『第14回文化庁メディア芸術祭』が国立新美術館にて開催中です。アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門に応募の2,645 作品から選ばれた受賞作品と審査委員会推薦作品約170点が展示されており、実際の作品を体験できます。
今年は展示会場を東京ミッドタウン ガレリア地下1F アトリウムにも設けるほか、USTREAM で全プログラムを放映するなど全国どこからで もメディア芸術祭を体験できます。
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エンターテインメント部門 審査委員会推薦作品 犬飼博士作『eスポーツグラウンド』。ゲーム画面にプレイヤー自身が入り込み、全身を使ってプレイする。
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主催のCGアーツ協会 阿部さんによると今年のメディア芸術祭の応募作品の傾向は
アート部門 存在感強く表現方法が成熟した作品
マンガ部門 ストーリー重視の歴史もの
エンタメ部門 ゲーム部門での受賞はないがSNSを使ったもの、iPhone、iPadのアプリが中心
アニメーション部門 メディア芸術祭上初めてテレビ番組のアニメーション作品が受賞
といった傾向があったとのこと。
実際に会場を見回してみますと、映像のデジタルデータをサウンドデータに変換、映像と音を同時に展示したアート作品『sound / tracks』(Peter KNEES / Tim PHOLE / Gerhard WIDMER作)や、GoogleMapのストリートビューで提供されている映像をつなぎ併せて映像作品にした『NIGHT LESS』(田村 友一郎作)など、日々大量に生産されるデジタルデータを編集していかに面白いものを作り上げるか、というアイディア重視、知的好奇心を刺激する作品が多いことがメディア芸術祭ならではである、
と観察しました。
『第14回文化庁メディア芸術祭』
会期 :2011年2月2日(水)~2月13日(日)
※8日(火)休館 10:00 ~ 18:00 金曜は 20:00 (入館は閉館の 30 分前)
会場:国立新美術館(東京・六本木) ※サテライト会場:東京ミッドタウン
観覧料 : 無料
主催 :文化庁メディア芸術祭実行委員会 (文化庁・国立新美術館・CG-ARTS 協会)
お問合せTel. CG-ARTS 協会内「文化庁メディア芸術祭事務局」
フリーダイヤル 0120-454-536
http://plaza.bunka.go.jp/