“VACANTの課外授業”
「雑誌『オリーブ』をめぐって」

(2012.09.10)

この4月スタートした“VACANTの課外授業”はカルチャーの最前線で活躍するエディター、キュレーターが登場、現在のシーンを考察する講義シリーズ。第5回目はの講師は、この春「Olive1982-2003 雑誌『オリーブ』のクリエイティビティ」展を開催した金沢21世紀美術館キュレーターの高橋律子さん、テーマは「雑誌『オリーブ』をめぐって」。『オリーブ』という一つの雑誌から、“雑誌の時代”と“少女文化(ガーリッシュ•カルチャー)”について考えていきます。

かつてオリーブ少女と呼ばれた読者たちは、いま30代、40代となりましたが『オリーブ』の感性は、今なお生活の中に息づいています。ファッション誌でありカルチャー誌であった『オリーブ』の誌面には、心地の良いライフスタイルの提案とクリエイティブな視点が存分に込められていました。
時代を代表する『オリーブ』という一雑誌から、「雑誌の時代」を検証するとともに、「現在」としての少女文化(ガーリッシュ・カルチャー)について考えます。

『オリーブ』をかつて読んでいた人はもちろん、新時代のクリエイティビティを目指す人たちに。

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●講師プロフィール
高橋律子(たかはし・りつこ)金沢21世紀美術館キュレーター
金沢湯涌夢二館学芸員を経て、2005年より金沢21世紀美術館キュレーター。デザインギャラリー担当者として、『ガーリッシュ・カルチャー< リカちゃん>』』展(2007)、『フードクリエイション 食欲のデザイン展』(2008)、『art-ZINE』展(2011)、『Olive1982-2003 雑誌『オリーブ』のクリエイティビティ』』展(2012)等を企画。

2007年に金沢美術工芸大学にて博士号を取得。博士論文をまとめたものが、2010年『竹久夢二 社会現象としての< 夢二式>』(2010、ブリュッケ)として出版され2011年日本児童文学学会奨励賞受賞。大正時代の少年少女たちがどのように雑誌を読み、影響を受けてきたか、という視点にたつ研究で、雑誌『オリーブ』についての研究はその現代版でもある。


金沢21世紀美術館で行われた「Olive1982-2003 雑誌『オリーブ』のクリエイティビティ」展(2012年2月25日–7月1日)

「雑誌『オリーブ』をめぐって」 〜「雑誌の時代」と少女カルチャー〜
講師:高橋律子(金沢21世紀美術館キュレーター)
 

会場:VACANT ( 東京都渋谷区神宮前3-20-13)
日時:2012年9月17日(月祝)
開場:16:00 / スタート: 16:30

受講料 1,500円 *学割 1,000円(受付にて学生証をご提示ください
問い合わせ:03-6459-2962
予約:
booking@n0idea.com(VACANT)
*件名を「9/17 課外授業」とし、本文に「お名前/人数/ご連絡先」を記入したメールをご送信ください。万が一、2,3日経っても返信がない場合は、03-6459-2962(VACANT)までお電話ください。