『ミキモトホール』にて『ダッチデザインの伝統と革新』展。

(2014.04.07)
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『ミキモトホール』にて『ダッチデザインの伝統と革新』展より。リビングルームのようなスペース。ヘリット・リートフェルト リートフェルトチェア(レプリカ)、ジグザグチェア、椅子の上にはカッチャ・ソボル ジュエリーなど。

銀座『ミキモト』本店6階『ミキモトホール』にて『ダッチデザインの伝統と革新』展が開催中です。オランダのデザイン=「ダッチデザイン」に注目、家具や陶磁器、ファッション、ジュエリー、テキスタイルの作品約70点が、リビングルームやベッドルーム、ダイニング、玄関などひとつのお家の生活空間のようなユニークな展示です。

『ミキモト』とオランダとのつながりは2012年開催された『マウリッツハイス美術館展』でフェルメールの名作『真珠の耳飾りの少女』が来日してからだそう。同展覧会に協賛するほか、開催を記念して『真珠の耳飾りの少女』をテーマにしたジュエリーを『ミキモト』はもちろん現在オランダで活躍するデザイナーたちが競作し発表したことが縁になっているとのこと。

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アルド・ファンデンニーウェラール ランプ、ヤン・デブーヴリのソファ、アヌリス・プランティド ネックレスなど。
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ショルテン&バーイングス カラーポーセリン by 1616 / アリタ ジャパン。磁器のテーブルウェア。

今回の展示は、オランダ人キュレーター レン・コックスさんがセレクト。発想が自由で、ジャンルにとらわれることのない革新性を持ったダッチ・デザインの逸品が並んでいます。太陽光を蓄電、携帯電話の充電ができるドレス、陶器と籐の網籠のコンビネーション・プロダクト……斬新さがユニークです。2016年創業から400年を迎える「有田焼」の新しいブランド『1616 / Arita Japan』からは有田焼を新たに解釈、日本の伝統色を用いたショルテン&バーイングスの“カラーポーセリン”シリーズが展示されています。スマートさと温かさを兼ね備えた不思議な魅力です。また今展のために特別にミキモトパールを用いて制作された新作3点。銀座に立ち寄った折にはぜひのぞいてみてください。

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ベッドルームのようなスペース。エドゥワルド・ファンフリート ジュジュスモールチェア、スシコレクション。マルセル・ワンダースのカーペット ファダ・モルガーナ。

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パウリーネ・ファン・ドンゲン ウェラブル ソーラードレス。72個の太陽電池が縫い込まれている。
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スタジオダニエルの花瓶 プロンクシュウトゥック。陶と籐、匠の業を大胆にコンビネーション。

ミキモトパールを用いたイノベーションラボ 出展作品

mikimono dutch designマーク・ストゥルケンブボーム オーバーグロウン。指輪の入ったキャビネットをもうひとつの箱の中の鍵で開ける。

mikimono dutch designルイーズ・テ・プル パールズ ビフォー シープ。まるで油絵のような質感、空気感の静物画風デジタル・プリント。

『ダッチデザインの伝統と革新』

会期:開催中~2014年4月23日(水)
会場:銀座『ミキモト』本店6階『ミキモトホール』(東京都中央区銀座4-5-5)
時間:11:00~19:00
入場無料
問い合わせ Tel 03-5550-5678