おんなごころのトレンド通信 - 5 - 厳しい残暑は5時ラーで乗り切ろう!

(2010.08.23)

まだまだ猛暑の続く今日この頃。みなさま、変わりなくお過ごしでしょうか。

先日、お気に入りのネイルサロン@銀座に行った時のこと。ネイリストさんから「7月から9月までサマータイムを導入することになり、サロンの開店時間が変わりました。」との案内をいただきました。

なんでも最近、早起きなお客様が多いらしく、「開店時間を早めて欲しい」との要望が多数あったからとのこと。朝起きて何をしているのかまではご存知ではないそうなのですが、銀座という場所柄か、外資系企業で働く方は、時差の関係で朝5時に起きて自宅で海外の取引先とtelやmailをしてから出社…というパターンもあるようです。かっこいい。

更に話を聞いてみると、今、女性の間で朝5時に起きて仕事や勉強をする「5時ラー」が流行っているという情報を入手。“アムラー”を彷彿とさせるキーワードに、ちょっと流行りそうな予感がして、早速調査を開始しました。

既にブログやtwitterには、「“5時ラー”というのが流行ってるらしい」「今日は5時ラー! 朝から掃除をしてみました」などのカキコミがありました。また、女性誌『日経WOMEN』(日経BP社発行)7月号の特集「時間管理★黄金ルール」の中では、(特段 “5時ラー”という表記はありませんでしたが、)5時台に起きて語学や資格の勉強、ヨガやウォーキングをして健康管理、お弁当を作っている人が紹介されています。みなさん自分の状況に応じて朝時間を有効活用されているようです。

一方で私の場合、会社の就業時間が10時~19時で、帰宅後も深夜2時ぐらいまで仕事をしている完全深夜型&二度寝大好き!っ子なので、早起きをしようと思ってもなかなか続かないのが現実。。ですが!今回、せっかく5時ラーを取り上げるなら、早起き苦手女子代表として5時ラー体験をし、その感想をお届けしたいと思います。

 

“5時”の理由

その前に、ちょっとまめ知識。なぜ5時なのか?という疑問をもちまして、ヒントを探していたら、『朝5時半起きの習慣で、人生はうまくいく!』(遠藤拓郎著、フォレスト出版、税込1,260円)という本を見つけました。

そこに書かれていた“5時半”の理由を、私なりにざっくりまとめると、
朝起きて1時間程度日の光を浴びると、体内時計が調節され、ホルモン分泌を整えたり、ストレスが軽減したりする東京の場合、日の出時間は(春)5時半前、(夏)4時半、(秋)5時半過ぎ、(冬)7時前
朝早起きを習慣化させるには、体内の履歴効果を活かし、ある程度の期間早起きを続ける必要がある
⇒朝の時間をたっぷり取りたい人は、一番早くて5時半起きがベスト。春~秋にかけて朝早起きを続け、習慣化させるのがオススメというものでした。

ちなみに、“5時ラー”と同時に、“4時ラー”という言葉も流行っています。4時起きのメリットについては、マガジンハウス発行の『「朝4時起き」ですべてがうまく回りだす!』(池田千恵著、税込1,470円)という本を是非ご覧ください。

 

5時ラー体験レポ

さて、ちょっとだけ疑問が解決されたところで、いざ、Let’s5時ラー!お試しで3日間のみですが、折角なので「5時に起きてこれをする!」とテーマを決めて体験することにしました。

 
【初日:8月某日(土)】
プライベートな朝~贅沢なモーニングを堪能する~

前日2時半に寝たのにもかかわらず、スムーズに5時半に起床。歯磨き後、布団の中でもごもごすること1時間(長!)。時間なのでモーニングを食べに身支度開始。

朝から地下鉄に揺られること30分。前日に『朝美人.jp』というサイトで見つけて惹かれた『根津とうふ工房 須田』に到着。京都っぽい和の外観。お店の外で打ち水をしていた店員さんに、思わず「おはようございます。お食事いただいても宜しいですか?」と上品な挨拶をしてしまいました。

頂いたのは「朝膳」。メニューは、冷たい豆乳、すくい豆腐、小鉢(おから和え)、豆ご飯、味噌汁、香の物、玉子焼き、油あげ。止事無き事情(単なる撮り忘れ)により写真のない油あげは、醤油をかけて焼いてあって、その上にお好みで白髪ネギとおろし生姜を乗せて召し上がれ。醤油の香ばしい味が美味でした。

満腹で若干の腹痛を起こしつつ、帰宅したのは9時頃。さて、読書をしようかな……と思ってイスに座ったら最後。Go toうたた寝で、気づけば11時半になっていました。きちんと5時台には起きましたが、見事な二度寝により、5時ラー体験初日は失敗に終りました。。

 
【8月某日(日)】
仕事な朝~アイディア出しをする~

“朝は頭がすっきりしていて、アイディア出しに一番良い”というのを以前、本で読んだ事があったので、ちょうど私の仕事がプランナーということもあり、5時ラー体験2日目は、朝5時からアイディアブレストをしてみました。

今回の課題は、その日が締切りだった某社の新規キャラクターのプロフィール固め。本の通り、頭がすっきりしていて1時間足らずで決めることができました。これが午後や夜だと、その日に起きた様々なことが頭を同時に駆け巡り、脳はパンク寸前で、アイディア出しだけに集中することはできないだろうなと思います。

スムーズに事が運んだ喜びもつかの間、ホッとしたのか急に睡魔が…。そして気付けば、時計の針は10時…あぁ。。

前日、急な用事で結局寝たのが1時半過ぎだったので無理もないですが、どうやら仕事が深夜に及ぶ私の場合、朝5時起きは厳しい気配が。そこで、体験3日目は“6時ラー”に挑戦することにしました。

 
【8月某日(月)】
スキルアップな朝~カフェで読書をする~

無事に6時に起床。さすがに3日目ともなると慣れたのか、今日は眠気もなくすっきりお目覚めかも! と体の進化を若干感じ、朝型生活にハマリそうな予感。

7時半ぐらいにカフェに出発しようと、その間このコラムを執筆。目処がついたところで、急に眠気が襲い……気づけばお決まりの8時半!まさかまさかの3日間連続二度寝をしてしまいました。。(前日の深夜、NHKで放送されていた『東方神起』の特集を見てしまい、就寝が2時になったのがいけなかったようです。言い訳です。。)

 

5時ラー体験失敗に学ぶ

こうして3日間、5時に起床→二度寝の繰り返しで、5時ラー体験はまさかの失敗に終りました。
そこで、この失敗から学ぶ“5時ラーへの道”をまとめたいと思います。

 

目的を持つ

何のために朝5時に起きるのか。ここが明確でなければ、まず朝の眠気に勝つことはできません。セットした目覚ましを一度止めて、「眠いから今日はいいか…。」とそのまま寝てしまったり、もしくは私のように一度起きて作業をするも、再度強烈な睡魔に心折れる可能性大です。

 

“5時”にこだわらない

5時ラーをテーマにしておいてなんですが、早起きして何をするかを決めて、そこに必要な時間から逆算して起きる時間を設定するのがオススメです。「5時ラーが流行っているから、私も5時に起きよう!」という場合、5時起きが目的になってしまい、起きても「はて、何をしようか…。」と、せっかくできたフリーな時間を無駄にしてしまいます。

5時ラーになりたいという方や、生活を朝型にチェンジしたいという方! まずは「朝早起きして何をしたいのか」を決めて、所要時間&日中・夜の予定を見ながらベストな朝のスケジュールを組み立てて行くのが一番かなと思います。

さぁ~て。明日は朝ギリギリまで寝よーっと♪