深瀬鋭一郎のあーとdeロハスあなたの星空のつくり方。

(2009.01.22)

正月の松の内もあけて、今週からバリバリ働いている方も多いでしょうね。職場からの遅い帰りにふと夜空を見上げると、自分が吐く白く霞んだ息の向こうに、月や星が良く見えます。ほっとしますね。綺麗ですね。世界的に金融・経済危機で世相は暗いけれど、下ばかり向いていないで、上を向いて歩きませんか。美しい夜空をより深く、いつも感じていられる、そういう生活環境をつくれば、気持ちが軽くなって、行き詰まりも解きほぐせるかもしれません。

自分も「東京で銀河を見る。」をテーマにフェスティバルを運営していることもあって、そういう気持ちから、江戸川にある古家を改修して、銀河をテーマに、ちょっとした「ミルキーウェイハウス」をつくってみました。なるべくお金をかけずに、環境にやさしく、内装や調度品を工夫してつくりました。その家にもともとあった屋上や、夜空を覗けるロフトの小窓が、深瀬のインスピレーションをいたく刺激したのがはじまりです。

2階寝室プラネタリウム。

ミルキーウェイがみえる屋上とロフトに加えて、いつでも星空を感じていられるように、プラネタリウムを楽しめる寝室、トウキョウミルキーウェイのコンセプトをつくる書斎、星空のイメージの音楽を奏でる仕掛け時計のある居間、星型の照明が照らし出すキッチン、星柄の壁紙とあかりに包まれるトイレ、夏の花火の壁紙を楽しむ脱衣所、星柄のガラス窓から月光が差し込む浴室と階段、花火柄の照明シェードがある玄関などをコーディネートしました。

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このような方法によれば、木造モルタルのアパートでも「ミルキーウェイルーム」に早変わりできます。たとえ、壁紙を張り替えなくても、シェード、スクリーン、照明、ファブリック、イラスト、時計、デザイン小物などを使うことで部屋のイメージはいくらでも変えられます。お金は少しだけ必要ですが、たくさん使う必要はありません。ちょっとした工夫で生活を楽しくする「星空の作り方」を、あなたも一度試してみませんか?