ジョニー・デップの特別映像公開! 映画『パブリック・エネミーズ』のみどころはここ!

(2009.12.04)
動画:『パブリック・エネミーズ』特別映像
お正月の超話題作『パブリック・エネミーズ』。主人公、ジョン・デリンジャーを演じたジョニー・デップと、恋人ビリー役マリオン・コティヤールをフィーチャー、極上の愛と野望の物語の一端を垣間見れる特別映像を特別公開!

私のジョニー・デップ好きが始まったのは、1990年公開の『シザーハンズ』を観てから。主人公エドワードのあまりにも悲しすぎる物語と、エドワードを演じていたジョニーの悲しみのオーラをまとった素晴らしい演技に惹かれました。

ジョニーの魅力? 普段はもの静かですが、役に入り込むとどんなキャラクターでも演じられる、素晴らしい演技力が魅力だと思います。役作りにも余念がなく、『パイレーツ・オブ・カリビアン』では歯をわざと汚くし、『チャーリーとチョコレート工場』では歯を真っ白に矯正までするなど、そのプロ根性にも感服です……。また、スターでありながらファンを大切にする姿勢、家族のことをとても大事にするなど、彼の魅力は尽きません!!

ジョニーを追っかけてかれこれ20年ですので、ジョニー・トリビアもおのずと集まってしまうのですが、その中からとっておきを披露いたしましょう。

『パブリック・エネミーズ』の撮影中、撮影を見学していた男の子に、被っている帽子が欲しいと言われ「撮影が終わったら、これは君のものだ」と約束したジョニー。男の子の母親はあまり期待しないほうがいいと言っていましたが、後日、彼の家には『チャーリーとチョコレート工場』のグッズと共にその帽子が入った小包が!小包には「約束の帽子だよ。ほかの品々も気に入ってくれるといいのだけれど。」というジョニーからのメッセージとサインが添えられていたそうです。や、優しすぎる!

『パブリック・エネミーズ』のジョニーの一番の見どころはですね、
ジョニー演じるところのジョン・デリンジャーが、愛する恋人にさりげなく話す口説き文句の数々「好きなものは、野球、映画、高級服、速い車、ウイスキー、そして君だ」なんて、言われてみたい。そして返す言葉は、「もう眠りたくない。あなたとの時間が惜しい。」
これしかないっ!!

探してみたら、『パブリック・エネミーズ』の公式サイトにジョンのラブ・メッセージのコーナーが! その口説き文句をはじめドキドキのセリフが入ったブログパーツもありました! 早速貼ります!!!

さらに、この映画って、男と男の闘いという、もうひとつシビレちゃう見どころがあるんです。ジョニー・デップvsクリスチャン・ベイルなんてハリウッド・スターのすっごい贅沢な競演ですよね。最後はちょっと悲しいけど、アッという間の2時間20分(くらい)でした。

もうこれは、デートでもう一回観るしかない! いや、女の子同士でも盛り上がり必至!です。
 

 
ストーリー

1933年、アメリカ。大恐慌の暗澹たる時代の中、銀行強盗のジョン・デリンジャーは“黄金時代”を謳歌していた。警察をあざ笑うかのような大胆不敵な犯罪の手口、銀行を襲っても、銀行にいた一般客からは一銭も奪わないという独特の倫理観。それまでの“強盗”のイメージをくつがえすデリンジャーの紳士的な立ち居振る舞いと、圧倒的なカリスマ性によって、いつしか彼は不況に苦しむアメリカ市民のヒーロー的存在になっていた。

そんなある日、シカゴのバーにいたデリンジャーは、他の女たちとはどこか違う雰囲気をまとった神秘的な美女に目を奪われてしまう。彼女の名前は、ビリー・フレシェット。フランス人の父親と、メノミニー・インディアンの母親との間に生まれた混血児で、クラブのクローク係をしている女性だった。ダンスを踊った後、ビリーを食事に誘ったデリンジャーは、自分が有名な銀行強盗であることを告白する。会ったばかりなのに、自分のことを信用してくれるデリンジャーの態度に、ビリーは心を動かされる。しかし、店で知人と会ったデリンジャーが話をしている間に、彼女は何も言わず姿を消してしまった。

翌日、仕事中のビリーの前に、突然デリンジャーが現れる。「俺の女になるなら、二度と消えたりしないと誓え」と言う彼を、最初は相手にしないビリーだったが、人目も気にしないストレートで情熱的な口説きに負け、彼と一緒にそのまま職場を去る。デリンジャーの隠れ家に招かれたビリーは、彼から思いがけずプレゼントの箱を渡された。中身は襟にミンクのファーをあしらった高級なコート。初めて会った日に、安物の服を着ていることを恥じていたビリーへの心づくしの贈り物だった。彼こそが、自分の退屈な人生を変えてくれる運命の男だと感じたビリーは、その夜、デリンジャーと結ばれる。

その頃、創設されたばかりのFBIの長官エドガー・フーバーは、敏腕捜査官メルヴィン・パーヴィスをシカゴ支局長に就任させ、ジョン・デリンジャー逮捕をマスコミに公言する。“社会の敵ナンバーワン(Public Enemy No.1)”として指名手配された彼の未来を心配するビリーに、デリンジャーは「俺は君と年老いて死ぬ。殺されはしない」と力づける。だが、ビリーの不安は的中した。アリゾナ州ツーソンのホテルに滞在中、ホテル内で起きた火事がきっかけとなり、デリンジャーと彼の仲間たちはあえなく逮捕されてしまったのだ。しかし、裁判が終わった後、刑務所に収監されていたデリンジャーは、偽物の銃で看守を脅し、保安官の所有する車を奪って逃走。厳重警戒の刑務所から見事、脱獄に成功する。

デリンジャーは、シカゴに戻っていたビリーに、真っ先に電話を入れる。FBIから行動を監視され、電話の会話も盗聴されていたビリーは「シカゴに来ないで」と哀願するが、デリンジャーは臆せず、「君を迎えに行き、面倒を見る。俺は約束を守る」と誓う。

新たなメンバーを加え、再び銀行を襲ったデリンジャー一味は、隠れ家にしていたウィスコンシン州の山荘で、FBI捜査官らに包囲されてしまう。激しい銃撃戦の末、デリンジャーの仲間は全員死亡。必死の思いで逃亡したデリンジャーは、捜査の目をかいくぐって、ついに最愛の恋人ビリーと再会を果たす。「次の強奪の後、一緒に遠くに逃げよう」と言うデリンジャーに、「ええ、あなたと一緒に行きたい」と答えるビリー。かつて「今日が最高なら明日のことは考えない」と高飛びのことなどおくびにも出さなかったデリンジャーの心境に大きな変化が訪れていた。眠る時間も惜しむほど、一緒にいる今この時を愛おしく感じる2人。だが、彼らを取り囲むFBIの捜査網は徐々に縮まっていた―。
 

 
『パブリック・エネミーズ』

2009年12月12日(土)より TOHOシネマズスカラ座他にて全国ロードショー

配給:東宝東和

監督:マイケル・マン

出演:ジョニー・デップ、クリスチャン・ベイル、マリオン・コティヤール 他


筆者プロフィール

中塚 千衣(なかつか・ちえ)

ジョニー・デップ愛好家

『シザーハンズ』でジョニー・デップにはまり、その後の公開作は試写、公開初日、その後……と少なくとも3回は映画館で観ています。DVDで特典映像を観るのも、もちろん大好き。が、いちばん好きなジョニー作品は『シークレット・ウインドウ』と言うと極めて珍しがられま す。趣味は映画鑑賞のほかに旅行。この前、チェコの露天(似顔絵描き?)でジョニー・デップの似顔絵に若い女性が群がっているのを見て、その人気ぶりをあらためて実感しました。今回も試写状をゲット!
もうジョニー・デップ様に一生ついて行きます……!