アートニュース Fromミュージアムカフェ – 5 - 「黄金の世紀」17世紀ヨーロッパ絵画の名作が一堂に! 国立西洋美術館『ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画』

(2009.02.26)

昨年、93万人という来場者記録を作った展覧会『フェルメール展』。そんなフェルメールの作品がまた日本にやってきます! 2月28日(土)から国立西洋美術館(東京)で開催される『ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画』に出品されます。

「ルーヴル美術館展……また?」と思ったアナタ。日本でも毎年のようにルーヴルからの来日作品がやってきては展覧会が開催されているのは確かですが、この春一番の注目展覧会と言っても過言ではない今展、キャッチコピーの「これぞルーヴル」という言葉の通り、ルーヴルの真骨頂ともいえる絵画作品が美術館を埋め尽くします。

ルーヴル美術館は年間800万人の来場者を誇る、世界一の美術館。今展ではルーヴルの膨大な所蔵品の中から、中世のヨーロッパ絵画をピックアップ。「黄金の世紀」とも呼ばれる17世紀の作品ばかりを集めました。71点中60点あまりが日本初公開、初めてルーヴル美術館の外に出る作品も少なくありません。

ヨハネス・フェルメール 『レースを編む女』 1669年−1670年頃
 © RMN / © Gérard Blot / distributed by DNPartcom

なかでも一番の目玉作品がフェルメール『レースを編む女』。とてもとても小さな作品ですが、30数点しか現存しない彼の作品の中でも人気が高く、傑作と謳われています。「光の魔術師」などと言われるフェルメールですが、この作品も光に満たされた静かな日常を切り取っている魅力的な作品です。

6月14日(日)までの会期中にはマンダリン オリエンタル東京での鑑賞券付宿泊プランン『MOルーヴル2009』や、パークホテル東京への宿泊と人気レストラン「レストラン タテル・ヨシノ 汐留」でのディナーコース、鑑賞券をあわせたプランなどを提供中。

史上初の展覧会イメージ・アルバム(ポップス編、クラシック編)も発売中と関連イベントやグッズにも注目です。

この春の一大イベントのひとつとして、スケジュールに追加するべき展覧会です!

『ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画』
期日:2009年2月28日(土)~6月14日(日)
会場:東京・国立西洋美術館
料金:1500円(一般)ほか
問い合わせ:ハローダイヤル Tel. 03-5777-8600

ペーテル・パウル・ルーベンス 『ユノに欺かれるイクシオン』 1615年頃 © RMN / © Hervé Lewandowski / distributed by DNPartcom
アンブロシウス・ボスハールト(父) 『風景の見える石のアーチの中に置かれた花束』 1619年  © RMN / © Franck Raux / distributed by DNPartcom−1621年
ヨアヒム・ウテワール 『アンドロメダを救うペルセウス』 1611年  © RMN / © Daniel Arnaudet / distributed by DNPartcom