初めてのカンヌ映画祭 その3:5月14日オリバー・ストーン監督『ウォール街2』と『ザ・ハウスメイド』記者会見へ。

(2010.05.20)
5月14日、肌寒いですがひとまず快晴!?

天気はさておき、本日のメインイベントは11:15(現地時間)から始まる、記者会見。ジャーン!!  巨匠オリバーストーン監督がメガフォンを取った映画 『ウォール・ストリート(Wall Street: Money Never Sleeps)』。こちら1987年に公開され、マイケル・ダグラスが主演男優賞を受賞した記念すべき作品『ウォール街(Wall Street)』の続編。

マイケルは前作に引き続き凄腕投資家ゴードン・ゲッコー役、主演はチャーリー・シーンに変わり、若きトレーダー役を演じるのはシャイア・ラブーフ。大ヒットSF映画 『トランスフォーマー』で主役を張ったシンデレラ・ボーイ。大物スター&監督が組んだ作品とくれば、やっぱ、記者会見にはいかなければね。ということで40分前にすでに会場パレ入り。

記者会見会場の前にいくと、予想以上、すでにかなりの数プレス人。最下位地位のイエローカラープレスバッチの列に並ぶとあっさりセキュリティーのおじさんから「あんたたち、たぶん入れないよ。ほとんどホワイトバッチとピンクバッチだけだねきっと。」とあっさり言い放たれてしまった。そのおじさんの言葉通り、昨日に引き続きやっぱり、イエロー組は入れなかった……。

待って、待って、待ちまくる。会場には入れなかったプレスは会場前のTV画面で会見。
TV画面にレコーダーを向けるジャーナリストの姿も。


イエロー組は昨日の試写会に続きブーイング。スター映画であるためか、ピンク組も制限が。入れなかったプレス達は「そもそも、100人ぐらいしか入らない会場をどうしてチョイスするのよー。」ブウブウ。

さらには、ピンク組の間では席を争い口論が。せめて会場に入る姿だけでも写真撮影をと願い、入り口付近に立ちすくしているジャーナリスト達。私の隣でシャッターチャンスを狙うおば様ドイツ人ジャーナリストは「これこそ、ヒューマンドラマよね。」とケタケタ笑いながら話していたけど、ある意味納得。

昨日の試写会入れなかった事件もあるのでその貫録たっぷりのおば様に「黄色カード組はどの記者会見もはいれないの?」と訪ねてみると「大物スター映画はね。」と一言。どうやら、1日目に『ロビンフッド』の記者会見に入れたのはかなりラッキーだったらしい。今さら知った意外な幸運に感謝。

それなら、と昨日映画が試写会には入れなかったリベンジにイム・サンス監督&「カンヌの女王」の異名を持つチョン・ドヨン嬢がタックを組んだ『ザ・ハウスメイド』のプレスコンフェレンスに。こちらはあっさりと会場へ入れたのでした。カンヌ取材1日目『ロビンフッド』の記者会見で記者会見前に3分ほど暗黙の写真撮影タイムが壇上であることを知り堂々と一番前の席へ。関係者入場とともに舞台前へ乗り出して、カシャ。

『ザ・ハウスメイド』の記者会見。チョン・ドヨンかわいいです♪

「ヒッチコックのようなアンビュアンスのスリラー映画が撮りたかった。」と語る監督。さすが、コンペ作品だけあって映画の場面についてのかなり突っ込んだ質問も飛んでいました。

主演男優のイ・ジョンジェは記者会見の進行役さんに「女性オンリーのキャストでいかがでしたか?」と尋ねると「いやー。よかったよ。」まんざらでもない顔。彼のさわやかな表情があたしの心を慰めてくれたのでありました。
それでは、また!