなだけよ」と返す乃り子さん。負けじと「凡才は天才を助けないと……」と減らず口のギュウちゃん……と、辛辣な会話の応酬が続き観ていてハラハラしてしまいます。しかしピュアに前衛芸術に身を捧げ、小さなやり合いを楽しみながら共に時間を重ねていくふたりの姿は感動的です。
ふたりが格闘するそれぞれの作品のビビッドな魅力、そして全編をいろどるサキソフォン奏者の清水靖晃のしなやかな音楽。作品をまとめあげた監督は若干29歳のザッカリー・ハインザーリング。長編監督デビュー作の本作で、サンダンス映画祭ではドキュメンタリー部門監督賞を受賞。来年のアカデミー賞最有力候補として注目されています。
こちらの作品の一般試写会に10組20名をご招待します。
『キューティー&ボクサー』試写会
日時:2013年12月4日(水) 開場18:30~/開映19:00~ (上映時間82分)
会場:科学技術館サイエンスホール (東京都千代田区北の丸公園2-1)
東京メトロ東西線「竹橋」駅下車(1b出口)徒歩7分
東京メトロ半蔵門線/都営地下鉄新宿線/東京メトロ東西線:「九段下」駅下車(2番・4番出口)徒歩7分
監督 : ザッカリー・ハインザーリング
出演 : 篠原有司男、篠原乃り子
アメリカ映画/カラー/82 分/ビスタ/
原題:CUTIE AND THE BOXER
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■提供:キングレコード、パルコ
■配給:ザジフィルムズ、パルコ