池田美樹, 池田美樹のLOVE♥ CITY WALK水のためにできること。

(2009.02.12)

「収入の20%は何か寄付などして、社会に役立つことに使いなさい。それがめぐりめぐって、私達のためにもなるんだから」と、社会人になった頃に教えてくれた人がいたけれど、未だに収入の2割どころか1%すらそのように使ってはいない。

 募金とか寄付と聞くと、なぜか、なんとなく気恥ずかしさがともなう。何か社会に役立つことをしたいのだけど、どのようにすればいいのだろう? とつねづね考えていた。

 そう考える人のためにぴったりなのが、物を買ったりサービスを受けることで、間接的に寄付をする方法かな、と思う。
 たとえば、「AVEDA」のアースデー月間。来る3月26日から5月13日、「水と地球を守る第一歩」をテーマに、全世界24の国と地域で様々な活動を行い、募金活動を行う。

 この中心となるのが、オーガニック ラベンダー キャンドルの販売。売り上げは全額、環境団体「グローバル グリーン ファンド」を通して、世界中の、きれいな水を守る活動に寄付されるという仕組み。これなら、アロマキャンドルを買うだけで寄付ができるので、軽やかに社会貢献ができるというわけだ。

 ほかにも「AVEDA」は、期間中、全国のネットワークサロンで独自の募金活動を行うなど、世界中で様々な試みをするのだとか。

 その中でも、2月12日〜20日に行われる2009-10年秋冬ニューヨークコレクションのショーとリンクしたプロモーション「I CatWalk for Water」がおもしろい。私達は、WEB上でお気に入りのモデルやスタイリスト、メイクアップアーティストを支持するという形で資金援助をするという仕組みだ。

 発展途上国・地域では、毎日平均6キロを歩いて約20キロの重さの水を汲みに出かける女性が大勢いるという。AVEDAのサロンで20キロの重さの水を抱えさせてもらったけれど、それは想像を絶する重さ。腰が抜けるかと思った。

 キャンドルやファッションを糸口として、私達ができる小さなことをやってみる。すると、そのお金の使い途は自然と気になるし、その先にある世界の現実が少し身近になる。

 今朝、歯磨きの時に、ふだんは流しっぱなしにしていた水を、はっと気がついて止めてみた。

AVEDA PR部 部長の黒岩典子さんから、これまでの取り組みと今年の活動について説明を受ける。
アースデー月間中販売される「オーガニック ラベンダー キャンドル」は1207円。
「I CatWalk for Water」のWEBサイト。