深瀬鋭一郎のあーとdeロハストウキョウでミルキーウェイをみよう。

(2008.12.27)

今日はクリスマスですね。サンタクロース達は、太平洋の真中にある日付変更線が25日の朝を迎えるときまで、世界中の空を赤鼻のトナカイのソリで飛び回っている筈です。日本時間では何時まで世界のサンタ・プレゼント配達時間は続くのでしょうか。貧しい家の煙突から金貨を投げ込んだセント・ニコラウスも、もし現代の自分の話の脚色のされようを知ったら、どんなにか楽しく思うでしょうね(写真1)。

さて、エコ住宅への引越しや『エコプロダクツ2008』や、『eco japan cup 2008』と重なってしまい、ご紹介が遅れてしまったのですが、実は、先週の週末から『100万人のキャンドルナイト2008年冬至』と、その芸術部門である『TOKYO MiLKY WAY(トウ キョウミルキーウェイ)』 2008年冬至が開催中です。トウキョウミルキーウェイというのは、とても芸術的なロハスなアート・フェスティバルで、『あーとdeロハス』的にいえば、最重点チェックのイベントです(写真2)。

「キャンドルナイト」とは、電気を消してキャンドルを灯して過ごそうというスローライフ運動のひとつなのですが、日本では、カナダで2001年に原子力発電所建設反対のため行われた自主停電運動をヒントに、『100万人のキャンドルナイト』と銘打って、2003年の夏至から行われています。夏至と冬至を中心とした期間の夜に行われ、日本各地でさまざまなイベントが行われています(写真3)。

「キャンドルナイト」自体がアートな催しですが、トウキョウミルキーウェイになると、これに輪をかけるアート三昧です。「ロハスにジャンルはない」というコンセプトのもとで、キャンドルの明かりでアートをみる展覧会、ライブコンサート、コンテンポラリーダンス、美術作品のライブ制作、パーティなど、コンテンポラリー芸術などがどっさり山盛りです(※写真4)。しか も、ほとんどのイベントが入場無料。これはお安い!しかも質が高い!

実は、今回の『トウキョウミルキーウェイ』は12月27日(土曜日)で終わってしまうのです。ご紹介のタイミングが遅くなってしまってすみません(汗)。次の開催は2009年6月ころ、夏至をはさむ一ヶ月です。関東各県の50施設が連合して開催されます。初夏6月の風物詩、銀座名物「夜の銀座ギャラリーめぐり」や、漏れなくアートキャンドルをもらえるスタンプラリーも開催されます。次回こそは、このコラムで逸早くレポートしますね。

では皆さま、あーとdeロハスなクリスマスと、ハッピーな新年をお祈りします。また来年お会いしましょう。

 

参考URL :

100万人のキャンドルナイト 公式ウェブ

トウキョウミルキーウェイ 公式ウェブ

1 表参道のキリスト生誕インスタレーションです。

2『トウキョウミルキーウェイ』のロゴです。

3 和田倉公園アンビエントキャンドルパークです。


4 MireyHIROKI×KOHEI @COEXIST