Shibuya Tourbillon 〜1〜 マニフェスト『アツコバルー arts drinks talk』
渋谷に新しい旋風を巻き起こす!
(2013.03.25)
新しいアート・カルチャースペース
『アツコバルー アーツ ドリンクス トーク』
6/28、渋谷・松濤に新しいアート・カルチャースペース『アツコバルー arts drinks talk』をグランド・オープンします。「店の名前に自分の名前使うなんてやりすぎじゃん?」と突っ込みが入りました。確かに照れるのですが、そこはもう若くない特権。クオリティは私が保証します、と胸を張るという意味でこのネーミングになりました。
この場所では5つのことを目指しています。
1.コミュニケーションの場
2年前の大きな災害のあと私も自分の無力さに悩みながらアート、いや文化に何ができるか。と考えた時、たどり着いた結論が文化は狭いサークルにこもっているのではなくて広く多くの人と作品を通して交流することで社会的な活動になりうる。ということでした。
2.人間を見る場
美術館で素晴らしい傑作を見ると、すごい。と感動しますが、ではその人はどうやってこの作品を生むまでに至ったか、どんな背景があるのか。ということはわかりません。ここではそのプロセスを探りたいのです。つまり作家のクレイジーなアイデアや妄想、葛藤なんかがちょっと覗けるようなことをしたいのです
3.発信の場
新しい才能につきあって、ちょうど子供が自転車乗りを覚える時に後ろを押して走ってやるように、助けてあげて、そのうち子供の方は背中を押している大人のことなんてすっかり忘れてサーッと走って行ってしまう、みたいなイメージで(でも忘れないでほしいけど)未来の才能に付き合いたい。そして世界に発信できる場。
4.お金を稼げる場
私たちは公の施設ではないのでお金を自分たちで稼がないといけません。アーチストだって同じです。以前のように投機のために名画を買うというのとは正反対で自分の人生を豊かにしてくれる作家とこの場所を応援するために作品を買っていきたい。と思っていただける場所。
そして最後に
5.みんなが語る場
カフェギャラリーというのはありますが、本格的(なぜなら私達、本格的ですから)ギャラリーの中にバーがある、ってかなり冒険です。でも作品を見て無言で帰るのではなく、お茶一杯でも飲んで語り合ってほしいのです。今まで日本人は話し合うことが少なすぎたと思いませんか?ここでは大いに語り、飲んでほしい。だから夜の11時までお店をオープンしています。
3/21(木)にはプレ・プレオープニングイベントとして、社会環境に批評的に切り込むYoHa、シューリー・チェンが最新プロジェクトについてスペシャル・トークが行われました。プレオープニング・イベント第1弾は、4/3(水)〜14(日)まで展覧会『blank page;』を開催。&Jason、ON ZA LINE、松本美緒、グナー・バウアー、セバスチャン・マイヤー、マーティン・ホルトカンプ、フミコ・イマノら異なる文化、領域で活躍する7組が『アツコバルー』の「白、渋谷、始まり」にインスピレーションを受け、その最初のページを彩ります。4/17(水)〜28(日)は垣内光司、成瀬猪熊設計事務所、中央アーキ、西田司、藤村龍至、メジロスタジオによる『新スケープ 建築展』です。お楽しみに。
*あらゆる表現形態を受け入れるライブハウス『サラヴァ 東京』とともに『アツコバルー arts drinks talk』は、再生し続ける渋谷に新しい旋風を巻き起こします! 『サラヴァ東京 こんにちは。』に続いて新コラム『Shibuya Tourbillon 』(渋谷つむじ風)連載スタートします。こちらもお楽しみに!
『アツコバルー arts drinks talk』
Tel:03-6427-8048
所在地:東京都渋谷区松濤1.29.1 渋谷クロスロードビル5F
(『saravah 東京』と同じビルの5F)
14:00〜23:00、月火休