池田美樹, 池田美樹のLOVE♥ CITY WALK友人のブランド『ROUROU』がドラマに服を提供。そこで見つけたものは……

(2008.09.09)
 クローゼットに山のように服があるにも関わらず「着ていく服がなーい!」とはよく聞く話。もちろん私もそう。
 それは賞味期限切れの服をいつまでも惜しんで置いておくからであり、季節ごとにきちんと自分のワードローブをチェックしていないからである、と、スタイリストの押田比呂美さんの著書『スタイリング更正術』に書いてあった。耳が痛い。

 さらに定番という言葉に引きずられて、毛玉のついたままのカシミアのニットを何年も着ていない? と続く。そんなことでくたびれて見られるよりも、シーズンに1枚、新しいコットンのニットを買ってこざっぱりしましょうよ、という。ああ、さらに耳が痛い。
 着ていく服を最大限、活かすなら、好きな色やスタイルの傾向を決めておくといい、というのもスタイリング上級者になる道だそう。

 皆さんにはお気に入りの傾向があるだろうか。私には1つある。私のワードローブの半分を占めているのが、友人のブランド『ROUROU(ロウロウ)』の服。パリコレにも出演した経験のある元モデルの早園マキが、2000年に立ち上げた。「ネオアジア」をデザインコンセプトにしている。

 横浜・中華街と代官山にショップがあり、そしてネットで全国展開、さらには上海にもショップをオープンと、快進撃を続けているのだけれど、今回、彼女からいいニュースが届いた。
 今度の土曜日、9月13日からNHKで放送されるドラマ『上海タイフーン』への衣装提供を行ったというのだ。

 このドラマの主演は木村多江。日本で仕事も恋人も失った30代女性が一念発起、上海でファッションブランドの起業に奔走するというあらすじ。上海で出会った投資家の中国人男性との恋愛もあり……、と、見所もたっぷりあるらしい。

 記者発表の写真を見たら、出演者の女性たちが『ROUROU』の服を着ているので、うれしくなった。なかには私が持っているのと同じものもある。ちなみに、このコラムの著者写真で私が着ている赤い服も『ROUROU』のものである。

 友人の活躍もうれしいものだけど、実はこのニュースの中で、「おおっ!」と思ったことがもう1つある。中国人男性役のピーター・ホーの存在だ。私は今まで知らなかった人なのだが、これがめちゃカッコいい!

 彼の出生地はカリフォルニア。両親は香港人、幼少期に台湾に移住し、現在台湾で活躍する俳優・歌手なのだそう。日本ドラマで主演するのは、台湾で活動するタレントとしては、金城武氏に続く2人目の快挙なんだとか。制作終了のパーティで本人と会った友人の感想は、「カッコよかったー! 日本でブレイク、間違いなし!」。

 普段、連続ドラマはほとんど見ないのだけど、友人の服の活躍ぶりも見たいし、動くピーター・ホーも見たいし(こっちが主目的!?)、久しぶりに、毎週、テレビの前に陣取りそうな私です。

column_080909_ph01

私の持っている『ROUROU』の服の一部。街で「どこの服なんですか?」と呼び止められたこともあります。レディースのみの展開。

WEBの表紙や中の着用写真にも早園マキ本人が登場。美しい。本人着用の服はすぐに売れてしまうのだとか。

ポイントを集めるともらえるこんなノベルティも楽しみのひとつ。

(2008年9月9日 anan編集部 池田美樹)