『SARAVAH 東京』こんにちは。- 7 - ドキドキ、予約始まる。

(2010.11.22)

サイトがとりあえずアップされました。そして今週の初め、初予約メールが入りました!

まだないお店に予約が来ました。なんかドキドキ。そういえば、開店まで20日ちょっと。12月は、もうイベントがかなり入っています。ほとんどソワレ君の仲間です。ソワレ君はシャンソン歌手です。「シャンソン」とはフランス語で「歌」。英語で「ソング」のことですから歌手、ということですが、なぜか日本ではシャンソンというジャンルがあります。これが私には不思議なんですね。

その上、日本のシャンソン歌手の人たちはすごく古い60年前くらいのフランスの歌を歌うのですが、私以上にフランス人はもっとわからないでしょうね。外国に行って、60年前のそうですね、藤山一郎さんの「丘を越えていこうよ」みたいな歌が「Uta」というジャンルになっていたとしたら不思議ですよね。たぶん、多くの日本人にとってその時代のフランスが一番印象に残っているから、素敵に思えるからなのでしょう。

でも、それって歪んでいて、ある意味、面白い。移植された土地で、不思議な仇花が咲くような感じです。インドカレーとライスカレーの関係? でも日本のカレー、外国人みな大好きね。変形もこれまた文化。シャンソン。これは完全なる邦楽です。いつか日本の誇るシャンソンということで世界がびっくりするかもしれませんよ。

そもそもがフランスの歌であっても、戸川昌子さんなどはどんな歌でも昌子ワールドに取り込んで彼女しか歌えない、味のある歌にしてしまう。たとえそれがカントリー&ウエスタンでもブルースでもきっと彼女は昌子節にしてしまうでしょう。それで、立派なのだと思います。

で、シャンソン歌手でシャンソンが大好きなソワレ君はシャンソンナイトをプログラムしました。その予約が続々と入ってきているのです。『青い部屋』では月曜シャンソンというプログラムがあるので、火曜日に、火曜シャンソンのプログラムを入れたようです。“火曜に、通う”、シャンソンナイトになってほしいです。仇花には仇花の面白さもあって、ピエール・バルーなどはメイドインジャパンのシャンソンが面白くて、青い部屋によく行ってます。皆さんのまだの方はぜひ発見していただきたいです。

どんな歌でも昌子ワールドに取り込んでしまう戸川昌子さん。『SARAVAH 東京』の火曜日夜は、“火曜に、通う”、シャンソンナイト。まだの方はぜひ
発見していただきたい、邦楽「シャンソン」。

 

ドキドキ、ラジオ番組も流れます

『TOKYO FM』の衛星ラジオ放送『MUSIC BIRD』の『MOONKSTYLE(ムンクスタイル)』という番組で、普段たぶんその名のとおりジャズの番組なのでしょうが、DJの大河内さんが私とソワレ君を番組に招待してくれました。先日その録音に行ってきました。

よくSARAVAHレーベルのことを知っておられる方で、この『SARAVAH 東京』にも期待していてくださいます。12月にもジャズのDJナイトをしてくださるようですよ! 期待してます。

『MOONKSTYLE』は毎週木曜日22:00~23:00にオンエア中。『SARAVAH』レーベルと『SARAVAH 東京』についての特集は2010年12月2日(木)放送です。私とソワレ君がゲストで大河内さんとおしゃべりします。『SARAVAH』レーベルの名曲はじめ、ソワレ君の曲もかかります。ぜひ聴いてください。

『MUSIC BIRD』『MOONKSTYLE』
http://www.musicbird.jp/channels/musicbird/thejazz/index.html

 

 

マイア・バルーチケットは売り切れ??

マイア・バルー@パルコ劇場のコンサート。11月のはじめにチケットが店頭から姿を消してしまいました。うれしいことにテレビCMのおかげでしょうか? チケットがどどっと売れたようです。そこで関係者が持っていたチケットをみんなでかき集めてやっと又少し店頭で買えるようになりました。ほっ。

リハーサルも始まって先日見に行きました。すばらしいミュージシャンの面々で、その上タップに熊谷和徳さん、きっとすばらしいライブになることでしょう。

マイア・バルー ホームページ http://maia-zoku.com/ 

 

 

あっちもこっちも

12月10日。お店のオープンの日、なんと私はもう一軒のイベントスペース、ラ・ケヤキ(新宿区内藤町)で『We “Hub” Music』というイベントを企画しているのです。

これは、今回の店を見つける前から決まっていたイベントで、HUBになりたい、と希望するアーチスト安田寿之さんが毎回違う人を招いてやるイベントの第1回目です。 

みなさままだ席が少しあります、こちらもぜひいらしてくださいね。ゲストの盛りだくさんですし、アーチストとの距離ゼロ、ともに飲んで語って、の限定40名、アットホームイベントです。

一度に2つの場所にいられればいいのに。それは不可能なので私は新宿区と渋谷区を駆け巡ることになってしまいました。

『We “Hub” Music』 http://lamusee.exblog.jp/

 

 

南ヨーロッパの香りが

シェフの作ってきたサンプル料理をお見せします。南フランスやイタリア、スペイン、または地中海の料理も混ざった創作料理が出来上がっています。この店はライブハウスではないのですよ。よい音楽の聴けるレストランバー。といっても言い過ぎではない、ワインはナチュレル(オーガニックとかビオという呼び方は違うそうです)

シェフの試作、南ヨーロッパの香りです。
やはり、自分が食べたいもの、飲みたいものを揃えたいではありませんか。名前にこだわって高いワインを出すのは私たちのポリシーではありません。小さなワイナリーでまじめに作っている個性あるワインをそろえています。
南フランスやイタリア、スペイン、または地中海の料理も混ざった創作料理です。

 

『ラ・ケヤキ』の与えてくれた人脈と知恵

先先週は宮古島のお祭りでした。実にいろどりがきれいで。心温まる野菜料理を造ってくれたのが『キッチンじゃからんだ』の小原千嘉子さん。

キッチンじゃからんだ http://kitchen-jacaranda.com/

そして先週は九州からやってきた皆様と来た柿豚の会。
『りょうだのごはんたべよ』 http://www.ne.jp/asahi/gohan/gohan/ 

の若松さんが腕を振るって、柿の実を食べた豚肉と柿と米、みな九州のこだわり農家の若者たちが作った農作物を味わいつつ日本のこれからの農業に思いをはせる会。と、『ラ・ケヤキ』で2週続けて食の会をしました。

http://kakibuta.com/ (ぜひ見てください、たのしおいしそ~です)

宮古島の野菜で勝負する『キッチンじゃからんだ』の千嘉子さん。

『ラ・ケヤキ』でさまざまなイベントを始めてもう10年近くになります。その中で多くの方々に出会い、特においしいお酒、食べ物を作る方々に会うことができました。彼らから教わった、食べ物に対する尊敬というか、よい食品を評価する。という姿勢は、今の環境を考えるときに大切なベースだと思います。そして教わったことでもっと大事なのは、一人で食べてもつまらない。みんなでわけあえば、おなかがいっぱいになる。ということです。

聖書に出てくるお話で、どこかでイエス・キリストが説教していて、あまり熱がこもって、時間を忘れ、気がついたら大勢の人がおなかぺこぺこになっていた。でもパンが一塊とぶどう酒が皮袋にひとつしかなかった。けれど、とにかく分け与え始めたら奇跡が起きて、どんどんパンとぶどう酒が増えていってみんなお腹いっぱいになりました。というような(うろ覚えですみません、キリスト教徒でもないわたしです)そんな話があった記憶があります。あれって本当なのです。

食べ物って分け合って食べれば食べるほどおいしくて、しかもおなかがいっぱいになってくるのです。これは実践で知りました。そんなわけで、もともとおいしいものを楽しく食べればもっとすてき。『ラ・ケヤキ』のスピリットが『SARAVAH 東京』にも生かされます。

秒読みに入った『SARAVAH 東京』開店。現場は白熱しています!!

 

 

 

 

『SARAVAH 東京』のホームページがオープンしました!
 http://www.saravah.jp/tokyo/