池田美樹, 池田美樹のLOVE♥ CITY WALK2009年も間近! 私のお気に入りスケジュール術。

(2008.12.02)

 来年の年始発売の『anan』を作っている真っ最中だ。特集の中で「スケジュール術」について取り上げている。詳しい内容は1月5日発売の『anan』で見ていただきたいのだが、実は私、スケジュール術、時間管理術のマニアである。

 もっとも影響を受けているのは、女性のための双方向コミュニティサイト「イー・ウーマン」代表である佐々木かをりさんのスケジュール術。『佐々木かをりの時間術』にその内容が詳しく書かれている。

 佐々木さんは「仕事もプライベートも、すべてのスケジュールを1冊の手帳に書く」ということを強く勧めている。さらに、「時間軸に沿って、予定を面で押さえる」「やりたいと思うことを先取りしてスケジュール帳に書き込んでしまい、自分にアポを取る」「やるべきことはその時間帯のところに書き込む」「いついかなる時も手帳を持ち歩く」など、学ぶところが多く、この考え方に出合ったことは私にとってとても大きかった。いまの私のスケジュールの立て方は、この考えを元にしている。

 さらに佐々木さんは、その考え方が実践できる手帳「アクションプランナー」を発売しており、私は毎年、それを使っている。先週、若い起業家が集まる会に出席したのだが、女性起業家の方々の多くが、このスケジュール帳を使っていると聞いて納得した。

 ほかにも、たとえば、経済評論家の勝間和代さんの『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』、レバレッジコンサルティング代表の本田直之さんの『レバレッジ時間術』などが、最近の書籍の中ではおもしろかった。どちらも「最小の労力で最大の成果を得る」という考え方である。

 手帳だけではない。PC上ではGoogleカレンダーも使っている。私にとってこれはサブなので、すべてのスケジュールを書き込んでいるわけではないのだが、リマインダとして活用している。

 たとえば、会議や電話取材などの予定を書き込んでおくと、決められた時間になると(私の場合は5分前)、PC上にポップアップで知らせてくれたり、携帯のメールに予定を送ってくれたりするのだ。これが実に便利。作業に没頭するうち、会議の開始時刻をうっかり忘れてしまう、ということがなくなった。

 さらに、来年から始まる新しいプロジェクトは、チームでGoogleカレンダーを共有し、スケジュール管理をする予定だ。

 最後に、どんな時間管理術の本にもきっと書いていないであろうことで、私が実践している面白い使い方をひとつご紹介しておこう。それは、「実現するかどうか自分では決められない、希望の予定を書き込んでおく」というものである。

 たとえば、抽選でしかチケットが手に入らないコンサートの日時を、結果が発表される前に書き込んでおく。すると、不思議なくらいによく当選するようになったのだ。「この日のこの時間にこれをする」ということが、スケジュール帳を繰り返し見ることによって潜在意識に刷り込まれ、実現するのではないかと思っているのだけど、どうだろう?

これが「アクションプランナー」。佐々木さんは「手帳は人生の脚本」だと言う。その通りだと思う。