リブロ・トリニティ – 6 - 『俺のつまみ』伊野 由布子 著

(2009.06.03)

~著者+編集者+書店スタッフ、著者+書店販売員+読者……3人が一体となり、力を合わせて完成した本を紹介するコーナーが「リブロ・トリニティ」です~

伊野 由布子 著
『俺のつまみ』

『俺のつまみ』 発売元 日本経済新聞出版社
1,260円(税込)


各界著名人も大推薦!

臨機応変!アイディア満載!
その場にあわせてスピード勝負!
目からうろこ~鼻から牛乳……。
センスあふれるお得な一冊デス!   
     

歌手 嘉門達夫

『俺のつまみ』は男たちへの自立の勧めです。
これくらいは自分で作りなさい、それが男というものだ。
伊野さんは母のようにやさしく、つまみだけでなく、
お酒との相性まで私たちを指導してくださいます。
でも、これは
「あとは自分で考えなさい。私は飲みに行くから」
という女性が自立する前の置手紙かもしれません。

キャスター 宮川俊二

この本は、男を喜ばせます
     女を勉強させます
     人生を楽しくさせます    
  

作詞家・作家 喜多條 忠

『俺のつまみ』って男性だけでなく
料理のアイディアに困った時に助けてくれる1冊!!
頼りになります!
            

タレント 大桃美代子

■ 著者より

伊野 由布子(いの・ゆうこ)

福岡出身。料理研究家として『オレンジページ』や『きょうの料理』で活躍中。(社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザーの資格をもち、ワイン、日本酒、焼酎など酒全般に精通している。パリの料理学校フェランディー校ディプロマ取得。1989年アカデミーデュヴァン立ち上げにスタッフとして参画し講師も歴任。1992年より服部栄養専門学校にて調理師課、栄養士課講師。池袋コミュニティーカレッジ講師。酒講座の講師のかたわら酒に合う料理を紹介するお料理教室マリアージュの会主催。レシピ開発、商品開発もこなし、千疋屋総本店の製菓アドバイザー、クラフトパルメザンチーズのレシピ開発などで企業と契約。都内で夫と中学生の息子と3人暮らし。

今回のこの本は!

私は本当はワインが一番最初のお酒で、勉強したのはフランス料理。
編集の方たちのアドバイスがなければ、
このような本が出来なかったと思っています。

今の男性がどのように毎日、働き、遊び、飲み食いするか今まで
真剣に考えてきませんでした。
自分はかなりオヤジ化してると思っていましたが、

コンビ二で夜サラリーマンの方が、キムチや豆腐を買い物カゴに
入れているのを盗み見したり、知り合いのコンビ二で25歳~50歳男性
サラリーマンの一番買いもとめるお酒や食材のデーターを見せてもらったりと
夜な夜なコンビ二通いをしたりして、良く知らない世界だった事が
わかりました

簡単で美味しくてコストが安い!と言うのは夢のような話ですが
手前味噌ですが、いい感じにランナップが出来たと思っています

本を片手に50品目を今作りました。全部制覇します!とメールを
下さった30歳代の友人男性がいて、この本は上手く仕上がったのだな!
と確信しました。

つい、食材を盛り込みすぎたり手間をかけずぎると
コーティネートをしていただいた佐藤さんや編集の日経の長澤さんに
駄目だしされたのですが、それがとても良い経験と結果になったと
思っています。

今の夢は、この本を見せながら、
中学生の息子に、私のつまみを作ってもらい
母は一杯飲んで待っている
そんな、事を考えたりしています(無理かな?)

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■書店スタッフより

三省堂書店 神保町本店柳本 文子(やなぎもと・あやこ)

神奈川県出身。三省堂書店神保町本店2階に異動して2年、実用書コーナー担当。
美味しいものが大好きなのでちょっとすてきなスーパーをみつけると、ついつい寄り道してはうっとりしています。
現在はそのくちどけがたまらない“和三盆”を使ったスイーツにはまり中。

お手軽食材ばかりだから、『俺のつまみ。』が今夜から作れそう!

『俺のつまみ。』は、ビールや焼酎、日本酒、ワインなど、その日のお酒にあわせておつまみが作れるようになっているが便利です。

「厚揚げの豚ばら巻き」や「たらこのねぎ和え」みたいに、材料そのものはごくありふれたものなのに、上手な組み合わせでとっても美味しいおつまみが手早くできあがるのがうれしいですね。男の人にさっと作ってあげるのも(もちろん、もらうのも)いいですよね。
「かぶとソーセージの煮込み」なんて、さっとでてきたら感激です。
白いご飯がすすみそうなレシピばかりなので、お酒を飲まない人にもおすすめですよ。

おつまみの写真が居酒屋っぽくほんのり暗い照明に照らされているのも食欲をそそります。 
また、使われている酒器や食器がとてもすてきで気になっていたのですが、やはりお手軽だけど少しこだわりの作家ものを使用しているとのこと。さすがです!著者の伊野さんのセンスのよさがうかがえますね。

神保町本店は地域柄サラリーマンのお客様が多いので、お酒やおつまみの本が好評です。メインのフェア台がおつまみ本戦国時代と化していますが、『俺のつまみ。』をぜひ1度お手に取って読んでみてください。うちに帰ってのんびり呑みたくなりますよ!

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■編集者より

日本経済新聞出版社長澤 香絵(ながさわ・かえ)

食べ物関係で平松洋子さんの『忙しい日でも、おなかは空く。』、林望さんの『リンボウ先生の<超>低脂肪なる生活』のほか、ワタミ・渡邉美樹社長の熱きメッセージ集『きみはなぜ働くか。』、住田裕子弁護士の『住田裕子の老後安心相談所』など、興味の赴くまま、「雑食」的に担当しております。

飲みたいお酒に合わせて作れる、新しいおつまみ本!

気がついたら周りの友人は、酒飲みばかりになってしまった。週末に彼らを呼ぶと、絶対、おみやげに一本買ってきてくれる。あれ、今夜は餃子にしようと思っていたのだけれど、という日に限って、友人は大吟醸を買ってきてくれたりする。用意した料理と合わない。なんだかちぐはぐ――ああ、こんなとき、日本酒に合わせたおつまみが、ぱぱっと作れたらいいのに。そういう料理本があったら助かるのに。    

ちょうどそんなことを考えていた時に、この本の著者の伊野先生を紹介していただく機会を持ちました。先生は、「オレンジページ」などで活躍する料理研究家であると同時に、ソムリエの資格をお持ちでお酒にも造詣が深くていらっしゃいます。この方なら、酒好きの隠れた需要に応えたおつまみ本を書くことができるのではないか。そこからこの企画はスタートしました。

本書では、ビール、焼酎、日本酒、ワインのそれぞれにつき、料理に慣れていない男性でもぱぱっと作れて、しかも美味しい(実証ずみ)おつまみを紹介しています。

書店におつまみ本は数あれど、「飲みたいお酒に合わせて、つまみが作れる」という発想の本は他にありません。
それだけでも大きな価値のある本だと思っていますが、それに加えて、本書では「料理とお酒を合わせるためのコツ」や「お酒のより美味しい飲み方」も紹介しています。私自身、原稿をいただきながら、     
●ビールや缶チューハイは冷やしすぎると不味くなる    
●赤ワインには醤油味や味噌味もよく合う  
●日本酒でも、生酒ならピザやチーズ(!)にも合う
……など色々な発見がありました。実際にその通りやってみたら、普段とは違うお酒の味に出会えて、心から感動したりもしました。 
ということで、この本が手元にあれば、毎日の晩酌タイムがより充実すること間違いありません!――全国の酒好きの皆様、どうぞご一読いただければと思います。

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『俺のつまみ』出版パーティの模様です。