祝・刊行!「カワイイのはクチ」だけじゃなかった!? イタイケな動物たちの、あんな姿こんな表情。未公開カットの一部をご紹介いたします。

(2009.05.27)
5月28日に発売された『動物オメガ図鑑 カワイイのはクチでした』。著者の松原卓二さんの本業はプログラマ。とにかく動物が好きで好きで、「かんわええ~~~~~~」と、デジカメで撮りまくっているうちに本になっていたというエンジョイ系写真家でもある。かわいい動物に健全にコーフンなさって、毎度確実に、見たこともない愛らしい表情を写し出してしまうその手腕を「動物写真界の篠山紀信さん」と評したくなる! ¥1,500(税込)。

ええと、そもそも、なぜでしょう? カワイイ動物を取り上げているというのに、どこか卑猥な響きが醸し出されているこの記事のタイトル…。そう、カワイイっていう感情はちーっとばかり欲情を伴うのですな。ええそう、ムラムラムラっと。

この本は、著者・松原卓二さんが撮りためた、数多くの動物写真の中から、動物のクチとその周辺(=ω オメガ、と命名)を中心にセレクトしまとめあげた写真集です。

言うまでもなく、本作りには、限られたページ数やコンセプトがあり、どれほど針が振り切れそうに“カワイイ度数”が高かったとしても、泣く泣く掲載をあきらめざるを得ない写真もあるわけで。ありがたいことに私は、惜しくも掲載から漏れたそれらのカワイイ写真をもまじまじと目にする好機に恵まれました。担当編集ゆえの特権ですね。それをこっそり、自分だけの楽しみにしておいてもよかったのですが、だんだん公共の福祉に反する気がして後ろめたくなってきたので、とりわけ私の心を鷲掴みにして仕方のない写真を一部お裾分けしよう、というのがこのページの主旨です。皆さんも各自、下記でご紹介する写真を見て、私同様、キュンキュンしたり、ハアハアなさったりして、あわよくば仕事や生活における日頃の面倒なこと、嫌なことなどを忘れてうっとりした時間を過ごしていただければ幸いです。

『動物オメガ図鑑』番外編
「イタイケな奴ら」

みなさんは、日頃、「イタイケだなー」と思う瞬間はありますか? イタイケさ、というのはほとんど、動物と子どもにだけ許された特権かもしれません。都会の生活や日頃のストレスにさらされてイタイケさを忘れそうになったらこの写真を見て確認してください。これですこれ。こういうことです。

肩越しのウサさん

ウサギ 埼玉県こども動物自然公園
こんな目で見られたら、無い借金も全部返して謝りたくなりますね。

美しい箱庭にたたずむカピさん

カピバラ、ウサギ 伊豆バイオパーク
それぞれに漫画の吹き出しをつけたら、皆さんは何を書き入れますか?

多分寝覚めのひとくち

コツメカワウソ アドベンチャーワールド
動物が水を飲んだりごはんを食べたりする姿ってつい見入ってしまいます。

面キリリ、背中ふわふわ

ミーアキャット 伊豆バイオパーク
ミーアキャットって顔はシャープ。ふわふわ後ろ姿とのギャップにキュンとします。

おそらく瞑想中

ワモンアザラシ おたる水族館
この状態でずっと、くるくるつるつると水の中を回転して楽しいのでしょう。

撮らないではいられないのです

松原卓二、ジュゴン 鳥羽水族館
撮ってるこの方も、動物さんたち同様、どこかイタイケなのであった。

こちらにも『動物オメガ図鑑』の情報満載です。クリックしてみてね。

松原さんのモフモフ情報サイト

BCCKS

「動物オメガ図鑑」公式携帯サイト

筆者プロフィール

関陽子(せき・ようこ)

1978年岐阜県生まれ。第一書籍編集部所属。
決して子煩悩ではないのですが、なぜか子どもにモテます。
好きな獣:ネコ、コツメカワウソ
好きな魚:ウナギ、アユ
好きな菌:アミガサタケ、ツエタケ
好きな花:ハス、バラ、オオヤマレンゲ
好きな石:オブシディアン、ラピスラズリ