TOTO×マガジンハウス エコスタイル通信 – 4 - 今日のランチ、何km食べた?食べるもので、CO2の排出量を減らす。

(2009.08.03)

ランチのメニュー、スーパーの生鮮品棚。
「今日は、何を食べようかな?」と、お腹と相談。
それとも値段が気になって、お財布と相談?
食べるものを選ぶというのは、当たり前すぎて、
ちょっと手を伸ばせば、手に入る小さなこと。
今回は、食べるものの選び方で、
CO2の排出量を減らすことに役立つというお話です。
 

『写真/柿澤りか』

今日のお昼の定食で食べた、鮭の塩焼き。実はその鮭は、チロエ島ダルカウエから1万6345kmの距離をはるばるやってきたもの。距離にも驚かされるけれど、そもそもチロエ島ってどこ? ……と調べたら、南米チリ。お豆腐や油揚げ、お味噌に醤油の原材料である、大豆は米国アイオワ州から。アイオワ州というのは合衆国のほぼ中央にあって……という具合に地図で場所を見ていくと、まさに文字の如く“世界中”から食べるものがやってきていることがわかります。焼き鮭定食なんて、純和食だと思っていたのですが、食材自体は、どうやら海外で収穫されたり、栽培されたりしたものが……(続きを読む)

『TOTO×マガジンハウス エコスタイル通信』は、環境問題に真剣に取り組むTOTOとマガジンハウスのコラボレーションでできた、最新のエコ問題を取り上げるコンテンツです。環境をテーマに最前線で活躍するジャーナリストが、いま注目すべきエコなニュースはアクションをレポートしています。

筆者プロフィール

いのうえ あきこ

編集・ライター。“暮らし”“生活”から見た食やごみ、エネルギー問題などの環境問題をテーマにし、雑誌『BRUTUS』や『Hanako』、ウェブなどを中心に編集や取材、原稿執筆を行う。