池田美樹, 池田美樹のLOVE♥ CITY WALK今やおしゃれの必須アイテム。
雨の日はレインブーツで出かけよう。

(2008.04.16)

春の雨がまる一昼夜降り続くことも珍しくない今日この頃。前夜からの雨の音を聞きながら、今日はどんな靴を履いていこうか、と悩むことも多い。そこで、とある雨降りの朝、おしゃれエリアといわれる東京・恵比寿駅で、女性達がどのような靴を履いて出勤しているか観察してみた。

ちょっとくたびれたパンプスを履いている人が約6割。同じく、ちょっとくたびれたブーツの人が3割。これは、いわゆる「雨靴(アメグツ)」を使っているものだと思われる。つまり、もう少々古くなってきたから晴れた日に胸を張って履いていくのはいやだけれど、雨の日ならまあいいか、と思える“レギュラー落ち”の靴、ということだ。気持ちはよくわかる。私も何足か「雨靴」を持っている。しかし、この靴を履いて一日を過ごすと、なんとなく心浮き立たない日になることは確実だ。

残りの1割のうち多くは、濡れてもよさそうなオープン系のサンダル。これもわかる。私も、どうせ濡れるならそれを逆手に取ってしまえ、と、ビーチサンダルやエナメルのミュールを履いて出かけたことがあるが、足が濡れるというのは気持ちの悪いもので、女性の大敵である冷えも襲ってきてなかなか過酷だ。

そこで、おしゃれな人たちは何を履いているのだろう、とよく観察してみたところ、ごく僅かにいました、きちんとレインブーツを履いている人が。なかでも女性にこの頃人気なのは、スコットランド発、英国王室御用達のラバーブーツ「HUNTER」だろう。ウェリントン、通称ウェリーと呼ばれるモデルが、女性にレインブーツとしてよく履かれている。美脚効果のある長靴ともいわれ、14色のカラー展開も魅力だ。日本でも靴の専門店、セレクトショップなどで購入することができる。

以前からファンが多いのは「AIGLE」のブーツ。シャンタベルという女性専用モデルやジャンピングJPという日本人の足に合わせた丈のブーツをよく見かける。カジュアルなスタイルにも、ワンピースなどに合わせてもしっくりマッチする応用範囲の広さがいい。

一方、ストライプ、ドット、フラワー柄などがプリントされた、あまりにもキュートなレインブーツを送り出している「タマラ・ヘンリケ」は、知る人ぞ知る人気ブランド。今日は雨だからいっそレインブーツを主役にしたい、という発想で楽しみたい。日本でもセレクトショップやネット通販などで購入可能(ただしいつも品薄)。ほかにも、おしゃれなレインブーツといえばイタリア発の「レジナ レジス レイン」、シアトル発の「チューカ」などのブランドがある。「シャネル」や「グッチ」、「ドルチェ&ガッバーナ」、「マーク・ジェイコブス」、「エミリオ・プッチ」などのハイブランドもレインブーツを発表するなど、今やレインブーツはれっきとしたおしゃれアイテムのひとつみたい。ただでさえ雨の日が多い日本。どうせ濡れるんだからって、くたびれた「雨靴」で出かけてやり過ごすより、気分を弾ませてくれるとっておきのレインブーツで、おしゃれに出かけてみませんか?

「レジナ レジス レイン」のカラフルレインブーツ(写真のモデルは残念ながら現在品切れです)

「レジナ レジス レイン」のカラフルレインブーツ
(写真のモデルは残念ながら現在品切れです)