ワールドマガジンギャラリーが表参道ヒルズで復活中!? 世界の雑誌を手にとれる『WE LOVE MAGAZINE LIBRARY』

(2009.03.13)

表参道ヒルズ B3F スペース オーで開催中の『WE LOVE MAGAZINE LIBRARY』は、世界各国のおしゃれな雑誌が、おしゃれに読めます。

『WE LOVE MAGAZINE LIBRARY』のディレクターであり『BRUTUS』『Casa BRUTUS』『BRUTUS TRIP』『GINZA』のアートディレクターでもある藤本やすしさんのコレクションの中からフランスの『FEMINA』、ドイツの『Zwen』、アメリカ『Seventeen』のヴィンテージ誌が展示されているのに加えて、日本でなかなか読むことができない世界のファッション、アートなどおしゃれなマガジンが、整然と並ぶスクエアテーブルの上に置かれています。

気に入った雑誌を手にとって会場の脇にあるスクエアソファに座って読むこともできるのです。

ルクセンブルグの『nico』、ベルギーの『Tickl』、中国の『milk』、といったかっこいい雑誌がスペースをとってきれいに並べられていて、これは手に取って読んでも、ちゃんとあった場所に返したくさせる頭のよい配置の仕方、と感心しました。ちなみに日本ではなかなか揃えるのが難しい分厚いスペインのアート誌『rojo』はバックナンバーが揃っています。

世界中45ヶ国 1200冊という雑誌は、そのルックスも相当バリエーションに富んでいて、タブロイド風のものから厚手のフライヤーを集めて袋に入れただけじゃないの? というものまで、雑誌の大きさやスタイル、紙の質感や、雑誌の重さもさまざまです。

見たこともない雑誌がほとんどなので、こうなってくるともうほとんど顔で勝負です。表紙がラブリィなものを手にしたくなります。ピンクバックにスイーツが並ぶ写真にクラブイベント系なタイトル文字のプリティな表紙のマガジンは、開いてみると韓国のファッション誌、じゃなくマンガ誌でした。

見るからにファッション誌ではありませんが、中を開いて見ると、写真に登場する人物の目、鼻、口がすべて黒く塗りつぶしてある、というマガジンもありました。

なにせ世界から集められているのでタイトルが読めない、なんと書いてあるのかわからない雑誌がほとんどでしたが、アートワークや文字の書体で中身を想像させる表紙を持つ雑誌は、よい雑誌なのではないか、
と観察しました。
(世界文化観察/バーバラ・ウンフーフー)

表参道ヒルズ地下3Fのスペース オーにて開催中。14日(土)17:00〜は『jane』岩下祐子編集長と『BRUTUS TRIP』石渡健文編集長のトークイベントもあります。
立ち読みしても怒られません。買えるわけじゃありませんから……。でもエントランス脇には定期購読の申し込み用紙がたくさん用意されています。
各テーブルの上にはこんな感じで世界のマガジンが並べられています。中段、右から2番目がかわいいルックスの韓国のマンガ雑誌『poptoon』。

 

ソファもBGMもソーグッド。スピーカーからイマジネイティブな音が。 フランスのモード誌『FEMINA』などのヴィンテージ誌はガラスケース入り。 右上のモノクロの表紙『DARK PROSPECTS』と書かれてあります。
開いてみると、なんでしょー、これはー! 写真に登場する人物の目、鼻、口に黒線が。シュールです。 右に平積みにされているのがスペインのアート誌『rojo』。イベントのディレクターのひとりであるDAVID GUARINO氏のおすすめ。 『rojo』には最先端のアートワークがたっぷりぎっしりずっしり。

『WE LOVE MAGAZINE LIBRARY』
期間 開催中~3月14日(土)11:00~21:00
場所 表参道ヒルズ 本館地下3F スペース オー
住所 東京都渋谷区神宮前4-12-10
Tel. 03-3497-0310
営業時間 月〜土11:00〜21:00、日〜20:00