初めてのカンヌ映画祭 その2:5月13日プレスバッチ悲喜こもごも。

(2010.05.20)
曇ったり、晴れたりへんてこ天気な13日

昨日に引き続きボンジュール! カンヌ映画祭、プレス初挑戦中です。

本日の目的は試写会。そう、プレス試写会初挑戦! ということで記念すべき1本目に選んだのは、北野武監督作品『アウトレイジ』と争うイム・サンス監督がメガホンを取った韓国映画『ザ・ハウスメイド』。映画祭でのタイトル名はこちらだが、どうやら韓国や韓流映画サイトでは『下女(ハニョ)』で知られているらしい。そもそもこちらの映画は日本にもファンが多い韓国映画界の巨匠キム・ギヨン監督が1960年に発表した『下女』のリメークバージョン。平和な家庭が家政婦と家主が肉体関係を結ぶことによって崩壊する。エロティシズム、スリラーをたっぷり含んだ作品は、復刻版が昨年のカンヌ映画祭でお披露目されたことでも話題を呼んだいわくつきの作品。

ということで、映画モード最上級で本日16:30の上映時間にあわせて15分前に試写会会場へ。ところが……。また、また、プレスバッジカラーの提示。そう、最下位の黄色カラーバッチを持つあたしたち、黄色組(なんだか運動会みたいになってきました)、昨日の『ロビンフッド』の記者会見のようにみんな入れるよね!? なんて高を括っていましたが、ピンク、ブルーのバッチを持つ記者さんは永遠と思われる行列に並ばなくても試写会会場に入れるのに黄色、オレンジカラー組は延々と待ち続けたあげく、なんと、試写会会場に入れなかった……。

まあ、800人のジャーナリストが来ているって言うからしょうがないっていえばしょうがない。ということで、悲しみにくれながらプレスルームでエロティシズムもサスペンスも抜きで美のために炭酸ウォーター「サンペレグリノ」を飲みながらPCのキーを叩いているあたしです。

プレスルームにはPCがズラリと並んで。日本語もOK。いたって快適。
さすがオフィシャルスポンサー『ヒューレット・パッカード』。
プレス試写会も「レッドカーペット」。