『したまちコメディ映画祭in台東』は浅草、上野という下町（したまち）エリアの風情を味わいながら、コメディ映画を楽しむ地元一体型の映画祭です。浅草公会堂はじめ、上野野外音楽堂、今年は東京キネマ倶楽部も新たに会場に加わりました。

オープニング上映、レッドカーペット、コンペティション、特別招待作品の上映、特集上映のコンテンツがあり、2014年9月14日（金）～17日（月・祝）の4日間、大爆笑ものからホロリとさせる作品まで晩夏の下町の風情の中で心ゆくまで楽しめます。

今年のオープニングセレモニー上映は、特別招待作品の『西遊記～はじまりのはじまり～』（9月13日（土）13：00〜、
浅草公会堂）。誰もが知っている「西遊記」を『少林サッカー』のチャウ・シンチー監督が映画化。あっと驚くの映像の連続の妖怪バトルエンタテインメントです。そのほか特別招待作品はコメディアンの関根勤さんが初監督した『騒音　THE FIVE OYAJI』はじめ4作を上映します。『騒音　THE FIVE OYAJI』についての詳細はこちらをチェック。読者プレゼントもあり。

コンペティション「したまちコメディ大賞」（9月14日（日）　開演10：30〜、東京キネマ倶楽部）は公募した20分以内のオリジナルなショート・コメディ作品　193点の中から、入選作品と「Ｕ-25特別枠」の12作を上映。審査委員の吉田大八、洞口依子、辛酸なめ子、いとうせいこうと会場の皆さんが一緒に『グランプリ』『準グランプリ』『観客賞』を選出します。俳優の斉藤工さんが監督の『バランサー』が招待作品として上映されるのも話題です。

毎年大好評の「声優口演」を今年は２日間開催します（9月12日（金）、13日（土）両日とも18:30〜、浅草公会堂）。「声優口演」は、サイレント映画に合わせて声優さんがたちがライブで吹き替え上映する企画。今年は声優口演ライブ「したコメ meets チャップリン」として、映画デビュー100周年のチャプリンを特集。野沢雅子、三ツ矢雄二、山寺宏一といった人気声優さんの声で『チャップリンの質屋』などを。

「ジャック・タチ　コンプリートBOX」発売を記念して「ぼくの伯父さん」のサントラがはじめて購入したレコードというミュージシャンの細野晴臣さんをゲストに、コメディに造詣が深く本映画祭のプロデューサーであるいとうせいこうがトークショー。

100人の映画通による名作セレクション「TSUTAYA発掘良品」とのコラボレーション企画で、フィンランドの鬼才アキ・カウリスマキ監督の『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』を上映。『かもめ食堂』の荻上直子監督のトークショーつき。敬愛するアキ・カウリスマキ監督、フィンランドについて語ります。

「したコメ」が”笑い”で多くの人々に喜びを与えてくれた方を表彰する「コメディ栄誉賞」。今年はテレビ・映画・舞台・音楽と多方面で活躍する西田敏行さんに授与されました。クロージングセレモニー＆イベントとして「西田敏行リスペクトライブ」が。赤い公園、浅草ジンタ、ポカスカジャン、かせきさいだぁ＆ハグトーンズ mixed by DMXらのライブのあと、西田敏行さんをゲストに迎えて授賞式も行われます。