6月23日(木)〜26日(日)まで
『フランス映画祭2011』開催。

(2011.06.06)

いよいよ2011年6月23日(木)〜26日(日)まで『フランス映画祭2011』が開催。今年は例年の六本木ヒルズ TOHOシネマズから有楽町に場所を移し、長編12作、短編6作が上映されます。注目はロマン・デュリスとヴァネッサ・パラディが主演するコメディ『ハートブレイカー』と、名匠オタール・イオセリアーニの半自伝的物語、『Chantrapas(原題)』、フランス国内で注目を集めるレア・セドゥ主演『美しい刺』、男の子になりたい女の子を描いた『トムボーイ』ほか。リュック・ベッソン監督やイオセリアーニ監督ほか、フランスから駆けつける監督/俳優によるトークショーも映画祭ならではの楽しみ。この機会をお見逃しなく。

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上映作品
『CHANTRAPAS』(原題)

名匠イオセリアーニ監督最新作。
グルジアで撮影の自伝的作品。


名匠オタール・イオセリアーニ(『月曜日に乾杯!』)の4年ぶりの最新作。故郷グルジアでの撮影を行った自伝的作品。映画監督ニコラは表現が制限されるグルジアを逃れて“自由”と“民主主義”の国フランスへ。しかしそこでは……。

監督:オタール・イオセリアーニ 
出演:ダト・タリエラシュヴィリ、タムラ・カルミズ、ビュル・オジエ
2010年/フランス=グルジア/122分 

2010年カンヌ国際映画祭 特別招待作品
2010年マルデルプラタ国際映画祭 審査員特別賞
2010年マラティヤ国際映画祭 ライフ・アチーブメント賞
第23回ヨーロピアンシネマ パノラマ特別賞

『セヴァンの地球のなおし方』

『未来の食卓』の
ジャン=ポール・ジョー監督による続編。


環境サミットで伝説のスピーチを行った12歳の少女、セヴァン・スズキの現在 の活動と、日本とフランスで子どもたちの未来を救うために「食」を守り続ける人びとを追った ドキュメンタリー。

原題:Bus Palladium
監督:ジャン=ポール・ジョー(『未来の食卓』) 
出演:セヴァン・スズキ、ハイダグアイの人びと、古野隆雄、福井県池田町の人びと、バルジャック村の人びと、 ポワトゥーシャラントの人びと、コルシカ島の人びと、オンディーヌ・エリオット、ニコラ・ウロ、ピエール・ラビ、
2010 年/フランス/120 分/英語、フランス語、日本語

2011年6月25日(土)より東京都写真美術館ホールほか、全国順次公開

 

『ハートブレイカー』

ヴァネッサ・パラディ&ロマン・デュリス初共演、
別れさせ屋とキャリアウーマンのロマンチック・コメディ。


凄腕の別れさせ屋アレックス。彼のポリシーはターゲットと決して恋におちないこと。しかし、今度の相手ジュリエットは今まで相手にしていた女性たちとは一味違う。ジュリエットも次第にアレックスに安らぎと信頼を覚えて……結婚前夜、二人はモナコの街に車を走らせ、最後の夜を満喫しようとするが?

原題:L’Arnacoeur
監督:パスカル・ショメイユ
出演:ヴァネッサ・パラディ、ロマン・デュリス
2010年/フランス/35mm/カラー/シネマスコープ/105分/ドルビーデジタル
2011年セザール賞作品賞他5部門ノミネート

2011年秋、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開

『この愛のために撃て』

フランスで公開1週間で30万人を動員。
フレッド・カヴァイエ監督最新作。


出産間近の妻ナディアと幸せな毎日を過ごしていた主人公サミュエル。しかしある日、勤め先の病院から帰宅すると謎の侵入者に襲われ気を失い、最愛の妻は誘拐されてしまう。彼女を救うには病院に入院中のある男を連れださねば……生命がけでたたかう男のサスペンス・アクション。

原題:À bout portant
監督&脚本:フレッド・カヴァイエ 『すべて彼女のために』
出演:ジル・ルルーシュ、ロシュディ・ゼム、ジェラール・ランヴァン
フランス 84分 

 

『パリ猫の生き方』

独特のアート世界で注目、
リヨンのアニメスタジオFolimage最新作。


昼はフツーの飼猫、夜は盗賊の相棒。名猫ディノの冒険! ドミニク・ブラン、フランソワ・トリュフォー『あこがれ』主演ベルナデット・ラフォン、フランスを代表する名優が声優として参加。

原題:Une vie de chat
監督:アラン・ガニョル、ジャン=ルー・フェリシオリ
声の出演:ベルナデット・ラフォン、ドミニク・ブラン
2010年/フランス/70分/35mm/カラー/1.85/ドルビーSR 

 

『マムート』

眠っていたバイク「マムート」で、
人生の軌跡をたどるユーモラスなロードムービー。


定年を迎えたセルジュ。過去の幾つかの就業記録が不備なため、年金がもらえないことが発覚。かつての勤め先に書類を発行してもらうため、愛用の大型バイク「マムート」にまたがり、若き日々を過ごした街に向かって旅立つ。かつての同僚たち、友人たち、そして長く会っていなかった姪と再会し、自己を再発見して……。

監督:ブノワ・ドゥレピーヌ、ギュスタヴ・ケルヴェン
出演:ジェラール・ドパルデュー、ヨランド・モロー、イザベル・アジャー二、ブノワ・ポールブールド
2009年/フランス/92分/35mm/カラー/1.85/ドルビーデジタル

ベルリン映画祭コンペティション上映作品。

 
 

『匿名レンアイ相談所』

ユーモラスで温かく、切ない恋。
並外れて感情的で内気なカップルの行方。


小さなチョコレート工場を経営するジャン=ルネと、その工場にセールス担当として採用されたアンジェリック。チョコレートへの愛という共通点を持つ二人は必然的に惹かれ合うが……。レトロな衣装や美術セットも見どころ。

監督:ジャン=ピエール・アメリス
出演:ブノワ・ポールブールド、イザベル・カレ
2010年/フランス/80分/35mm/カラー/2.35/ドルビーデジタル 原題:Les Emotifs anonymes

『トムボーイ』

『水の中のつぼみ』セリーヌ・シアマ監督が
子供たちの繊細な心理を扱った最新作。


少年のような格好をした10歳の少女ロール。家族とともに引っ越してきたロールはミカエルと名乗り、様々な方法で近所の子供たちに自分を男の子だと思い込ませているが次第に家族との間にも波紋を引き起こす。田舎の夏の美しい風景の中で展開される成長物語というフランス映画が伝統的に得意とする設定を用いつつ、ジェンダーの問題を見る者に投げかけるという点で注目すべき作品。

原題:Tomboy
監督:セリーヌ・シアマ
出演:ゾエ・エラン、マローン・レヴァナ、マチュー・ドゥミ
2011年/フランス/82分/35mm/カラー/1.85/ドルビーデジタル
 

『美しき棘』

レア・セドゥの圧倒的存在感に注目。
ルイ・デリュック新人賞受賞レベッカ・ズロトヴスキ監督デビュー作。


母を亡くしたばかりの17歳の少女プリューデンス。不良少女マリレーヌに導かれ、パリ郊外の小都市ランジスで危険な違法バイク・レースに興じる若者たちのグループと知り合う……。アメリカン・ニューシネマ風のバイク・レース、寂れた街角の風景など独特の風景も魅力。

原題:Belle épine
監督:レベッカ・ズロトヴスキ
出演:レア・セドゥ、アナイス・ドゥムスティエ
2010年/フランス/80分/35mm/カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル

カンヌ映画祭批評家週間上映作品

  

『 6階のマリアたち』

パリの高級アパルトマンを舞台にした
エキゾチック・ラブ・コメディ。


コメディ映画の名匠フィリップ・ル・ゲーの最新作。舞台は1960年のパリ。株式ブローカーのジャン=ルイは、妻や子供たちと堅実な、しかし別の見方をす ると退屈な日々を送っていた。だが、同じ建物の6階に6人のスペイン人家政婦たちが引っ越してきたことから彼の生活は一変する……。

原題:Les Femmes du 6e étage
監督:フィリップ・ル・ゲー
出演:ファブリス・ルキーニ、サンドリーヌ・キベルラン、ナタリア・ベルベケ
010年/フランス/106分/35mm/カラー/ドルビーSRD

2011年ベルリン映画祭でプレミア上映。

 
 

『消えたシモン・ヴェルネール』

期待の新鋭映画作家ファブリス・ゴベール
衝撃のハイスクール・ミステリー。


1992年、パリ郊外の小さな街。パーティーに集まっていた若者たちが、茂みの中に死体が横たわっているのを発見する。その2週間前、シモン・ヴェルネールという名の高校生が失踪。教室からは血痕が発見され、捜査が開始されそれから数日もたたないうちに同じクラスの女生徒レティシアが失踪。事件の真相は……。

原題:Simon Werner a disparu
監督:ファブリス・ゴベール
出演:ジュール・ペリシエ、アナ・ジラルド、イヴァン・タッサン
2010年/フランス/93分/35mm/カラー/1.85.ドルビーSRD

カンヌ映画祭「ある視点」部門で上映。

『アーサー3』

リュック・ベッソン監督アニメーション
『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』に続く第3弾。


魔王マルタザールはアーサーをミニモイの国に閉じ込め、強力なセイード軍を結成して、人間世界を乗っ取ろうとする。アーサーと仲間たちが力を合わせ、マルタザールから人間界とミニモイ国を守る新たな戦いの幕が開く。いざ、決戦のとき!

原題:Arthur 3, la guerre des deux mondes
監督:リュック・ベッソン 
出演:フレディ・ハイモア、ミア・ファロー
声の出演:ジェラール・ダルモン、ミレーヌ・ファルメール、マルク・ラヴォワーヌ
2010年/フランス/93分/35mm/カラー/1.85.ドルビーSRD

短編プログラム6作品

『ロープ』 原題:La Femme à cordes
監督:ヴラディミール・マヴニア=コウカ

『世界中がジュ・テーム』 原題:Tout le monde dit je t’aime
監督:ヴラディミール・マヴニア=コウカ

『直立不動の男』 原題:Un homme debout
監督:フエッド・マンスール

『ピアノ調律師』 原題:L’Accordeur
監督:オリヴィエ・トレイナー

『娼婦になっていたかも』 原題:J’aurais pu être une pute
監督:バヤ・カスミ

『エリーズ』 原題:La Noyée
監督:マチュー・イポー



 
 

来日する監督&出演者

リュック・ベッソン監督(映画祭団長)
オタール・イオセリアーニ監督(『Chantrapas』監督)
ジュール・ペリシエ(『消えたシモン・ヴェルネール』出演) 
オリヴィエ・トレイナー(『ピアノ調律師』監督) 

※止むを得ない事情により、上映作品・ゲストが変更になる場合があります。
 


フランス映画祭2011
期間 :2011年6月23日(木)~ 6月26日(日)
   〈レイトショーは6月24日(金)、25日(土)〉
会場 :有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇(レイトショー)
    *ともに有楽町マリオン内(東京都千代田区有楽町2-5-1)
作品数 : 全12プログラム(長篇11本、短篇集6本1プログラム)
イベント会場:フレンチ・シネマ・カフェ、有楽町朝日スクエア(期間中)
主催:ユニフランス・フィルムズ
共催:朝日新聞社
後援:フランス文化・コミュニケーション省-CNC、ユビフランス、東京日仏学院 、在日フランス大使館、パリ市
協賛:ソシエテジェネラル信託銀行/LVT/TV5MONDE
特別協力:TOHOシネマズ
協力:ショートショートフィルムフェスティバル&アジア
運営:ユニフランス・フィルムズ、東京フィルメックス
宣伝:アステア