少年は大人ではなく「大きな少年」になった。ポパイ オイリーボーイ 第2号発売!

(2009.05.15)

「少年ぽさを残したスタッフが集まって作っているといったものを感じさせる」
1977年6月25日発売の『ポパイ』10号は、初めての「サマーボーイ」特集号だった。

この号の編集後記で、『ポパイ』のデザイン的な生みの親であり、
創刊号の表紙を描いた堀内誠一さんから
編集長に手紙が届き、その内容を紹介している。
冒頭の一文は、そのときのものだ。
そして、続く。
「この『ポパイ』は、共通の思考回路を持つ編集者と読者の友情雑誌のようだ」

あれから、ボクたちは、何回かの夏を経験した。
麦わら帽子でセミを追いかけた夏、
バーミューダショーツでみゆき通りを歩いた夏。
嵐の後楽園球場でグランドファンク・レイルロードを観た夏、
『勝手にシンドバッド』を聞きながら二人で134号線を走った夏。
真っ黒に日焼けした夏もあれば、仕事が忙しくて休みが取れなかった夏もある。
大笑いした夏も、泣いた夏も経験した。
当たり前だが、夏の思い出は数えきれない。
しかし——
例えば、今度が50回目の夏であっても「たった」の50回だ。
「たった」の50回目の夏じゃないか。

少年は大人ではなく「大きな少年」になった。

好きなものは変わることはない。
大事なものは変わることがない。
今度の夏が何回目であろうとかまわない。
もっと楽しい夏にするために、
共通の思考回路を持つ編集者と読者の友情雑誌『オイリーボーイ』は
本気でいっしょに遊び、そして、考えた。

少年は大人ではなく「大きな少年」になった。

5月18日発売の『オイリーボーイ』
第2号は、
一冊まるまるボクたちがいちばん好きな季節=夏。
「サマーボーイ」と「気分は、もう夏」という2大キラーコンテンツを柱に
『オイリーボーイ』が等身大で語る「いまのボクたちの好きなもの」が並ぶ。
ファッション、クルマ、ホビー、音楽、湘南、サンタンオイル、
加えてアメリカの州になって50周年のハワイ取材もチカラいっぱい。
「50歳のボクたちが50歳のハワイに会いに行く」
そして、松山猛が案内する香港。
フムフム、フーン、そうだそうだ、ヘーっ。
間違いなく「大きな少年」の今回の夏の参考書になる。

少年は大人ではなく「大きな少年」になった。

オール・サマー・ロング。
一年中が夏だったらいいのに。
気分は、いつもいつまでもサマーボーイだ。
あの頃の夏も、今度の夏も、熱い!

そして、断言する。
「この『オイリーボーイ』は、共通の思考回路を持つ編集者と読者の友情雑誌の
ようだ」

5月18日発売『Oily Boy 2009 Summer』 980円
誌面をめくると、まずは気になる話題満載の「Oily Boy pop*eye」から。
大きな少年、『Oily Boy』はハワイへ向かった。
この夏『Oily Boy』に欠かせない夏の大道具&小道具大全ページ。