深瀬鋭一郎のあーとdeロハス『深瀬さんず』を応援します! 
『世界の終り』の深瀬慧さん、BL漫画家の深瀬紅音さんなど。

(2011.03.02)

いよいよひな祭りですね。うちの娘は初節句なので雛人形を飾りました。東京都心にほど近い狭いわが家でも、コンパクトに飾れる、しかも十五人飾りの五段飾りまたは七段飾りを探し、浅草橋の裏手にある小さな店舗で、「
ようやく見つけた! 」と思って作家名をみたら、何とうちの息子と同名だったのです。不思議なご縁を感じたので、この雛人形に決めました。

十五人 五段飾り

最近はご当地江戸川区出身のKREVAや、RADWIMPS、相対性理論、世界の終りなどが我が家のヘビー・ローテーションなのですが、それらの中で、『世界の終り』のボーカルでソングライターの深瀬慧さんが書いた曲『天使と悪魔』(テレビ朝日のドラマ『霊能力者小田霧響子の嘘』主題歌)の歌詞「いじめは正義だから悪を懲らしめてるんだぞ そんな風に子供に教えたのは僕らなんだよ」というのにもやられました。
 

『天使と悪魔/ファンタジー』世界の終り LASTRUM MUSIC ENTERTAINMENT
『リバーシブル』深瀬紅音 海王社 GUSH COMICS

また、ボーイズ・ラブ(BL)・コミック作家の深瀬紅音さんの新作『リバーシヴル』 (海王社GUSH COMICS) が発刊され、、BLファンの腐女子以外には『恋はすぐ隣』とか『いいなり』とか正直きっつい題名の本が多いのですが、勇気を出して秋葉原の『まんだらけ』で購入して読んでみました。すると、ああいうこととか、こういうこととか、まっすぐな男子にとってはなかなか参りましたです。

さらに、つい最近まで、ニューヨークで開催されるアート・フェアに家内が出品する絵画の画材選びや、完成作品『四天王』(The Four Divas)の写真撮影を手伝っていたこともあり、このところ、周りにいっぱい『深瀬さん』という名のクリエーターがいて、「みんな頑張っているなあ」と思っていました。だから、今回のコラムのテーマは「深瀬さんず(Fukase-sans)応援隊」です。

『四天王』Sachiko 木材、鉛筆、マニキュア、グロスメディウム

『深瀬』というのはマイナーな名字ですが、「芸」の世界では意外と多士済々です。上記の他にも、ウェブで確認できる範囲ですと、写真家に深瀬昌久さんあり、テレビのディレクターに深瀬雄介さんあり、ミュージカルには『アニー』のタップ・キッズ役の深瀬友梨さんあり、モデルに深瀬なおさんあり、レースクイーンに深瀬花織さん(既に引退された模様)あり、パーカッション奏者に深瀬健太郎さんあり、画家に深瀬優子さんあり、山岳渓流ガイドに深瀬信夫さんあり。

全員、筆者の親戚ではありませんし、面識もありませんので、機会があれば、集まって「深瀬さんずトーク」をやってみたいですね。たまたま皆、異なる分野にいるので、面白いかもしれません。

なお、Sachikoは「夢幻の華」をテーマとする美人画作家で、世界3カ所のディーラーが主に海外で展示しています。阿佐ヶ谷美術専門学校在学中の06年に個展『祥展』(アートスペース・アブラウリ)でデビュー。07年にはコンペティション(Cube Space Club 青山)で2位に入り、08年には銀座の老舗exhibit Live & Morisから『あおぞらdeアート』に出品。09年に表参道ヒルズで発表した『紅の人、蒼の人』が『Art Competition in Sydney 2010 by Japanese Artists』(Tom Dunne gallery、シドニー)でブロンズ賞を受賞しました。

『紅の人』『藍の人』Sachiko

誰知らず彩のみ放ち佇むは、幻か。
過ぎ行くに手招いて この世ならざる悦楽を知らす。
時だにも流れ忘るるあやしの宴。
色香に酔うて、惚けて、惑い、来し方行く末も覚えず。
其は奇跡。ただ一時の奇跡なり。
いざや見ん。夢幻の華。

デビュー個展『祥展』告知ハガキより『水華』Sachiko

最近は『グループケルンジャパン展』(天理日独文化工房、ケルン)、アート・フェア『ART SANTA FE』(Santa Fe Convention Center、サンタフェ)、『ART TAIPEI 2010』 (Taipei World Trade Center、台北)、『The Sydney Affordable Art Fair』(Royal Hall of Industries、シドニー)、『SALON ART SHOPPING』(Carrousel du Louvre、パリ)などで展示しました。今年は3月に『Red Dot Art Fair』(82 Mercer、ニューヨーク)、6月に『Neu Kunstmarkt Art-Zen』(Blumeninsel-Kunst Galerie、バーゼル)に出展します。10月にはギャラリー・エデル(宝塚)で3年ぶりの個展を開催する予定です。

『摩睺羅迦』(Magoraka)Sachiko 銅板、ニードル、インク、MDF

 

さあ『深瀬さんず』がんばれ!(筆者もがんばらないとなあ。)